カテゴリー「日記/2019年」の記事

ミュージカル『アニー』2020 制作発表

12月9日(月)

 日本テレビへ。丸美屋食品ミュージカルアニーの2020年版の制作発表。

 日本テレビ主催のミュージカル『アニー』は2020年の上演で35周年を迎える。その35年を振り返る3分半の映像が流され、『アニー』が特別な作品であることを強く印象付けていた。

 今日の制作発表ではアニー役の荒井美虹さん&徳山しずくさんに加えて、ウォーバックス役の藤本隆宏さん、ハニガン役のマルシアさん、グレース役の蒼乃夕姫さん、ルースター役の栗山航さん、リリー役の河西智美さんも登壇された。もちろん全員扮装で、である。
 藤本さんは4年連続の出演で、蒼乃さんは今年に続いての出演、栗山さんと河西さんは今回が初出演、そしてマルシアさんは3年振りのカムバックとなる。

 制作発表には日本テレビ主催『アニー』の初代演出家である篠崎光正さんもご参加くださり、初演の頃の裏話などを聞かせてくださった。出番を待つ間も舞台裏で色々な話を聞かせていただくことができて何よりも嬉しかった。
 そして公式サイトでは全キャストが発表になっている。(それはこちら)そちらも覗いてみてください。

 2020年の『アニー』は4月25日(土)から5月11日(月)日まで、東京・初台の新国立劇場 中劇場で上演される。夏には恒例の全国ツアーも行われるので、どうぞお楽しみに。

 あ、その前にクリスマスコンサート2019

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『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』東京千穐楽

12月8日(日)

 11月15日に開幕した『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』東京公演が千穐楽を迎えた。
 ご来場・ご声援くださった皆さん、ありがとうございました。キャスト、オーケストラ、スタッフほか、関係者の皆さん、お疲れさまでした。

 今日も客席は大変な盛り上がりであった。キャストの何人もが「拍手と歓声で自分の声が聞こえない」と漏らした。嬉しい悲鳴である。
 カーテン・コールではキャストを代表して朝夏まなとさんがご挨拶(森公美子さんと今拓哉さんは一足先に昨日千穐楽を終えている)。ご挨拶の後も、お客様は何度も何度もキャストを舞台に呼び戻してくださった。

 終演後は舞台裏で手締め。これから先の全国ツアーの無事を祈る。そして田中プロデューサーの「撤収!」の声を汐にキャストたちは楽屋へ引き揚げ、舞台ではクイーン・オブ・エンジェルス教会の解体作業が始まった。

 『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』の全国ツアーは、富山を皮切りに静岡、大阪、名古屋、福岡、長野へと赴く。富山での会場はオーバード・ホール。公演は12月14日(土)と15日(日)の2日間である。

 そして『天使にラブ・ソングを…~シスター・アクト~』の来日公演が来夏に行われることも発表された(そのニュースはこちら)。

 私たちの日本版も来日版も、どちらも末永く上演され続けますように。

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『ダンス オブ ヴァンパイア』東京千穐楽

11月27日(水)

 11月5日に開幕した『ダンス オブ ヴァンパイア』東京公演が千穐楽を迎えた。

 ご来場、ご声援くださった皆さん、ありがとうございました。キャスト、オーケストラ、スタッフほか、関係者の皆さん、お疲れさまでした。
 今日の客席は『ダンス オブ ヴァンパイア』の千穐楽に相応しく賑やかで活気に満ちていた。そのエネルギーに背中を押されたように、キャストのひとりひとりもとても生き生きと演じているように見受けられた。

 カーテンコールではキャストを代表して山口さんがご挨拶。山口さんには珍しく、オーケストラを巻き込んだ“ちょっびり手の込んだ”ご挨拶であった(昨日と今日のカーテン・コールの様子はYou Tubeの“Toho Channel”にUPされている。それはこちらこちら)。
 終演後は舞台裏で三本締め。ウィーン劇場協会から総監督のフランツ・パタイさんやミュージカル部門監督のクリスティアン・シュトルペックさんも駆けつけてくださった。

 『ダンス オブ ヴァンパイア』はこのあと名古屋、福岡、大阪へと赴く。
 まずは名古屋。御園座で12月15日(日)の開幕である。

 『ダンス オブ ヴァンパイア』は“常習性の極めて強い演目”であるらしい。ひとたびその魅力に取りつかれると何度でも繰り返し観たくなってしまうのであるらしい。

 ……御園座でお待ちしています。

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『アニー』2020 ダンスキッズ決定!

