カテゴリー「『レベッカ』」の記事

クリエ ミュージカル・コンサート

6月16日(水)

  シアタークリエへ。『クリエ  ミュージカル・コンサート』のお手伝い。

  今日は午後から、場当たりを兼ねたオケ合わせであった。私の仕事は、演出的なことを補佐することでは無く、場当たり兼オケ合わせをタイムテーブル通りに進める進行係であった。
  本来の演出助手である末永君の作ってくれたタイムテーブルが実にしっかりと作られていたので、私は構成・演出の岡本義次さんの横に座って、只只タイムテーブル通りに進めて行けば良いのであった。

  とにかく、豪華な顔ぶれが入れ替わり立ち替わりゴージャスな楽曲を披露してくれるので、それはそれは贅沢感溢れるコンサートであった。何しろオーケストラの人数はシアタークリエで『レベッカ』を上演した時より大編成なのである。もちろん『レベッカ』からのナンバーも登場する。

  『クリエ  ミュージカル・コンサート』は18日より。

| | コメント (0)

『ウェディング・シンガー』『ナンシー』『レベッカ』通信

6月13日(日)

  1週間ほど留守にしていた。

  その間に色々なことが起こっていた。
  まず『ウェディング・シンガー』の再演が発表になった。これはとても楽しい仕事だったので、無条件に嬉しい。あ、劇場条件が変わるので、演出はやり直しである。だから条件付きで嬉しい。
  次に『ナンシー』が、北海道や九州を回って東京に戻って来た。新宿の紀伊國屋サザンシアターで、6月19日まで公演中!  その後、再び旅に出ます。
  そして大阪『レベッカ』大千穐楽。留守にしていたので無事だったのかどうかは全く分からないが、3ヶ月半に渡る長期公演を全行程終了した。関係者の皆さん、お疲れ様でした。ご来場下さった皆さん、ありがとうございました。

  ところで、5月29日付の日記に記した「大阪公演より施した『レベッカ』の変更点」とは、「わたし」が「モンテカルロでのマキシムとの想い出を瓶に詰めて残しておくことができれば」と歌う「永遠の瞬間」を短くしたことである。
  皆さんのご感想は如何だったであろうか?

| | コメント (5)

『レベッカ』通信・大阪編 最終回

5月31日(月)

  2日目。シルビア・ダンヴァースの初日。

  プロローグからモンテカルロへのシーン・チェンジで、舞台転換のトラブルがあった。
  舞台が止まるまでには至らなかったのだが、私は客席から観ていて肝を冷やした。こう言う時、演出家は全くと言っていいほど無力である。トラブルに気付かれたお客様もいらっしゃったと思うが、「その間」をたった1人で耐え忍び、繋いでくださった寿さんに、心よりお詫びと感謝を申し上げたい。
  それはともかく、以後は至って順調に進行し、シルビア・ダンヴァースも無事に大阪デビューを果たした。カーテン・コールは今日より通常スタイル、最後は昨日同様スタンディング・オベーションであった。

  1月の稽古からスタートした『レベッカ』も、いよいよ残り2週間である。開演前、たまたま楽屋のエレベーターで一緒になった阿部裕さんに、「(稽古から今日まで)長かったでしょ?」と尋ねたら、「この緊張感ですから長さは感じないですね」とおっしゃった。なるほど、現場の皆さんの感じ方はそうなのか。

  これで『レベッカ』通信・大阪編はお終いである。短期間ではあったが、お付き合いありがとうございました。
  ところで、5月29日の日記に記した大阪から施した「変更」についてであるが、これは全公演が終了したところで種明かしをしようと思う。

  『レベッカ』は6月13日まで!

| | コメント (5)

『レベッカ』通信・大阪編 初日!

