カテゴリー「日記/2006年」の記事

仕事納め 『メモリーズ』通信

12月27日(水)

  今日も『メモリーズ』の稽古場へ。詳細は『メモリーズ』ブログをどうぞ。

  今日で私は仕事納め。今年も良く働いた。
  来年は1月5日から。いよいよ『メモリーズ』の稽古が本格的にスタートする。このブログの更新もそれまではお休みである。

  ご愛読ありがとうございました。来年が良い年でありますように!

 

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来年のことや、再来年のことや

12月26日(火)

  久しぶりに東宝演劇部へ顔を出す。

  出張や、東宝以外の仕事の準備をしていたので、なかなか顔を出せずにいたのである。が、本来私は東宝演劇部の所属なので、ここが私のホームグラウンドである。
  と言っても、オフィスに私のデスクがある訳ではない。稽古場と劇場が私の仕事場なので、それで不都合は無いのである。

  演劇部で、来年秋に再演されるミュージカルのチラシのゲラを見せてもらった。

  なるほど。そうなりましたか。

  このチラシは新年早々にお目見えするそうである。

  その後、帝劇地下の稽古場に移動。そして再来年早々に上演予定のミュージカルのためのオーディション。
  2時間で10人ほどにお目にかかり、それぞれ歌を聞かせていただいた。感謝。

  この作品のことも来年の春くらいには情報公開になるだろう。

  芝居の準備は、大抵は1年半か2年前くらいにはスタートしている。企画の立案は更にそれ以前である。情報が公開され、稽古が開始され、そして初日を迎えるまでには実に多くの人々が関わっているのである。
  そんな人々のためにも1本1本を大切にしなくては、なんてことを、今日は改めて感じたのであった。

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『メモリーズ』通信

12月25日(月)

  『メモリーズ』の、ダンス場面の稽古。

  まだラフだが、振付のウメダヒサコさんがダンスチームのためのナンバーを作る。
  『メモリーズ』の登場人物の中で「ダンスチーム」と設定されているのは森信吾さん、大貫杏里さん、安江友和さん、小宮山実花さんの4人で、今日は小宮山さん以外の3人と、何故か秋元麻衣さんが参加しての稽古であった。

  しかし・・・。

  『メモリーズ』の出演者は殆んどが20代の前半で(10代も2人いる)、はっきり言って私と彼らは、これはもう親子である。
  今後稽古が進行して行く過程で、今日はフルネーム・敬称付きであった彼らの呼称がどの様に変化して行くか・・・。

  お楽しみに。

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続・『メモリーズ』や『ハリウッド』や

12月19日(火)

  無事に出張から戻っている。

  出張の内容は今は詳しくは書けないが、その成果は2008年早々に披露されることになっている。2008年の前半と言うことは、程なく正式に発表されることになる、と言うことだと思われるので、それまでは妄想を逞しくしてお待ちいただきたい。

  さて、10日間の出張で中断していたメモリーズグッドラック、ハリウッドの準備が再開された。

  『メモリーズ』の方は音楽と振付の打ち合わせ。『メモリーズ』はミュージカルではないのだが、劇中にダンスシーンが登場する。そのダンスのための音楽をどういうものにするか、その打ち合わせであった。
  音楽のHIROSHI WATANABEさんが持ってきてくれたいくつかのデモを振付のウメダヒサコさんと聞いて、だんだんと方向性が見えてきた。近々ダンスに参加するキャストを呼んで、ダンス場面の稽古からスタートすることになろう。

