カテゴリー「『ファースト・デート』」の記事

初日 『ファースト・デート』通信

11月22日(土)

 初日である。

 ゲネプロのダメ出しと、それに伴う修正は昨日の内に済ませているので、今日の持ち時間はバンドさんにお付き合いいただいて何曲かを合わせたり……する程度で軽く済ませる。
 開演の2時間前には舞台にて恒例のお祓(はら)い。キャスト&スタッフ、公演関係者一同が参集し、公演の成功と安全を祈願する。

 そして18時の定刻を数分押して、『ファースト・デート』の初日が開幕。
 お客様の笑い声と拍手に大いに乗せていただいて、キャスト一同も生き生きと、とても楽しそうに歌い、踊り、演じている様に見えた。その楽しそうな雰囲気がまた客席へと伝わり、今日のシアタークリエはとても幸福な空気で満たされた。

 本編終了後はカーテン・コール。
 初日と言うことで中川さんと新妻さんがご挨拶。新妻さんが「せっかくなので皆さんも一言」とおっしゃって、古川さん、未来さん、今井さん、藤岡さん、昆さんからもご挨拶。全員の声を聞くことができて、とても素敵なカーテン・コールとなった。
 ご挨拶の中で、中川さんが私のことをご紹介くださったのだが、クリエの最後列(しかも通路際ではない所)に着席していた私は、機転が利かず何とも中途半端な対応をしてしまった。中川さん、ご来場くださった皆さん、ごめんなさい。

 さて。

 遂に開幕した“ブラインド・デートあるあるミュージカル『ファースト・デート』”。始まってしまえば、あっという間に千穐楽だろう。シアタークリエでの千穐楽は12月4日である。どうぞお見逃しの無い様に。

 これで『ファースト・デート』通信はおしまいである。ご愛読、ありがとうございました。

 次は『ラ・カージュ・オ・フォール』通信。12月の中頃には始まる予定です。

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『ファースト・デート』通信

11月21日(金)

 舞台稽古2日目。

 まずは昨日の続き、「愛をオーダー」の後からカーテン・コールまでを舞台稽古。大休憩を挟んだ後、タイムテーブルより15分ほど早い時刻よりゲネプロ(通し舞台稽古)。
 とてもバランスの良い(ゲネプロ後の、音楽監督の島さんの言葉。私も同意見)、今まで積み重ねてきたことが上手く繋がったゲネプロであった。関係者の声も概ね好評で、私としては一安心である。

 ゲネプロ後はダメ出しと幾つかの修正。ゲネプロまで来て初めて気付くことや、ここまで来てようやく迷いが吹っ切れることがあるものなのである。

 さて。

 明日は初日。18時開演である。

 開演前の場内アナウンスは「あの人」と「あの人」が務めてくれている。なので、そういう部分をお楽しみになりたい方は、少し早めに(アナウンスは開演のおよそ20分前、10分前、5分前、そして終演後に流される予定)ご入場ください。
 そして、以前にも触れたことだが、『ファースト・デート』には途中休憩は無い。お手洗いや売店のご用などは、どうぞ余裕をもってお済ませくださいます様に。

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『ファースト・デート』通信

11月20日(木)

 舞台稽古1日目。

 午前中はスタッフのみでテクニカル・リハーサル(略して「テクリハ」。分かり易く言えば「転換稽古」)。
 『ファースト・デート』は場面転換がほとんど無いので、場面数の多い他のミュージカルと比べると、テクリハでも、道具調べや照明合わせでも、スタッフ・ワークに必要とされる時間が驚くほど少なくて済んでいる。
 今回、仕込み~舞台稽古は4日間で済ませなければならないのだが、通常から見ればやや少ないと思われる4日間が、『ファースト・デート』ではかなり余裕を持ったペースで作業を進めても、タイムテーブルに若干の余裕を残せている。
 もちろんそれは、各セクションの努力と創意工夫の賜物なのだが。