5月30日(日)

  初日。

  波の音が遠くから聞こえてくる。目を凝らすと、星明りの下にうっすらと門扉が見える。オーケストラのチューニングが始まる。場内がゆっくりと暗くなる。やがて・・・・・・。

  15時ジャストに開演した『レベッカ』大阪公演のファースト・パフォーマンス。25分の幕間休憩を挟んで、本編の終了は17時55分ジャストであった。そのままカーテン・コールに突入。初日につき、カンパニーを代表して山口さんがご挨拶。既にお馴染みとなった、「消防」と「不眠不休の劇場スタッフ」への謝辞を述べられた。

  終演後、梅田芸術劇場と共に大阪公演を主催してくださった関西テレビ放送事業部の岡田美穂さんと大変久し振りの再会。
  岡田さんとは、まだ20世紀だった頃、PARCO劇場の芝居を大阪に持って来る時などに大変お世話になった。その後、出産などで一時仕事から離れられていたのだと記憶するが、今では事業部副部長として辣腕を振るっておいでである。『レベッカ』を担当する岡田さんの部下の方からお伺いしたことなので、たぶん本当だろう。

  明日はシルビア・ダンヴァースの初日。今日舞い降りた演劇の神様が、明日も浮気しません様に!

| | コメント (0)

『レベッカ』通信・大阪編

5月29日(土)

  午前中に残りのテクニカル・リハーサルを済ませ、午後から舞台稽古、昨日の続き。
  音響デザインと舞台転換のことを最優先にして、とにかくタイム・テーブルに収めるべく今日も飛ばしに飛ばす。舞台上のアクティング・エリアが名古屋、東京と大きく異ならなかったお陰で可能だったタイム・テーブルではあるが。

  演出助手の末永君、舞台監督の廣田さんとそのチーム、そして劇場スタッフの多大な協力を得て、タイム・テーブルより早くに舞台稽古を終了。休憩の後、ゲネプロへ。
  既に3ヶ月上演して来たものなので、仕上がりについては何の問題も無い。むしろ、3ヶ月続けて来たのに芝居がまったく崩れていないところが、このカンパニーの素晴らしいところである。
  1箇所だけ、大阪に来てから大きな変更を施した部分がある。これはウィーンの作者たちとも意見交換した上でそうしたのであるが、ご覧になる皆さんの賛否はどうだろうか?

  明日は初日。演劇の神様が梅田芸術劇場に舞い降ります様に!

| | コメント (3)

『レベッカ』通信・大阪編

5月28日(金)

  東京を離れると、仕事場と宿泊先を往復する以外にやるべきことがない。そうなると、思いがけず自由な時間が捻出できたりする。今日も舞台稽古までに時間が空いたので、いつも持ち歩いているくせに読めていなかった台本を一気に読み終える。楽しくてちょっとジーンとする良い話であった。

  さて『レベッカ』舞台稽古である。名古屋、東京と比べると大阪では劇場入りしてから初日までの持ち時間が1日少ない。しかも初日は15時開演である。スタッフ・ワークもだが、舞台稽古もハイペースで飛ばして行かなければ間に合わない。
  幸いなことに、と言うべきか、既に名古屋と東京で100回ほどの公演をこなして来ているので、舞台稽古もサクサクと進む。しかも今日は衣裳、ヘアメイクなし、つまり稽古着での舞台稽古であった。
  これはちょっと新鮮な見え方であった。いつもの見慣れている景色が初めての場所の様に感じるみたいに違って見えた。皆さんにもお見せしたいくらい新鮮だったのだが、残念ながらそれは叶わない。悪しからず。

  舞台稽古は予定を随分と巻いて早めに終了。まだ残っているスタッフ・ワークに時間を回せるので大いに助かった。
  明日も午前中はテクニカル・リハーサル。午後から舞台稽古の続き。そして夜はゲネプロ。ゲネプロは衣裳、ヘアメイクあり、である。

| | コメント (0)

『レベッカ』通信・大阪編

5月27日(木)

  ホテルの窓から正面には赤い観覧車が見えている。あの観覧車を屋上に戴いたビルは、かつて梅田コマ劇場が建っていた場所にある。
  旧・梅田コマ劇場が茶屋町に移転して名前も新たに「劇場飛天」として開場したのが1992年の秋である。劇場飛天はその後「梅田コマ劇場」に名前を戻し、今では「梅田芸術劇場メインホール」である。

  5月24日の『レベッカ』東京公演千穐楽を終えた後、スタッフはすぐに大阪入りして仕込み作業に入っていた。私が大阪入りしたのは昨日の夜で、それは昨日の日記に記した通り。今日からは道具調べ・照明合わせである。
  既に名古屋・中日劇場、東京・帝国劇場を終えているので、デザイナーの皆さんも、舞台監督チームも落ち着いたものである。但し、劇場側のスタッフは公演地毎に変わるので、その手順を一からまた付け直すことになる。

