カテゴリー「『メリー・ウィドー』」の記事

『メリー・ウィドー』通信 後記

  二期会さんのブログ「オペラの散歩道」が更新され、『メリー・ウィドー』の舞台の様子が紹介されている。
  人物の紹介、場面の解説と共に、舞台写真もふんだんに掲載されているので、どうぞご覧ください(こちらからどうぞ)。

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千穐楽! 『メリー・ウィドー』通信

11月23日(火)

  日生劇場へ。『メリー・ウィドー』千穐楽である。

  今日のキャストは「チーム池田」。最良の出来であったと思う。
  昨日が休演日だったので、「チーム池田」は2日間お休みだった訳であるが、開演前はそのことでいつも以上に緊張しているキャストをちらほら見かけた。が、その緊張感や、逆に休養十分だったという事実、それに今日が最後という空気、そして何よりも千穐楽を盛り上げようとする劇場全体のムードが良い方向に作用したのであろう。忘れ難い千穐楽となった。
  終演後は打ち上げへ。
  一昨日も「チーム加賀」の打ち上げがあり、そこにも顔を出したのだが、今日は大楽である。名残り惜しくて、ちょっと遅い時刻まで参加してしまった。

  現在、二期会でオペレッタが取り上げられる機会はそれほど多くないのだと言う。が、今回公演監督を務められた高丈二さんは、これからはオペレッタを何とか継続していきたい、と抱負を述べられていた。
  その試みが上手く行くことを願っている。終演後の客席に流れていた幸福感を、今回だけにしてしまうのは余りにも惜しいと感じるからである。

  これで『メリー・ウィドー』通信はお終いである。ご愛読ありがとうございました。
  次回は『ウェディング・シンガー』通信。ただし、本格的に始まるのは年が明けて1月後半からの予定。それまでしばらくは不定期です。悪しからず。

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『メリー・ウィドー』通信 & 『ウェディング・シンガー』通信

11月21日(日)

  『メリー・ウィドー』3日目。

  「チーム加賀」の2日目にして千穐楽である。
  初日以上に舞台は弾み、観客の反応もまた初日を凌ぐものであった。時折「ドキッ!」とする様なポカも無いでは無かったが、しかし終わってみれば、とても気持ちの良い舞台となっていた。
  その証拠に、カーテン・コールが終わってカーテンが閉まり、場内が明るくなっても拍手は止まなかった。慌ててもう一度カーテンを開けた程であった。

  それにしても、ひと月以上稽古して、たった2回の公演で幕を閉じる。ブロードウェイやウェストエンドでは「酷評されれば初日でクローズ」と言うこともあるかもしれないが、何とも儚(はかな)いことである。が、これが日本のオペラ/オペレッタ界の現状なのであろう。
  1回でも2回でも、いま以上に公演できる日が1日も早く来ることを願わずにはいられない。

  夜はウェディング・シンガーの舞台美術打ち合わせ。

  8月15日の日記でも触れたのだが、『ウェディング・シンガー』の舞台美術が難航している。「シアタークリエで上演する」と言うことには、物理的な制約に加えて、それ以外にも様々な困難が伴うのである。

  何とか上手く行きます様に!

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『メリー・ウィドー』通信 そしてイライザ卒業パーティー

11月20日(土)

  『メリー・ウィドー』2日目。

  「チーム池田」の初日である。
  今日も5分押しで開演。昨日に劣らず、今日のお客様も大いに笑い、惜しまずに拍手をくださった。舞台上もいつに無く落ち着き、そして楽しげに見えた。
  『メリー・ウィドー』のダブル・キャストは、それぞれの個性が本当に異なる。芝居の運びにも、おかしさにも、それが良く出ている。唯一のシングル・キャストはニェーグシュを演じる鎌田誠樹さんであるが、それぞれに個性的な上司・ツェータ公使に芝居を合わせるのは結構大変だろうと想像する。
  オペラ/オペレッタの入場料金は決して安くはないし、公演期間もとても短い。予定は立て難いだろうが、ぜひ両キャストを見比べて頂けたら、と思うのである。

