カテゴリー「『モンテ・クリスト伯』」の記事

福岡へ 『モンテ・クリスト伯』大千穐楽

1月19日(日)

 福岡、キャナルシティ劇場に来ている。『モンテ・クリスト伯』もついに大千穐楽。

 ご来場くださるお客様が日に日に増えて、千穐楽には「満員御礼」の立札も出た。彩吹さんが一足先に千穐楽を迎えた昨日の夜も、そして今日も、補助席が出る盛況であった。ご来場くださった皆さん、本当にありがとうございました。

 カーテン・コールでは出演者の皆さんからのご挨拶が。
 挨拶をされたのは坂元さん、石川さん、濱田さん、岡本さん、村井さん、花總さん、そして石丸さんで、それぞれに「キャナルシティ劇場での思い出」や「今の気持ち」などを述べられた。
 私は彩吹さんと並んで、一階席の最後列で今日の公演を観た(彩吹さんは、昨日のカーテン・コールでご挨拶をされた)。開演直前、席に着いた彩吹さんは「今日は一ミュージカル・ファンとして楽しみます」とおっしゃた。
 彩吹さんは、本編中も、カーテン・コールも、誰よりも熱烈な拍手を贈っていらした。そして終演後、つくづくと「面白かった」とおっしゃった。

 カーテン・コール終了後、緞帳を下ろした舞台に関係者一同が集まった。そして、いつの日かの再会を祈って、石丸さんの音頭で三本締め。
 無事にこの日を迎えることができた喜びと安堵、そして一抹の名残惜しさ……。
  名残惜しい筈である。稽古開始から三か月以上の月日を過ごしてきたチームなのだから。

  いつの日か、本当に再会できることを願って。

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『モンテ・クリスト伯』東京千穐楽 そして『クリコレ』通信

12月29日(日)

  日生劇場の『モンテ・クリスト伯』が千穐楽。

  ご来場くださった皆さん、本当にありがとうございました。キャスト&スタッフの皆さん、お疲れ様でした。 
  引き続き『モンテ・クリスト伯』は大阪、名古屋、福岡で上演される。既に「禁断症状」と言う方は是非!  お待ちしています。

  さて。

  『クリコレ』はオケ合わせの2日目。今日は2幕の楽曲を中心に。

  『クリコレ』のオーケストラのために素敵なアレンジを施して下さったのは音楽監督の八幡茂さんである。八幡さんは、膨大な楽曲のスコア全てを書いてくださった。
  『モンテ・クリスト伯』日本版のためのアレンジ、オーケストレーションも八幡さんのお仕事であった。ふた月続けて、膨大な譜面と格闘していただいた訳で、本当にお疲れ様でした。

  『クリコレ』では、『クリコレ』のために作られた楽曲が1曲だけ登場する。オープニングで使用される音楽(インストですが)がそれで、これは八幡さん作曲のオリジナルである。
  今日、そのシーンの段取りを付けたのだが、まあ盛り上がること、盛り上がること!

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『クリコレ』通信

12月24日(火)

  今日は盛りだくさんな1日であった。

  男子キャスト何名かの衣裳合わせがあり、女子キャストのヘア・フィッティングも行われた。稽古では15曲を一気に当たった。
  デュエット・ナンバーやコーラスが参加するナンバーで、まだ全員では合わせていなかったものを合わせ、出入りやポジション、動線や立ち位置などを整理し、ナンバーによってはステージングを施す。

  スタッフの方も動きが慌ただしくなって来ている。音響チームは既に稽古場に合流しているし、今日は照明チームが顔を出してくれた。
  明日からは別稽古場でオーケストラのリハーサルもスタートする。指揮の若林さん、稽古ピアノの國井さんとも暫しのお別れである。

  気が付けば今日はクリスマス・イヴ。イヴらしいことは何ひとつしなかったが、こんな嬉しい知らせが届いた。私にとってはこれがクリスマス・プレゼント!

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『モンテ・クリスト伯』通信

12月8日(日)

  公演2日目。ダブル・キャストの彩吹真央さんの初日。

  ご本人は緊張されていたらしいが、客席から拝見した限りではそんな風にはまったく感じなかった。実に堂々とした(そしてセクシーな)海賊のボス振りであった。
  昨日に続いてワイルドホーンさんとマーフィさんがご観劇。終演後、ワイルドホーンさんは私の顔を見ると「今日は皆ちゃんと“息”をしていたね」と仰った。キャスト一同、初日の緊張が取れて伸び伸びと、そして生き生きと演じ、歌っていた、と言うことだろう。「だからストーリーもより強く伝わって来たよ」。

  今日は2回公演であった。そして夜の部終演後はアフター・トークショー。登場したのは石丸さん、花總さん、そして濱田さんの3人であった。
  不肖ながら私が進行役を担当。3人の飾らない、和気あいあいとした空気に助けていただいて、どうにかこうにか役目を終えることができた。慣れないことはするものじゃない。

