カテゴリー「『レベッカ』」の記事

『レベッカ』ダブルキャスト初日!

5月7日(木)

 ダブルキャストの朝月さんと霧矢さんの初日。これで全キャストが無事に初日を迎えた。

 今日も開演直前の場内は水を打ったような静けさであった。と言うことは「作品が醸し出す雰囲気」がそうさせる……と言うことらしい。いや、そうとも言い切れない。今日初日を迎えるキャストがいることから来る緊張感かも知れない。そもそも聴こえるか聞こえないかの音量で「波音」が流されているからではないのか。きっとそうだ。

 閑話休題。

 今日もカーテンコールはスペシャルで、今日が初日のお2人と海宝さんからご挨拶。
 昨日と言い今日と言い、本編のシリアスさとは180度異なるほほえましいご挨拶の連続で、きっとお客様も暖かい気持ちで劇場を後にされていることだろう。これなら大千穐楽まで毎日誰かにご挨拶してもらった方がいいような気さえする。

 これで『レベッカ』通信はおしまいである。お付き合いくださりありがとうございました。

 新生『レベッカ』は今までのどの上演とも異なる自信作に仕上がった。この作品は是非とも劇場で体験・体感していただきたいと思う。
 東京公演は6月30日(火)までと長丁場だが、チケットは残り少なくなっているようである。ご観劇をご予定の方はお早めにチケットをご用意くださいますように。

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新生『レベッカ』 開幕!

5月6日(水)

 ミュージカルレベッカが東京のシアタークリエで開幕した。7年ぶりの『レベッカ』。新キャスト、そして新演出である。

 5分前のアナウンスが終わると場内は水を打ったような静けさに包まれた。初日の緊張感のせいなのか、作品が醸し出す雰囲気からなのか、あるいはその両方なのか。『アニー』『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』の開演前がこの静けさでは辛いが、『レベッカ』では悪くない。
 明日以降も今日のように静かなのか、それとももう少しくつろいだ雰囲気に変わるのか? 後者ならそれは「初日の独特な空気感」のせいだったと言うことだろうし、前者なら『レベッカ』だからということになるだろう。どちらになっても問題は何も無いのだが、ちょっと気にはなる。

 そして。

 ご来場くださった皆さんが楽しんでくださったのかどうか。『レベッカ』ではその判断がいささか難しい。上演中に爆発的な拍手と言うものがあまり起こらないからである。
 『レベッカ』はストーリーもシリアスだし、歌い上げるナンバーの内容も明るいものばかりではないので、ナンバーの終わりでも手を叩きにくいのではないか……と想像する。が、もしかしたら「手を叩くに値しない」作品だとお客様が感じているから拍手が少なく感じられるのかもしれない。

 前者であることを演劇の神様に祈るばかりである。

 閑話休題。

 カーテンコールは初日スペシャル。キャストを代表して豊原さん、明日海さん、そして海宝さんからご挨拶。本編の緊張感とは打って変わって和やかなひとときとなった。スタンディングもいただいたし……。

 楽しんでくださっていたのかな?

 明日はダブルキャストのもう1組、朝月希和さんと霧矢大夢さんの初日である。

 楽しんでいただけますように。

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『レベッカ』2026 開幕目前!

5月5日(火)

 舞台稽古3日目。そしてゲネプロ。

 舞台稽古はいつだってスリリングである。限られたリソース(この場合は“持ち時間”や“人手”や“機材”などであるが)でどこまで理想に近づくことができるのか。何をあきらめ何を残すのか……? 考えられる限りの最善を尽くした結果が明日、皆さんにご覧いただく『レベッカ』である。

 上演時間は1幕が1時間20分前後、25分の幕間休憩を挟んで、2幕が1時間前後。これにカーテンコールがついて、全体としては2時間50分~55分……と言った仕上がりになるのではないかと思われる。

 さて。

 明日は初日。ダブルキャストの「わたし」は豊原江理佳さん、「ミセス・ダンヴァース」は明日海りおさんである。

 「緊張してる?」と質問すると「してます」と返してくるキャストが少なからずいる。「今までにないくらい……」と付け足すキャストも少なくない。過去に「わたし」を演じた皆さんもそんなだった。

 でも皆さん、心配はいらない。

 私だって未だに緊張してるのだから。

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『レベッカ』2026通信

5月3日(日)