 テクリハを終えて、バンドの皆さんのサウンド・チェック。更にその後、キャストの皆さんにも加わっていただいてサウンド・チェック。ミュージカル・ナンバー何曲かを確認した後、舞台稽古に入る。
 舞台稽古は幕開きの「運命の人」から。
 まず本番仕様のセットと明かりの中で、ブロック毎に場当たり。細かな諸々を確認した後、バンドさんも加わってその場面を改めてあたる。それを繰り返して、1日目の今日は「愛をオーダー」を終えたところで稽古を終了した。

 その時点で退館時刻まではまだ余裕があったので、残作業(照明作りの残りと、明日の分のテクリハ)。他のミュージカルだったら、連日深夜作業になっているだろう。

 明日は舞台稽古の続き。そしてゲネプロ。

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『ファースト・デート』通信

11月19日(水)

 今日もシアタークリエへ。朝から終日、照明作り(照明合わせ)。時々、音響チームのサウンド・チェック。

 照明は、劇場入りするまでその「実態」を目撃することができない。
 その分、事前の打ち合わせやデザイナーとの意思の疎通・イメージの共有が重要になって来る訳である。そして実際の「照明作り」は、「限られた時間をどれだけ有効に活用できるか」が、その仕上がりを大いに左右する。日本では、照明作りは常に「時間との戦い」なのである。

 今日は極めて順調に、予定されているメニューを無事に消化した。まだ全ての明かりを作り終えた訳ではないが、明日以降の舞台稽古に問題なく入れる状態になっている。照明チームの働きと、それを支えてくださった皆さんに感謝。

 という訳で、明日より舞台稽古。

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『ファースト・デート』通信

11月18日(火)

 シアタークリエへ。

 朝から『ファースト・デート』の仕込み作業が始まっている。
 私は昼頃に出勤し、「タッパ決め」と、その後の照明のフォーカス作業に立ち会う。今日は私の他にも美術デザイナーの中根さん、照明デザイナーの高見さん、音響デザイナーの山本さんが顔を出し、仕込み1日目にしては大変贅沢な顔ぶれであった。

 舞台では退館時刻まで照明のフォーカス。各セクションも並行して諸々の調整。大過なく1日目は過ぎた。
 明日は終日「照明作り」。そして舞台稽古の準備。

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『ファースト・デート』通信

11月17日(月)

 稽古場最終日。バンドさんと2度目の(そして稽古場最後の)通し稽古。

 昨日の通し稽古終了後にも細々とした確認や調整が行われているので、更にバランスの良い「バンド通し」であった。
 この3~4日間の『ファースト・デート』の成長は著しい。まだこれで「完成」と言う訳には行かないだろうが、この伸び具合であれば、劇場に入ってからが楽しみである。

 上演時間は、休憩なしの約1時間40分。カーテン・コールが付いても、1時間45分以内に収まるのではないだろうか。

 「稽古場の撤収が待っていたから」が理由ではないのだが、今日のダメ出しは短時間で済ませた。上手く行かなかった部分があったとしても、その理由と解決策が見えているからである。ここ数日の稽古が長時間に及んでいたので、「休息も必要だ」とも思われたし。

 シアタークリエでは『夫が多すぎて』が千穐楽。入れ代わりに『ファースト・デート』が劇場入りである。
 明日、明後日は稽古は無し。2日かけて入念にスタッフ・ワーク。

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『ファースト・デート』通信

11月16日(日)

 昨日までの課題をまず修正。そしてその後、バンドの皆さんと通し稽古。

 昨日、今日の2日間で施した修正・調整が上手く働き、完成度がさらに1段階上がった今日の『ファースト・デート』であった。
 通し稽古終了後はダメ出しと確認。更にその後、カーテン・コールの段取りを付ける。カーテン・コールの担当は演出助手の上田さんである(東宝では、カーテン・コールを作るのは、伝統的に演出助手の仕事なので)。

