カテゴリー「日記/2023年」の記事

『SHINE SHOW!』大千穐楽!

9月17日(日)

 8月18日にシアタークリエで開幕した『SHINE SHOW!』が本日、兵庫県立芸術文化センター阪急中ホールで大千穐楽を迎えた。

 ご来場・ご声援くださった皆さん、ありがとうございました! そしてキャスト・スタッフ・公演関係者の皆さん、そしてそしてスウィングの大和田あずささんと三原一太さん、お疲れさまでした!

 『SHINE SHOW!』は、翻訳ミュージカルや翻訳コメディを演出することの多い私にとっては久しぶりの“日本発のシチュエーション・コメディ”であった。
 初めてご一緒する脚本の冨坂さん、そして初めてご一緒するキャストの方も少なくなかったのだが、それでも「古巣に帰った……」ような居心地の良さと充実感(緊張感を含む)を味わえた公演であった。まるで『君となら』(私のプロとしての演出家デビュー作)の時に戻ったかのような……。

 私は『君となら』『SHINE SHOW!』のような笑える“前向き”な芝居が好きなんだなあ。

 関係者がSNSなどで呟いているのでご承知の方も少なくないと思われるが、現時点で『SHINE SHOW!』再演の計画は無い。

 ……が「未来永劫無い」と決まっているわけでもない。再演になるかならないかは今後のお客様からの反響次第であろう。

 というわけなので、皆さんどうぞ“圧倒的な”ご要望をお寄せください! (私にじゃないよ。東宝演劇部に!)

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『SHINE SHOW!』通信 兵庫公演開幕!

9月15日(金)

 兵庫公演が無事に幕を開けた。矢吹ジャンプさんも無事に帰還した。大勢のお客様がご来場くださり、とても素敵な初日であった。

 今日は朝夏まなとさんのお誕生日であった。

 初日につき、カーテンコールでは朝夏さんがキャストを代表してご挨拶。そして朝夏さんが中川晃教さんに振ると……
 舞台が一瞬暗くなり、中川さんがアカペラで(即興で……?)Morning...(朝) Summer...(夏)と歌い出した。

 何も知らされていなかった朝夏さんは「何ごと……!?」と困惑した様子であったが、やがて中川さんの歌が「Happy Birthday」に変わり、場内に割れんばかりの拍手が巻き起こった。
 中川さんのアカペラに続いて、会場内にハッピー・バースデーの演奏が流される。キャストとお客様とでハッピー・バースデーの大合唱となる。小越勇輝さんから朝夏さんに花束が渡され、涙をこらえきれない朝夏さんのために急遽ボックス・ティシュが上手と下手の両サイドから運び込まれた(その様子はこちらからどうぞ)。

 会場を後にし、一路東京へ……と向かう私の新幹線が大雨のため大混乱であったことはまた別の話。
 
 『SHINE SHOW!』は残すところ3回。9月17日(日)が大千穐楽である。

 見逃すな!

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『SHINE SHOW!』通信 兵庫へ!

9月14日(木)

 兵庫に来ている。『SHINE SHOW!』も残すところは兵庫での4公演だけとなった。

 まず嬉しいお知らせ。
 東京公演を休演していたフリーライター・井荻剛役の矢吹ジャンプさんが戻ってくる。で、今日は矢吹さん復帰に向けての舞台稽古。

 東京の千穐楽から10日空いている。結果から言えば“10日ぶり”らしさがあちらこちらに顔を出す愉快な(楽屋内にいる人しか味わえない)稽古となった。『SHINE SHOW!』は「間が空くと(毎日やっていないと)そういうことが起きやすい芝居」だと思う(今日やっておいてホントによかった)。

 さて。

 明日は兵庫公演の初日。会場は兵庫県立芸術文化センター阪急中ホールである。

 14時開演なのでお間違えのありませんように。

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『SHINE SHOW!』東京千穐楽!