 シアタークリエで舞台稽古が始まった。

 『レベッカ』の搬入・仕込みは直前の公演である『VOICARION』千穐楽の撤去・搬出を待ってスタートした。大道具の建て込みなど本格的な作業はその翌日から始まり、そののち照明のフォーカス合わせ、照明デザイン、オーケストラのサウンド・チェック……などを進めてきた。

 今日はまずテクニカル・リハーサル。続いてお祓い(おはらい。初日に行うことが多いが今回はこのタイミングで)。そして舞台稽古に入る。

 稽古場と劇場で一番大きく異なるのは、照明や舞台美術、衣裳やヘアメイクなど、稽古場には無かった(あったとしてもごく一部だった)視覚的な要素のすべてがそろうことであろう。もうひとつ、稽古場と大きく異なるのは音の聞こえ方=キャストの周囲の“音”の環境であろう。なので初日までの限られた時間の大半はその部分の調整に費やされることになる。

 劇場入りしてからのタイムテーブルは舞台監督の佐藤博さんが組み立てる。そのタイムテーブルの中で舞台稽古のメニューを組むのは演出助手の役割なのだが、今回は演出補の末永陽一さんが組んでいる。

 開幕まで3日。残り時間は潤沢にあるわけではないが、納得の行く形で開幕の瞬間を迎えたい。

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『レベッカ』2026 Weekly

4月27日(月)

 ピアノでの通し稽古は昨日で終了。今日からはオーケストラと合流し、キャストとの合わせ=オケ合わせである。

 『レベッカ』のオーケストラは11名編成。私たちの『レベッカ』では大劇場版の編成から人数を絞った“シアタークリエ版”のスコアを使用する。そのシアタークリエはオーケストラ・ピットを設営できないので、指揮者とオーケストラは舞台上手(かみて。舞台に向かって右側)の袖中(そでなか)で演奏することになる。指揮はお馴染みの塩田明弘さんである。

 塩田さんとオーケストラの皆さんは午前中にサウンド・チェックを済ませ、そののちキャストと合流して、ものすごい勢いでオケ合わせのメニューを消化してくださった。塩田さんとオーケストラ・メンバーの何人かは昨日まで山形で『ジキル&ハイド』をやっていたはずなのだが……。

 これが神業でなくて何であろう。

 明日はオケ合わせの続き。そののちオケ付き通し稽古の予定。稽古場で過ごすのも残りわずか。最後まで悔いなく過ごしたい。

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『レベッカ』2026 Weekly

4月20日(月)

 全場面にひと通り手を着けたので、この先は通し稽古を重ねて行くことになる。

 シリアスで緊張感が漂う場面も少なくない『レベッカ』だが、稽古場の雰囲気はとてもフレンドリーである。みんなで意見を出し合い、全員で芝居を作っているような感覚で、少なくとも私は居心地がいいし楽しい。

 話は変わる。

 Amazonの購入履歴によると、私は『レベッカ』の原作小説を2006年の7月14日に注文している。つまりその頃には『レベッカ』上演の話が進んでいた……ということだろう。手元にあるのは新潮文庫版なのだが、現在手に入る物とは翻訳が異なる大久保康雄さんの訳である。

 『レベッカ』は、同じミヒャエル・クンツェさん&シルヴェスター・リーヴァイさんの作品である『エリザベート』や『モーツァルト!』などと比べると再演の頻度は高くないかも知れないが、それでも日本初演からもう18年である。息の長い作品の1本に育った……と言っても言い過ぎではないだろう。

 新ヴィジュアルを使用した新しいフライヤーもできあがった。近年ではフライヤーを作らないことも珍しくないのだが、今回は作成された。ふたつ折りのとても雰囲気のあるフライヤーである。

 ぜひお手にとってご覧ください。

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『レベッカ』2026 Weekly

4月13日(月)

 立ち稽古は2幕の後半まで進み、おぼろげながら『レベッカ』の全体像が見えてきた。ミヒャエル・クンツェさんとシルヴェスター・リーヴァイさんによる濃密な音楽とともに、サスペンスに満ちたロマンティック・ミステリーをお楽しみいただけるのではないかと思う。

 『レベッカ』は、アガサ・クリスティに代表されるような“本格謎解きミステリー”ではないが、それでも謎はあり、どんでん返しもある。なのでストーリーをご存じない方には「予習をせずに」ご観劇されることをお勧めする。すでにストーリーをご存知の皆さんは「あの人があんなところであんな反応を……」を楽しんでいただけたら嬉しい。