  『グッドラック、ハリウッド』の方は美術、衣裳、音楽の打ち合わせ。美術は既に1度話し合いを済ませているので、今日は簡単な模型を見ながら具体的なプランを検討。「ハリウッドのある撮影所内にある脚本家のためのオフィス」が舞台で、今回はできるだけリアルに飾りたいと考えている。
  衣裳は、その模型や道具帳を見ながら、今日が1回目の打ち合わせ。衣装デザイナーは『プライベート・ライヴズ』に続いて黒須はな子さんで、ハリウッド黄金期の映画に詳しい黒須さんにこの素材は打って付けだと思う。デザインが出てくるのが大いに楽しみである。
  音楽は川崎晴美さん。『イット・ランズ・イン・ザ・ファミリー』『竜馬の妻とその夫と愛人』などでご一緒しているが、元々は東京サンシャインボーイズの旗揚げ公演で音楽を書いてくれたのが川崎さんである。なので、以来もう23年のお付き合いと言うことになるのだが、私がご一緒する大勢のクリエイターの中では最も古顔だと言うことである。
  こんな書かれ方、嬉しくないか・・・。

  『メモリーズ』『グッドラック、ハリウッド』では毛色も内容もまったく異なるが、その違いを満喫中の今日この頃である。

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『メモリーズ』や『ハリウッド』や

12月7日(木)

 午前中は木曜定例の日芸所沢。今日は年内最後の授業だったのだが、何だか集まりが悪かった。悲しい。

 午後は『グッドラック、ハリウッド』の美術打ち合わせ。
 この芝居は往年の名監督ビリー・ワイルダーの晩年をモデルにしたコメディで、映画を撮りたいのに撮らせて貰えない老監督が、偶然知り合った新進シナリオライターの脚本を読んである計画を実行に移すが・・・。
 美術デザイナーは『I Love You 愛の果ては?』『I Do! I Do!』の中村公一さんである。

 夜は『メモリーズ』の稽古。脚本の妹尾さんが顔を出してくださった。今日も読み合わせだったのだが、役柄やストーリー展開が手の内に入って来たお陰なのか、昨日より一段と面白くなっている。

 さて、実は明日から12月17日(日)まで出張です。その間の更新はありませんが、悪しからず。

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『メモリーズ』稽古始まる、そして『TDV』CD

12月6日(水)

 『メモリーズ~かつてすごし日々を愛でるというコト~』の稽古が始まった。と言ってもまだとびとびに、であるが。

 稽古初日の今日は読み合わせ。

 今回は若い俳優がほとんどで(と言うより、こっちが歳くって来ただけなのだが)、初めて仕事をする方も多い。なので、とにかく一度お互いの声を聞いておこうと言うことで、細かいことは気にしないでとにかく通して読んでみた。

 若いとは言え、それぞれが色々なジャンルでキャリアを積んできた俳優たちである。勢いがあるし、間も悪くない。今後の展開が大いに楽しみになった稽古初日であった。

 稽古後、所用で東宝演劇部へ。そこで『ダンス・オブ・ヴァンパイア』のハイライト・ライヴCDをようやく入手。ライナーには、ラストの「あの」顔の写真も入ってます。

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試演会 終わる

12月1日(金)

 東宝ミュージカルアカデミーの試演会が無事終了した。

 試演会は今期はこれで4回目で、今回初めてミュージカルを題材とした。『サウンド・オブ・ミュージック』『南太平洋』『イーストウィックの魔女たち』など、東宝がレパートリーにしている作品から7本を選び、18のシーン、或いはミュージカル・ナンバーをダイジェストしたものを稽古場で発表したのである。

 東宝ミュージカルアカデミーはこの4月に開校したばかりなので、いまの受講生たちは第1期生と言うことになるのだが、彼ら・彼女たち35名は、ひとりの脱落者もなく今日までレッスンに励んできた。
 技術的にも精神的にもまだまだ学ばなければならない事は多いが、1日1日の積み重ねが、彼ら・彼女たちを確実に成長させている。続けることの大切さとしっかりとした目的を持つことの重要さを、私も改めて感じている。

 今後1期生たちは、歌とダンスのレッスンを続けながら、デヴィッド・ルヴォーさんや楊淑美さんのワークショップ、ダンスの試演会、そして来春の卒業公演『レ・ミゼラブル』に挑むことになる。
 卒業後、35名全員がすぐにスポットライトを浴びることはないかもしれない。が、5年後、10年後、たくましく成長した彼ら・彼女たちの姿を、きっと色々なミュージカルで発見するだろう。