  夜は「真央さんイライザ卒業パーティー」へ。

  大地真央さんが花売り娘・イライザを演じるブロードウェイ・ミュージカル『マイ・フェア・レディ』が本日千穐楽。今日をもって真央さんは、20年間演じ続けていらしたイライザ役を卒業される。その労をねぎらう会が開かれたので顔を出す。
  千秋楽の当日なので、カンパニーの打ち上げの様な、肩の凝らない明るく賑やかなパーティであった。沢山の方が真央さんとの想い出を語り、そして歌った。
  1963年の『マイ・フェア・レディ』日本初演より同作に関わり続けていらした宮崎プロデューサーの言葉が格別に心に残る。宮崎さんも今日で『マイ・フェア・レディ』を卒業されるのである。

  真央さん、宮崎さん、長い間お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

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初日! 『メリー・ウィドー』通信

11月19日(金)

  そして今日も日生劇場へ。

  『メリー・ウィドー』初日である。
  開演は18時30分であるが、だからと言って、昼間に稽古や駄目出しや作業がある、と言うこともない。極めて落ち着いた、人間らしいとさえ言える初日の迎え方である。
  さて、本日は5分押し。定刻を5分過ぎて場内の明かりが落ちる。マエストロがピットに登場し、盛大な拍手に迎えられる。力強くタクトが振り下ろされ、そのエネルギーに相応しい華やかな音楽が日生劇場一杯に響き渡る。
  観客は温かく、大いに笑い、そして手を叩いてくださった。そのお陰もあってか、舞台の上は程良く力が抜け、いつも以上に繊細で、いつに無く大胆でもあった。
  オペラ/オペレッタの世界ではカーテン・コールの最後にマエストロが舞台に登場する。加えて演出家も登場する習わしがあり、それに倣って私も舞台に上った。習わしなので悪しからず。

  いま思い出してみても、とても良い初日だったのではないかと思う。客席の最後列で、私も安心して舞台を眺めていることができた。こう言う初日はとても珍しい。

  明日は「チーム池田」の初日。明日の開演は15時である。お間違えの無い様に!

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『メリー・ウィドー』通信

11月18日(木)

  今日ももちろん日生劇場へ。

  午後イチより「チーム池田」でGP。GP終了後は昨日同様にオーケストラと何曲かをあたり、そして駄目出し。開幕前の全作業を無事に終えた。
  上演時間は、1幕が約50分、2幕が約60分、3幕が約30分。途中、20分の休憩が2回入り、全体では約3時間と言ったところであろう。

  私がブログを始めたのは5年前。正に『メリー・ウィドー』初演の時であった(その記事はこちらから)。但し、肝心の劇場入りした辺りで風邪をこじらせてしまい、『メリー・ウィドー』通信は中途半端に終わっている。
  今回は無事に開幕に漕ぎ着けられそうで、ひと安心。明日はいよいよ初日である。

  「チーム加賀」の初日は18時30分開演。それでは日生劇場で!

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『メリー・ウィドー』通信

11月17日(水)

  今日もまた日生劇場へ。

  朝から照明合わせ。
  昨日、既に舞台稽古に突入しているのだが、実は照明デザインの作業はまだだったのである。なので昨日は、飽くまでも仮の明かりで舞台稽古を進行したのであった。
  で、今日の照明合わせである。照明合わせでは、照明のCue(キュー=照明がどの様に変化して行くか)をひとつずつ追って、各Cueの中身(データ)を微調整して行くのであるが、その作業の途中で「舞台面の素材を変更する」ことになった。今まで使用していた床素材では望まれる照明の効果が得られない、と判断した為である。
  急遽、別の床素材が調達され、照明合わせを中断して床を張り替えた。苦渋の決断であったが、その判断は間違っていなかったと思う。