11月24日(日)

 丸美屋食品ミュージカル『アニー』に登場する“ダンスキッズ”のオーディションが昨日と今日で行われた。

 今年も沢山のキッズたちが応募してくれた。ダンスのスタイルもスキルも様々なキッズたちであったが、ひとりひとりの「ダンスが好きだ」と言う気持ちはひしひしと伝わって来る。それだけで見ている私たちの胸はもう一杯である。

 審査担当者一同、熟考に熟考を重ねた結果、今年も12名のダンスキッズが選ばれた。このブログを記している時点で公式サイトにはまだ記載は無いが、遠からず発表になるだろう(追記/発表されました。こちらからどうぞ)。

 参加してくれたキッズの皆さん、お疲れさまでした。そして本当にありがとう。
 キッズたちを支えてくださったご家族の皆さんにも心より御礼申し上げます。

 昨年のダンスキッズ・オーディションについて触れたブログにリンクを貼っておく。ご興味のある方はこちらからどうぞ。

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『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』ダブルキャスト初日!

11月16日(土)

 公演2日目。朝夏デロリスと大澄カーティスの初日。今日も沢山のお客様にご来場いただき、そして大いに盛り上がった。

 朝夏さんのデロリスは森さんのデロリスとはまた違っていて、チャーミングなのに凛々しく、ワイルドなのに繊細で、さっぱりとしているのにとても女らしい。演出家としての本音を言えば、2人のデロリスのうち“どちらかのデロリスを”ではなく、“どちらのデロリスも”ご覧いただきたいのだが。

 作品全体としては、会場が帝劇からシアターオーブになり、キャストが大幅に入れ替わったこともあって、初演や再演とはやや異なる印象になっているのではないかと思う。が、『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』が私たちに与えてくれる幸福感は今までのままである。少なくとも増えはしても減ってはいない。

 これで『シスター・アクト』通信は終わりである。ご愛読ありがとうございました。
 次は『アニー』2020通信。始まるのは来年の3月ですが。

 『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』東京公演は12月8日(日)まで。その後は富山、静岡、大阪、名古屋、福岡、そして長野へ参ります。

 最後に、『ダンス オブ ヴァンパイア』の稽古で留守がちだった私に代わって『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』をまとめてくれた演出補の鈴木ひがしさんに、この場を借りて一言感謝を。

 ひがしに神の祝福を!

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『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』初日!

11月15日(金)

 翻訳・訳詞の飯島早苗さんが登場。
 飯島さんは10月18日の顔寄せを台風の影響で欠席されたのだが(その日のブログはこちら)、晴れてカンパニーの皆さんとご対面。

 さて、初日である。が、その前に2回目のゲネプロ。
 昨日のゲネプロ後のノートが反映された、満足度の高い2回目であった。スピード感もしっかりと維持されているし。

 ゲネプロ終了後、舞台にて初日のお祓い。
 いつものようにキャスト、オーケストラ、スタッフほか関係者が集まり、公演の安全と成功を祈願する。

 そして初日。
 沢山のお客様にご来場いただいた。開演を待つ場内は、期待感と緊張感が入り混じった初日特有の空気であった。が、オーヴァーチュアが始まり、我らがマエストロ=塩田明弘さんが客席に手拍子を促すと場内は一気にヒート・アップ。ラストシーンに至るまで温かい拍手を何度も何度も頂いた。

 カーテンコールで「一緒に歌おう踊ろう」が行われることは以前記した通りである(それはこちら)。皆さんに“振り付けのポイント”3つを教えてくれるのはパブロ(林翔太さん)とジョーイ(KENTAROさん)である。

 明日はダブルキャストの朝夏さんと大澄さんの初日。明日も盛り上がりますように!

