『レベッカ』通信 プレビュー3日目
12月3日(月)
ミュージカル『レベッカ』プレビュー公演3日目。
まだ初日を迎えていなかった最後の1人、桜井玲香さんの初日である。
初の翻訳ミュージカル出演で、しかもその主人公である。それをミュージカル界のベテランたちに混じって演じるのにはどれ程の勇気が必要だっただろう。しかし今日の桜井さんはそんなことは微塵も感じさせず、堂々と舞台に上がった。
完璧に演じた……とは言わない。ミスもあったし、稽古ではもっと上手くできていた個所もあった。が、それらを帳消しにして余りあるエネルギーと新鮮さが舞台には溢れていた。大塚さんとも平野さんとも違う桜井さんの「わたし」が、舞台には間違いなく存在していた。
今日の舞台が、これから先に続く桜井さんの舞台歴の忘れ難い1ページになったとしたら、こんなに嬉しいことはない。
『レベッカ』は明日でシアター1010でのプレビュー公演を終え、ツアー公演に出発する(ツアーの詳細はこちらから)。愛知を皮切りに、年内は福岡と大阪へお邪魔する。
年が明けるとシアタークリエでの公演が待っている。「シアタークリエ10周年記念ラインナップ」のラストを飾る公演である。
これで『レベッカ』通信はひとまずおしまいである。お付き合いくださった皆さん、ありがとうございました。次は(恐らく)『レベッカ』通信 あけおめ編。
どうぞ良い年をお迎えください(ちょっと早いけど)。
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