9月4日(月)

 『SHINE SHOW!』東京公演が千穐楽を迎えた。8月18日の初日から今日まで、全23ステージを無事に完走した。

 ご来場・ご声援くださった皆さん、ありがとうございました。キャスト・スタッフほか公演関係者の皆さん、お疲れさまでした。そして矢吹ジャンプさんの代役を急遽務めてくださった三原一太さん、あなたは救世主です。

 ご観劇くださった皆さんがSNSなどで発信してくださる熱い声援が何よりもありがたく、そのお陰もあってか開幕当初はやや薄かった客席も日増しに客足が伸び、千穐楽前の何回かは「満員御礼」も出た。

 知名度のある原作を持たない“オリジナル”の新作はお客様も“様子見態勢”となりやすく、集客面で苦労することが少なくない。
 『SHINE SHOW!』も例外ではなかったが、もし「お客様満足度」のような指数があれば文句なしに上位グループに入っていたに違いない。終演後のお客様の表情や前述したネット上でのつぶやきがそのことを物語ってくれている。

 担当プロデューサーの今村さんがツイッタ…… Xに記しているように(それはこちら)、『SHINE SHOW!』がどんなに好評裏に東京公演を終えても、それだけでは再演に辿り着くことは難しい。ここから先はご覧くださった皆さんおひとりおひとりのお力添えが必要なのである。

 それはとそれとして。

 このあと『SHINE SHOW!』兵庫に向かう。会場は兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール。9月15日(金)から17日(日)の3日間、4ステージのみの上演である。

 東京を見逃して後悔されている方、既にロスで何も手につかない方……

 行っちゃえよ。

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『アニー』2023 大千穐楽

8月27日(日)

 丸美屋食品ミュージカル『アニー』。2023年の夏のツアーが新潟県民会館大ホールで大千穐楽を迎えた。

 今年の『アニー』は2019年以来の、4年ぶりの完全版での(2021年、2022年に上演された短縮版ではない)上演であった。コロナに関してはまだまだ予断を許さない状況下であったが、無事に今日を迎えられたことは何よりも嬉しい。

 と同時に「公演を無事に開催し続けること」に全力で取り組んだカンパニー全員の労をねぎらいたい。「withコロナ」と言う言葉も聞かれなくなって久しいが、今の状態が正にwithコロナであろう。
 コロナは存在する。しかしコロナで経済活動を止めない。そのための注意は怠らない。そう言うことであろう。

 話は変わる。

 2023年の『アニー』が終わった……と言うことは、2024年の『アニー』が動き出している……と言うことである。

 ご応募の皆さんはこちらからどうぞ。

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『家族モドキ』通信 大千穐楽

8月24日(木)

 7月26日に東京のシアタークリエで幕を開けた『家族モドキ』が、愛知県の刈谷市総合文化センターアイリスで大千穐楽の幕を降ろした。

 東京公演の後、愛知公演の前は大阪公演だったのだが、大阪への移動日は東海道新幹線大混乱の日であったらしい。

 私は、幸か不幸か『SHINE SHOW!』開幕に向けてシアタークリエに缶詰だったので大阪公演には参加しなかった。が、通常なら「のぞみ」で2時間30分程度の東京~新大阪間がその4倍近くかかるような混乱であったようだ。
 その混乱にスタッフもキャストも巻き込まれたらしく、座席の確保もままならず立ちっぱなしだったり、急遽他社線で迂回したり……という話も聞いた。

 予定されていたサンケイホール ブリーゼでの仕込み開始時刻に全スタッフは当然揃わず、一時は初日の開幕が絶望視されるような状況だったのではないかと想像する。
 が、幾つかの幸運と関係者全員の奮闘があって大阪公演は何事もなかったかのように幕を開けた。『SHINE SHOW!』も顔負けの裏話である。

 閑話休題。

 そんな舞台裏のトラブルには見舞われたものの、『家族モドキ』は1公演も中止されること無く全日程を無事に終えた。最後のカーテン・コールでは4人のキャストがご挨拶。その中で『家族モドキ』の配信が決定したことが報告された。詳細は公式サイトで発表されるそうである。