 「夢くらい見たってバチは当たらないでしょうが。」

 試演会の演目のひとつ『イーストウィックの魔女たち』の台詞だが、試演会が終わった今、私自身も夢見る事の大切さを再確認したのである。

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『メモリーズ』打ち合わせ

11月21日(火)

 午前中、『メモリーズ』の打ち合わせ諸々。

 以前も書いたが、この仕事は初対面の方が多い。今日も舞台監督の松嵜さんをはじめ、音楽のWATANABEさん、美術の土岐さん、act supportの水谷さんと名刺交換(持っていらっしゃらない方もいらしたが)。
 演出助手の松森君は舞台監督の松嵜さんが推薦してくださった新人で、今春日大芸術学部を卒業したばかりなのだが、実は私の教え子である。ひょんなところでの再会だが、頑張って良い仕事を見せて欲しい。
 で、今日のところは今後に向けての方針確認で、実作業は次回以降に。

 午後は東宝ミュージカルアカデミーの稽古場へ。今日で全ナンバーのステージング/振付が終了。青木先生、ご苦労様でした。
 いよいよ来週は試演会。粘って、今日は8時間稽古であった。

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長ーい1日

11月16日(木)

  今日は長ーい1日であった。

  午前中は毎週木曜日定例の日芸所沢キャンパス行き。9時開始の授業に間に合わせるためには自宅を7時には出なければならない。
  現在「演出実習Ⅱ」では、4つのチームに分かれて小作品を作っている。後期の授業では、それぞれが「演出したい作品」を持ち寄って、「なぜ演出したいのか」を全員にプレゼンする事をやって来た。その結果、前回までに4つの作品が選ばれ、今後はその作品を授業内で発表するところまでをやってみる。
  作品の企画者は当然演出を務め、それ以外の生徒は俳優として、或いはスタッフとして参加する。もとより劇場を使用するわけでもなければ外来の観客もない。実習の域を出る規模ではないのだが、それでもこれは芝居作りである。

  十分に楽しんで、存分に苦労するといい。

  午後は東宝ミュージカルアカデミーの稽古場へ。今日は道路事情が悪く、所沢からの移動に2時間も掛かってしまった。
  試演会も2週間後に迫り、こちらは佳境に入って来た。かつて東宝で上演されたミュージカル7作品から18のナンバーを選び、名場面集の様にして披露しようという試みである。名場面集とはいっても振付などは殆んど新規に起こしている。試演会の振付を担当してくれているのはアカデミーのダンス講師でもある青木美保さんなのだが、青木先生も私も、本公演以上のエネルギーをこの試演会につぎ込んでいる感じである。

  夜は来年5月末にある「創作舞踊劇場公演」の打ち合わせ。題材はシェイクスピアの『マクベス』で、それをどんな日本舞踊にするのか。
  同じ「音楽」と「踊り」を扱うのでも、ミュージカルを作るのとはプロセスがまったく違うので、仕事としてはとても新鮮である。毎回毎回発見があって、楽しい。

  帰宅した時は日付が変わっていた。今日は長ーい1日であった。

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ブログのネタ・・・

11月13日(月)

 ある芝居を観た。終演後、関係者と飲みに行った。その席である人から「このブログをとても楽しく読んでいるが、最近は更新が滞っていてつまらない」と言う励まし・・・と言うか苦情・・・というか、そんな風にお声を掛けて頂いた。

 最低週1回のペースで何か書き込もう、と考えてはいるのだが、週の大半は東宝ミュージカルアカデミーでの集中授業をやっており、以前も触れたが、その内容はここでは書かない決まりなので、残念だがそれはネタにならない。
 アカデミー以外にも、先々の仕事で打ち合わせやら、人に会うやら、オーディションやらで結構忙しくはしているのだが、それらも情報公開がまだなので、今はまだここでは触れられない。

 そんな訳で、仕事の周辺は充実しているのだが、ここは充実していないのである。
 ではあるが、どうぞ暇な時には覗きに来てくやってくださいませ。がんばります。

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