  さて、夕方からは「チーム加賀」でGP(ゲネプロ)。舞台面が張り変えられたために、本来ならば本番同様に進行する筈のGPも、各幕の開始前に改めて立ち位置を確認する、など、やや「てんてこ舞い」な感じであった。
  このスリリングな所が舞台の仕事の醍醐味である。一度これを味わうと、もうやめられない。

  ちょっとオーバーに書いたが、GPの中身自体は良い感じに、順調に運んだ。GPの後は幾つかの曲をオーケストラと合わせ直し、更にその後駄目出し。予定通りに今日のメニューを消化した。

  明日は「チーム池田」でGP。初日はもう目の前である。

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『メリー・ウィドー』通信

11月16日(火)

  今日も日生劇場へ。

  舞台稽古初日である。
  午後イチより「チーム加賀」「チーム池田」合同で、まずは場当たり。ダンス・ナンバーや大勢の登場する場面の動線、ポジションを整理する。続いて夕方より、オーケストラの皆さんも加わって、大きなナンバーを中心に舞台稽古。

  日生劇場は、私の初めてのブロードウェイ・ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』が上演された思い出深い劇場である。その後も、初演、再演、再々演、再々々演と繰り返し上演された『ジキル&ハイド』を始め、『ウェディング・シンガー』、『ラ・カージュ・オ・フォール』、ミュージカル『シラノ』がこの劇場で上演されて来た。
  その慣れ親しんだ日生劇場に、いつものミュージカルとはやや趣の異なる『メリー・ウィドー』で今回はお邪魔している。客席に座っていても舞台裏に回っても、私自身はいつも以上にリラックスしている。この劇場のスタッフさんになら、全てを安心して任せられるからである。

  ところで、二期会さんのオフィシャル・ブログに『メリー・ウィドー』の予告編、と言うか、ダイジェスト映像がUPされている。5年前の初演時の映像だが、 こちらから是非どうぞ!

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『メリー・ウィドー』通信

11月15日(月)

  日生劇場へ。

  今日は朝から大道具、照明の仕込みが行われている。そして、午後イチでタッパを決め、その後は照明のフォーカス作業である。
  『メリー・ウィドー』の舞台美術は、フランス印象派のある画家の作品をモチーフとしている。誰のどの作品かは、ネタバレになってしまうのでここでは触れないが、これは美術デザイナーの堀尾さんのアイデアである。
  このロマンティックでスマートな舞台美術にも一見の価値はあると思うのだが。

  夕方より東京交響楽団の練習場へ。

  今日は「チーム池田」でオケ合わせ。オケ合わせは一昨日よりも更にスピーディに進んだ。
  下野マエストロの創ろうとしている音楽には「喜び」が満ち溢れている。それは音楽だけが与えることのできる「喜び」だと思う。そこが下野さんの素晴らしい所なのではないだろうか。

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『メリー・ウィドー』通信

11月13日(土)

  東京交響楽団の練習場「クラシック・スペース★100」へ。

  オーケストラと、ソリスト、合唱団の合わせである。今日は「チーム加賀」の出番。
  下野マエストロの話では、今回のオーケストラは約50名。日生劇場のオーケストラ・ピットには、それ以上の人数が入らないのだと言う。そこに19名のソリスト、32名の合唱団、そして助演(鎌田誠樹君のことです)が加わり、100名に及ぶ人間がレハールの音楽を紡いで行くのである。
  帝劇のオーケストラ・ピットでは、多くて24、5名のミュージシャンが入れば満杯である。それに、近頃では経費削減の一環で、再演の度に少しずつオーケストラの編成が小さくなっているケースも少なくない。
  そんなご時世に100名で音楽を奏でるのである。オペラ/オペレッタの世界がどれほど音楽を大切に扱っているかがお分かり頂けると思う。

  今日のオケ合わせは下野さんの軽妙、且つ手際の良い進行で、テキパキと進んだ。そして、5年振りに生で聴く大編成の『メリー・ウィドー』。ミュージカルを見慣れている(聞き慣れている)日生劇場が、いつもとは違う音楽の響きで包まれるに違いない。

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