 話は変わるが、「譜面」と言う物には様々な音楽的指示が書き込まれている。

 「だんだん早く」とか、「情熱的に」とか、その音楽を演奏する上での約束事であったり、イメージの在り様であったり、様々な指示が譜面には記されているのである。
 『ファースト・デート』の譜面には、それらの一般的な指示の他に、「楽曲のイメージ」をより具体的・直接的に教えてくれる「特別な指示」が書き込まれている場合がある。

 以前、ウェイターのナンバー「愛をオーダー」に“Sinatra Swing”と言う指示が記されていることはこのブログでも触れた(それはこちら)。
 その他にも、レジーのナンバー「緊急措置」には“Lady Gagalicious”と記されているし、「気まずい沈黙」には“A la Simon & Garfunkel”、「インターネットは永遠に」には“Broadway Boom‐chick”……などと記されている。

 それらのお陰で我々は、既成の音楽用語からでは分からない「どんな音楽なのか」を知ることができる。もっとも、譜面は関係者以外の目に触れることはない物なので、それらの指示がどこまで真面目な気持ちで書かれたのか、或いはちょっとした遊び心なのか、実際の所は分からない。

 分からないが、でもそれらを発見した時、我々は大いにニヤニヤした。

 明日は古場最終日。どうぞ良い形で稽古を終えられます様に。

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『ファースト・デート』通信

11月15日(土)

 バンドさんとキャストの合わせ。

 『ファースト・デート』のバンドは6名編成。キーボードⅠ、キーボードⅡ、リード、ギター、ベース、そしてドラムである。
 キーボード/バンド・リーダーは江草啓太さん。『Chanson de 越路吹雪/ラストダンス』(2012年、シアタークリエ、他)で音楽を担当してくださった江草さんである。

 合わせでは、幕開きの「運命の人」からストーリーに沿って順番に、BGMなども含めて1曲ずつ確認。「Bows(カーテン・コール)」、そして「Exit Music」まで、全曲をあたった。

 バンド合わせを終えた後、ミュージカル・ナンバーの幾つかを固める。稽古ピアノの大隅さんが付き合って下さったのだが、大隅さんは「昨日でお疲れ様」ではなかったのだった。

 明日は抜き稽古の後、バンドの皆さんと通し稽古。
 初日まで、あと1週間である。

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『ファースト・デート』通信

11月14日(金)

 今日もまずは昨日のダメ出し。そして通し稽古。

 今日の通しは「扮装(衣裳とヘア)有り」であった。
 日々少しずつ、しかし確実に、『ファースト・デート』は完成に近づいている。今日も衣裳とヘアを着用したことで、昨日までの(稽古着での)稽古では見えていなかった「色々なこと」が見えて来た。扮装(コスプレ)の力は偉大である。

 そして、ピアノでの稽古は本日が最終日。明日からは、いよいよバンドの皆さんと合流である。稽古ピアノの大隅さん、お疲れ様でした。

 稽古場は残すところ3日。劇場入りももうすぐ、である。

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『ファースト・デート』通信

11月13日(木)

 今日もまず昨日のダメ出しから。

 手応えを感じた通し稽古のダメ出しは、そうでない場合と比べるとその量が少なくなる……と思われるのではないだろうか。
 私の場合、逆である。
 芝居の精度が上がって来れば来るほど、上手く行っていない個所は鮮明に見えて来る。なので今日のダメ出しは、昨日までに比べると大幅な増量であった。

 そしてダメ出し個所の確認・修正を入念に済ませた後、今日もまたまた通し稽古。

 入念な確認・修正が上手く機能して、今日の通しでは今までで最も大きな進化が見られた。この日が来るのを、固唾を呑んで待っていたのだ。
 永井さん担当の消え物も、どうやら光明が見えて来た様である。後はミモザサラダさえ何とかなれば。

 丸の内仲通りのイルミネーションが本日より点灯されたそうである。シアタークリエにご来場の際には足を延ばされては如何だろう。

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