  中日劇場と帝劇とでは、客席と舞台の関係が随分と異なったので、見え方にもそれなりに違いがあった。梅芸もまた中日、帝劇とは異なる条件となるので、今までとは違った新たな見え方が生まれる。劇場が変わる面白さである。
  舞台の方はある部分は中日版に戻るのだが、舞台空間の高さは帝劇と同等である。そして帝劇にはなかった高所からの観劇、高所で且つサイドからの観劇がここならではの視点である。

  いつものように今日も深夜作業。が、予定のメニューを無事に終えたので一安心。明日は朝からテクニカル・リハーサル。午後からはサウンド・チェック、そして夕方からいよいよ舞台稽古に突入。

| | コメント (0)

『SFF&DFF』通信(もちろんネタバレ!)

5月26日(水)

  『SFF&DFF』の稽古場へ。

  『レ・ミゼラブル』の日本初演は1987年6月。帝劇で5カ月に及ぶロングランであった。
  『レ・ミゼラブル』を送り出したのはイギリスのプロデューサー、キャメロン・マッキントッシュである。マッキントッシュは『キャッツ』でミュージカルの作り方と興行方法を根本から変えたプロデューサーである。マーケティングを世界規模で行い、巨額の製作費を投じることで、それ以前の「台本とスコアだけをライセンスする」やり方ではなく、「オリジナル・プロダクションを世界各地で上演して収益を上げる」と言う新たなビジネス・モデルを確立したのである。『レ・ミゼラブル』以後、東宝ミュージカルの作り方、興業方法も大きく変わって行く。
  アラン・ブーブリルとクロード=ミッシェル・シェーンベルグの作り出した『レ・ミゼラブル』は、それ以前に主流であった「台詞とミュージカル・ナンバーが交互に現れる」と言うミュージカルのスタイルを、「全編が音楽で進行する」と言う形に変えた。そしてトレバー・ナンとジョン・ケアードは、この大河ドラマを巨大なセットを駆使して手際良く、リアルな群像劇として演出した。非現実の世界に誘うことが特質だと思われていたミュージカルの世界に、リアリズムを持ち込んで成功したのである。
  続いて『レ・ミゼラブル』の製作チームは、ベトナム戦争を舞台とする『ミス・サイゴン』を送り出す。帝劇で1992年4月にプレビューを開始し、1年を超える大ロングランを実現した。ロンドン発の「メガ・ミュージカル」が世界を席巻したのである。

  『SFF&DFF』では『レ・ミゼラブル』から「乞食たち」「ラブリィ・レイディ」「民衆の歌」を、 『ミス・サイゴン』からは「火がついたサイゴン」「サン・アンド・ムーン」「世界が終わる夜の様に」をお送りする。

  稽古終了後、「のぞみ」の最終新大阪行に飛び乗り大阪へ。『レベッカ』通信・大阪編のはじまり!  はじまり!

| | コメント (1)

『レベッカ』東京公演千穐楽 そして『SFF&DFF』通信(ネタバレあり!)

5月24日(月)

  帝劇へ。『レベッカ』東京公演の千穐楽である。

  早いものである。名古屋で初日を開けてから既に3カ月が流れた。帝劇だけでも2カ月が過ぎた訳だが、毎日劇場に通っているメンバーの感じ方も我々と同じだろうか?
  それはともかく、『レベッカ』は先日、シアタークリエの初演からの通算で上演回数200回を突破した。何よりもご観劇下さった皆さんに感謝したい。本当にありがとうございました。そしてキャスト&スタッフの皆さんにも。お疲れ様でした。
  『レベッカ』はこれから大阪へと旅立つ。梅田芸術劇場メインホールで、初日は5月30日である。関西の皆さん、お待たせしました。それ以外の地方の皆さん、禁断症状が出た時は大阪へどうぞ。

  帝劇を後にして『SFF&DFF』の稽古場へ。

  1970年1~3月の帝劇は『スカーレット』を上演した。『スカーレット』『風と共に去りぬ』をミュージカル化した作品である。後に執筆された『風と共に去りぬ』の小説版の続編と同タイトルなのでややこしいが、これはそれではない(後に帝劇で続編の方の『スカーレット』も劇化、上演しているので益々ややこしい)。
  脚本を担当したのは菊田一夫で、作詞作曲にはブロードウェイからハロルド・ロームが招かれた。演出のジョー・レイトン以下、クリエイティブ・チームはアメリカから、そして日本人キャストで上演された東宝発のオリジナル・ミュージカルである。このミュージカルは後に輸出され、1972年にロンドンの由緒あるドルリー・レーン劇場で1年近くに渡って上演された。

