『ミー&マイガール』通信
5月11日(月)
1幕1場の「ヘアフォード一族がビルを迎え入れる」ブロックをさらう。その後、1幕3場後半の「マリア公爵夫人によるビルを伯爵にするためのレッスン」場面を稽古。その後、振り固め。
東宝版『ミー&マイガール』が今回で3演目であることは5月8日の日記でも触れた。つまり再々演である。
ある作品の再演が決まると、必ず「再演ではどこが変わりますか?」と質問される。3月の『ザ・ヒットパレード』再演の折にも記したが(こちらやこちら)、私は、再演ではできるだけ「変わった」ことに気付かれない様な変更、修正を心掛けるべきだ、と思っている。
その気持ちは、今回の『ミー&マイガール』でも変わらない。もちろん稽古場では貪欲に、もっと面白いものを、より高いクォリティで、と思って稽古をしている。が、その「もっと」や「より高い」も、前回を全てチャラにしてしまう様な再演では、その達成は限りなく不可能に近い。
と言う訳で、今回の『ミー&マイガール』もいつもの『ミー&マイガール』と変わらない。ただし、今までで一番完成度の高い『ミー&マイガール』になる筈であるが。
最近のコメント