  これで『モンテ・クリスト伯』通信はお終いである。ご愛読ありがとうございました。
  次は『クリコレ』通信。すぐに始まります。

  ミュージカル『モンテ・クリスト伯』は12月29日まで日生劇場にて上演中。その後、大阪、名古屋、福岡にも参ります。それではまた、劇場で。

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初日! 『モンテ・クリスト伯』通信

12月7日(土)

  初日。

  開演は17時30分である。
  それに先立ち、午前中は各セクションの直しと調整。午後イチで全セクション参加してのテクニカル・リハーサル。昨日のゲネプロの課題を徹底的に潰す。15時30分より舞台にて初日のお祓い。公演の安全と成功を祈念する。16時、なぜか『シスター・アクト』の宣伝スチール打ち合わせ。そして「あっ」という間に開演時刻を迎える。

  私としては満足度の高い初日であった。ゲネプロの課題がほぼ解消されていたからであるし、お客様がとても好意的な反応をしてくださった様に感じられたからである。

  本編が終わるや否や、客席を飛び出して舞台袖へ。いつもの様に、大切なゲストを紹介する大役があったからである。で、舞台袖でワイルドホーンさんと、ひと月ちょっとぶりの再会。そして、ジャック・マーフィさんとはこれが初対面。
  ワイルドホーンさんは開口一番、
  「プレビューやってないんだよね?  1回目なんだよね?」
  私「もちろん、そうです」
  何故そんな話をしているのか、については、2012年の『ジキルハイド』初日にワイルドホーンさんと私の間で交わされた会話をご参照いただきたい(それはこちら)。

  終演後、緞帳を下ろした舞台で、キャスト&関係者一同で初日の乾杯。ワイルドホーンさんもマーフィさんも、私たちのヴァージョンをとても喜んでくださった。肩の荷が下りた瞬間であった。
  更にその後、ワイルドホーンさん、マーフィさんを囲んで、プロデュース・チームの皆さんと祝杯を挙げる。今夜は色々なことを話した。ビートルズのことや日本文化のこと、ミュージカルになりそうな題材についてや、未来の共同作業のこと……。

  明日はもう1人のルイザ、彩吹真央さんが初日を迎える。今日と同様に素晴らしい初日になります様に。そして夜の部はトーク・ショー。

  ……気が重くなった来た。

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『モンテ・クリスト伯』通信

12月6日(金)

  舞台稽古3日目。

  午前中は各セクションの直し。お昼から舞台稽古の続き、2幕4場からラストまで。その後、時間を奪い合う様にして各セクションの直し作業。そしてゲネプロ。
  ゲネプロはテクニカル面での積み残しが少なくなく、明日もう一度時間をかけて調整しなければならない箇所続出である。が、稽古場で積み重ねてきた部分=ドラマ自体はとても良い流れであった。見応えのある、悪くない仕上がりだと思う。
 
  明日は初日。公演は夜なので、それまでの時間を使ってできる限りのことをするつもり。そしてお知らせ。明日はフランク・ワイルドホーンさんとジャック・マーフィさんがご来場!

  ……の予定。

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『モンテ・クリスト伯』通信 あ、今日もミニ?

12月5日(木)

 舞台稽古2日目。午前中はテクニカル・リハーサル。午後から舞台稽古。昨日の続きで、1幕7場から2幕3場まで。予定よりちょっと手間取る。でも、良い感じ、である。キャストの皆さんと各セクションの奮闘に心より感謝。

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『モンテ・クリスト伯』通信 今日は予定通りのミニ

12月4日(水)

 朝から道具調べ・照明合わせの続き。サウンド・チェック、テクニカル・リハーサルなどを途中に挟んだ後、17時よりオーケストラとキャストでサウンド・チェック。ナンバー何曲かをあたる。その後、舞台監督の北條さんによる舞台上・舞台裏のガイド・ツアー。終了後、舞台稽古スタート。プロローグより、今日は1幕6場まで。舞台稽古を終えた後、道具調べ・照明合わせの続き。深夜まで。

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『モンテ・クリスト伯』通信 早くもミニ

12月3日(火)

  午前中はフォーカス合わせの続き、そして各セクションの調整。午後から道具調べ・照明合わせ。夕方からオケのサウンド・チェックも同時進行となり、賑やかなこと!

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『モンテ・クリスト伯』通信

12月2日(月)

 日生劇場へ。

 今年は1月の日生劇場『シラノ』から始まり、そして『モンテ・クリスト伯』で終わる。日生劇場の皆さん、お世話になりました。

 今日は終日スタッフ・ワークである。稽古はない。
 朝から各セクションの仕込み作業、昨日の続き。照明バトンや文字幕のタッパを決めた後、午後は照明のフォーカス作業。途中で音響や映像の調整作業なども挟み、並行できる作業は同時進行し、今日1日を終えた。

 『モンテ・クリスト伯』は、日生劇場にはとても良く合っている。
  日生劇場を想定してデザインされたのだから当然と言えば当然だが、作品のスケール、華やかさ、スタイリッシュさ……、どこをとってもピッタリだと思う。

 明日も終日スタッフ・ワーク。

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