 ミステリーは楽しい。アガサ・クリスティは中学時代の私の愛読書であった。劇場でミステリーを観るのも大好きである。

 作るのはものすごく骨が折れるけど。

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『レベッカ』2026 Weekly

4月6日(月)

 立ち稽古は2幕に入っている。

 前回、2018~19年の『レベッカ』まで、マキシム・ド・ウィンターを演じていらしたのは山口祐一郎さんである。「わたし」は大塚千弘さん(初演時は大塚ちひろさん)がやはり初演から前回まで務め、前回からはトリプルキャストとなり大塚さんに平野綾さんと桜井玲香さんが加わった。
 ミセス・ダンヴァースはシルビア・グラブさんが初演と再演で演じ、再演からダブルキャストとなってシルビアさんに涼風真世さんが加わり、前回は涼風さんと保坂知寿さんのダブルキャストであった。

 4回目となる今回の『レベッカ』ではその全員がご卒業、主要キャストは一新されることになった。クリエイティブ・チームもステージングの加賀谷一肇さん、舞台美術の伊藤雅子さん、照明の高見和義さんが初参加で、このカンパニーで新しい『レベッカ』に取り組んでいる。

 『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』『アニー』のように演出を変えずに再演を重ねる作品もあれば、『ジキル&ハイド』『レベッカ』のように新演出を世に問う作品もある。どちらになるのかによって作品作りのポイントや稽古の進め方は当然変わってくるのだが、そのどちらが良いか、或いは優れているか……という話ではもちろんない。どちらのやり方にもそれぞれの良さと価値があると思うのである。

 頭の使い方、神経の張り巡らし方……は、どちらになるかで全く違うのだけれど。

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『レベッカ』2026 Weekly

3月30日(月)

 順調に立ち稽古が進んでいる。

 今回の『レベッカ』は、ウィーンで2022年に上演されたヴァージョンに基づいている。
 2022年のヴァージョンでは台詞やト書きの一部に手が加えられている。譜面も部分的に改訂され、歌詞や楽曲のサイズ、歌われる場面や歌い手が変更になった箇所もある。そして1曲、新曲に差し替えられた楽曲がある。が、改定の程度は「もはや新作」……と言うほど大掛かりなものではない。

 今回のキャストはほとんどが『レベッカ』には初参加である。そのキャストの皆さんと稽古に取り組んでいると、以前の上演とは異なる解釈が生まれてくることが少なからずある。よく知っている……と思っていた台詞や音楽が、今までとは異なる意味合いで聞こえてくることも一度や二度ではない。

 芝居作りは本当に面白い。そして奥が深い。いま稽古している『アニー』でも、先日開幕した『ジキル&ハイド』でも、以前の上演とは違う景色が見える瞬間が何度もあった。

 正解はひとつではないのである。

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ミュージカル『レベッカ』 製作発表

3月26日(木)

 品川プリンスホテルへ。ミュージカル『レベッカ』の製作発表である。

 登壇者は海宝直人さん、豊原江理佳さん、朝月希和さん、明日海りおさん、霧矢大夢さん、それに私である。大抵の場合、製作発表での私の指定席はいちばん端なのだが、今日はそうではなかったのでちょっぴり居心地がよくない。が、それはどうでもいい話である。

 製作発表は“キー・ビジュアル”のお披露目からスタート。ベールの掛けられた大きなパネルの前に海宝さんが進み出てベールを外すと、ミステリアスで美しい今回のキー・ビジュアルが姿を現した。今までは公式サイトも文字情報だけだったのだが、今日からはコレである。

 続いてキャストの皆さん(と私)からご挨拶。それから取材の皆さんとの質疑応答。そしてフォト・セッション……と続いた。
 その様子はいつものように演劇メディアの皆さんが映像や写真を添えてお伝えくださるだろう。私がそれほど大したことを喋っていないことも明らかになるはずである。

 製作発表後は稽古場へ。既に立ち稽古に入っていて、キャストの皆さんやステージングの加賀谷一肇さんとアイデアを出し合いながら、今日も新しい場面を作る。

 それにしても……

 製作発表でアンベール(除幕)するのは流行りなのだろうか? (『エリザベート』でしょ? 『十二国記』でしょ?)

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