  東宝の日生劇場での公演は1970年9月の『ラ・マンチャの男』再演からスタートした。その後日生劇場では、1971年10月に『プロミセス・プロミセス』を、1972年5月には『スイート・チャリティ』を、1974年1月には『シュガー』を、1976年8月には『オズの魔法使い―ザ・ウィズ―』を、1978年8月には『アニー』を上演している。
  いま見ても実に魅力的な作品が並んではいないだろうか。

  『SFF&DFF』では『プロミセス・プロミセス』から同名のタイトル・ソングを、『スイート・チャリティ』からは「ビッグ・スペンダー」を、『ザ・ウィズ』からは「Ease on Down the Road」を、そして『アニー』からは「トゥモロー」を取り上げる。

| | コメント (3)

『SFF&DFF』通信

5月17日(月)

  『SFF&DFF』の稽古場へ。

  まず「SFF&DFF」とは何か?
  シアタークリエで6月6日に行われるコンサート(詳細はこちら)のタイトル『ing or the utre and ance or the uture』が長いので、誰が言い出すでもなく、その頭文字を取って「SFF&DFF」と記す様になった。私もそれに便乗することにするのである。
  既に出演者のブログなどに稽古の様子が記されているので、そちらをご覧になった方もいらっしゃると思うが、 『ナンシー』の初日と『レベッカ』のトークショウを抱えていた私は、それらを終えて、ようやく今日から稽古に加わることができたのである。

  このショーは、1963年の『マイ・フェア・レディ』から今日までの間に東宝が上演して来た数々のミュージカルの中から、代表的なミュージカル・ナンバーを集めてご披露させていただこう、と言う、言わば東宝版『ザッツ・エンタテインメント』である。
  まだ稽古がスタートしたばかりなので確定的なことは言えないのだが、上演時間は90分~100分程度で休憩なしのノンストップ、曲数は今のところ82曲を準備している。

  『SFF&DFF』通信が始まったばかりなのに大変恐縮なのだが、実はチケットが既に完売となってしまった。楽しみにしてくださっていて、まだチケットを入手されていない皆さん、本当にごめんなさい。
  そして幸運にもチケットを入手することができた皆さん、キャスト&スタッフ一同、全身全霊を捧げて素敵なショーにしたいと思っていますので、どうぞお楽しみに。

| | コメント (0)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

『その場しのぎの男たち』 | 『どんまいマインド』 | 『イット・ランズ・イン・ザ・ファミリー』 | 『イーストウィックの魔女たち』 | 『ウェディング・シンガー』 | 『エキストラ』 | 『エニシング・ゴーズ』 | 『クリエ・ミュージカル・コレクション』 | 『クールの誕生』 | 『ザ・ヒットパレード』 | 『シスター・アクト』 | 『シラノ』 | 『ジキル&ハイド』 | 『ダンス オブ ヴァンパイア』 | 『ドッグファイト』 | 『ナンシー』 | 『ニューヨークに行きたい‼』 | 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』 | 『パイレート・クイーン』 | 『ファースト・デート』 | 『フラガール』 | 『プライベート・ライヴズ』 | 『ミー&マイガール』 | 『メモリーズ』 | 『メリー・ウィドー』 | 『モンテ・クリスト伯』 | 『ラ・カージュ・オ・フォール』 | 『レベッカ』 | 『ワイルドホーン・メロディーズ』 | 『三銃士』 | 『予言』 | 『台所太平記』 | 『王様と私』 | 『田茂神家の一族』 | 『竜馬の妻とその夫と愛人』 | 『貴婦人の訪問』 | 『青猫物語』 | 『風と共に去りぬ』 | 『A Live Ⅱ』 | 『ALive Final』 | 『Chanson de 越路吹雪/ラストダンス』 | 『I Do! I Do!』 | 『SFF & DFF』 | その他 | アーカイブ | プロフィール・作品リスト | 日記/2006年 | 日記/2007年 | 日記/2008年 | 日記/2009年 | 日記/2010年 | 日記/2011年 | 日記/2012年 | 日記/2013年 | 日記/2014年 | 日記/2015年 | 日記/2016年