 さて。

 『家族モドキ』をご観劇、ご声援くださった皆さん、本当にありがとうございました。そしてキャスト&スタッフ、公演関係者の皆さん、お疲れさまでした。


 ではまた。劇場で。

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『SHINE SHOW!』通信 初日

8月18日(金)

 まず素晴らしい初日であったことをご報告しておきたい。

 コメディは、お客様に笑っていただいてようやくコメディとなる。たとえ本番と寸分違わずにゲネプロを遂行できたとしても、そこにお客様がいないのであればそれはコメディではない。コメディを目指す作品の単なる途中経過があるだけである。
 本番でお客様がご来場くださっても、笑っていただけなければそれもコメディではない。コメディを目指したがコメディとなれなかったものである。

 そう言う意味で今夜『SHINE SHOW!』はコメディとなった。だから素晴らしい夜なのであった。

 終演後のお客様の反応を伺う限り、顔寄せで述べた抱負(こちらを参照のこと)は達成できたのではないかと思う。もしそうであれば、その目標の実現に向かってひたすら邁進してきたキャスト&スタッフ全員の執念の賜物である。

 なので、後はひとりでも多くのお客様にご来場いただきたい。ご損は絶対にさせません。

 豪華歌入りシチュエーションコメディ『SHINE SHOW!』はシアタークリエにて9月4日まで上演中。その後、兵庫へ参ります。

 お見逃しなく!

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『SHINE SHOW!』通信 舞台稽古2日目

8月17日(木)

 舞台稽古2日目。

 午前中はスタッフのみでテクリハ。そののち舞台稽古、昨日の続き。
 8月14日のブログに「劇場入りしてから調整しなければならない項目が膨大」と記したが……その膨大な調整を何とか終えた。辛抱強くお付き合いくださった各セクションの皆さんとキャストの皆さんに感謝。

 さて。

 明日は待ち遠しかった初日。18時開演である。

 ……その前にゲネプロ。

 ……その前にお祓い。

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『SHINE SHOW!』通信 舞台稽古1日目

8月16日(水)

 朝から道具調べ/照明合わせ、そしてサウンドチェック……昨日の続き。夕方より舞台稽古。

 稽古場と劇場では当然のことながら多くの部分が異なる。

 稽古場はありがたいことに舞台の実寸が取れていて、稽古用の大道具もあり高低も再現されていた。が、あくまでも骨組みだけの仮の大道具なので本番用の舞台美術とは別物である。劇場の客席のような距離や角度から舞台を眺めることも稽古場では叶わない。

 音響デザインも稽古場としてはかなり充実した環境に設えられていた。が、劇場の客席に座ると、稽古場では再現されていなかった多くの情報が聞き取れることに驚く。のど自慢大会の臨場感は明らかに上がっている。

 照明も稽古場では一切表現されていなかった領域である。そして衣裳とヘアメイク。スタッフの力は偉大である。

 さて。

 舞台稽古は幕開きからまず場当たり。「稽古場では表現されていなかった様々な領域」と「芝居」を融合させることに主軸を置いて。

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『SHINE SHOW!』通信 道具調べ/照明合わせ

8月15日(火)

 道具調べ/照明合わせ。

 昨日少し時間を稼いだので、午後から予定されていた道具調べ/照明合わせも午前中からスタート。『SHINE SHOW!』はストレートプレイであるが照明のCueは300を超えるので、持ち時間は多いほどありがたいのである。

 『SHINE SHOW!』のハイライトである歌唱シーンを成立させるために、音響チームの仕込みも“ミュージカル並み”となる。加えて、カラオケ大会の舞台上と舞台裏、観衆の反応など、音響チームが再現しなければならない環境も多岐に渡る。ご苦労をおかけしている音響デザイナーは大野美由紀さんである。

 今日の作業も順調に進行して終了。明日は今日の続き。そして舞台稽古。

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