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『シスター・アクト』通信

11月14日(木)

 舞台稽古3日目。

 午前中は各セクションの直しや調整。舞台稽古は今日も午後からで、2幕の後半からカーテンコールまでを稽古。
 舞台稽古後、劇場ホワイエで森さんと朝夏さんの囲み取材。ネット上には既にいくつかの記事がUPされている。

 そしてゲネプロ。

 きびきびした気持ちのいい出来で、稽古場のタイムと比べると2分近く短くなっている。『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』のようなミュージカル・コメディとしては願っても無いスピード感であった。
 ゲネプロ終了後、全体でノート。残された時間がある限り、もっともっと高いところを目指したい。

 さて。

 明日は初日。その前にもう1回ゲネプロ。

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『シスター・アクト』通信

11月13日(水)

 舞台稽古2日目。
 午前中はスタッフのみでテクニカル・リハーサル。舞台稽古は今日も午後からで、1幕の後半から2幕の中盤までを稽古。

 一日を終えて、劇場階からスタッフ出入口のあるフロアまで下りるエレベーターで、美術の松井るみさん、衣裳の前田文子さん、演出補の鈴木ひがしさん等と一緒になった。

 「この作品はやっぱりいいよねぇ」
 「観てて幸せになるしねぇ」
 「初演は何年前だったっけ?」
 「2014年だからもう5年前」
 「5年前よりも今の世の中に必要な作品だよねぇ」

 その通りだと思った。

 世界は年ごとに“不寛容”になっているように感じられる。そんな時代にこそ『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』である。
 きっと皆さんも幸せな気持ちになれるはずである。

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『シスター・アクト』通信

11月12日(火)

 舞台稽古1日目。

 午前中はオーケストラと音響チームのサウンドチェック。並行して照明合わせ、昨夜の続き。
 舞台稽古は午後から。幕開きのデロリスのナンバー2曲をサウンドチェックを兼ねて当たったのち、オリエンテーション。舞台上と舞台裏の注意事項を舞台監督の佐藤さんから受ける。

 そして舞台稽古スタート。全編を幾つかのブロックに分け、ブロックごとに場当たり。場当たりの後、オーケストラ付きで2回(ダブルキャスト各1回ずつ)稽古。順調に進行し、予定されていたメニューよりちょっぴり先まで進む。
 舞台稽古ののち、更に照明合わせの続き。

 シアターオーブのエントランスは渋谷ヒカリエの11階にあり、劇場ホワイエは更に登ったフロアにある。
 ガラス張りのホワイエからは渋谷の街並みが見下ろせる(正面は今月1日にオープンしたばかりの渋谷スクランブルスクエアである)。今日はとても良いお天気で、ビルとビルの間から富士山が綺麗に見えていた。

 天気予報では初日の15日は「晴れ」である。ご観劇の前後にホワイエからの眺めも楽しんでいただければ幸いである。

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『シスター・アクト』通信

11月11日(月)

 照明のフォーカス合わせ。並行してオーケストラのシーティング。フォーカス合わせ終了後、道具調べ/照明合わせに入る。その合間を縫うようにして音響チームのサウンド・チェック。音響デザイナーは山本浩一さんである。

 シアターオーブの座席数は2000名弱。収容人数で言えば帝劇とほぼ同数だといえる。
 どちらも東京を代表する大劇場であるが、客席に座ってみると舞台の見え方には若干の違いがある。1階席の勾配や広がり具合、舞台までの距離、上層階の構造(帝劇は2階席までであるが、オーブは3階席まである)や天井の高さなど、両者の差がそのまま見え方の違いに反映されているように思う。

 劇場という建物はひとつひとつオーダーメイドで作られる。映画館もかつてはそうであったが、シネマ・コンプレックスが増えた現在では特徴のある映画館は少なくなる一方だろう(ただし映画鑑賞の環境は飛躍的に向上したと思う)。
 劇場にはそれぞれに個性がある。褒められる劇場ばかりではないかも知れないが、そのことも含めて観客の記憶には残るはずである。

 皆さんの記憶に残る劇場はどこだろうか?

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