カテゴリー「日記/2012年」の記事

『Chanson de 越路吹雪/ラストダンス』大千穐楽

12月30日(日)

  シアタードラマシティへ。

  11月16日に亀有で幕を開けた『Chanson de 越路吹雪  ラストダンス』が遂に千穐楽。ご来場くださった皆さん、ありがとうございました。キャスト&スタッフの皆さん、お疲れさまでした。
  この作品も忘れることのできない大切な1本となった。
  演出の依頼をいただいた時から「これはとても難しい題材である」と感じていた。それが、素敵な音楽劇に仕上がっただけでなく、キャストの全員が掛け替えのない親友となって千穐楽を迎える事になろうとは。芝居作りでは、時としてこんな奇跡の様な事が起こる。

  今日は開演中を舞台裏で過ごした。舞台上に負けず劣らず楽しい、と聞いたからである。そもそも私は舞台裏育ちなので、客席にいるより遥かに居心地もいいし。で、最後の『Chanson de 越路吹雪  ラストダンス』を舞台袖から瞼に焼き付けた。確かに楽しい舞台裏であった。
  カーテン・コールでは花緑さんが自分のスマホを最前列のお客様に渡して、客席から舞台上のキャストの写真を撮っていただく、と言う一幕もあった。
  その時撮られた写真は公式ブログ「まんまるまる絵Blog」で見ることができる(舞台上になぜか私も)

  さて。

  年内のブログ更新はこれでお終いである。
  ご愛読ありがとうございました。どうぞ良い年をお迎えください。

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『シラノ』通信

12月29日(土)

  オケ付き通し、2回目。

  手前味噌に聞こえるだろうことを承知で書かせていただくのだが、今日の『シラノ』は、今までに見たことのない素晴らしい『シラノ』であった。
  その理由はひとつではないだろうが、キャスト、オーケストラ、スタッフ、全員が最高の仕事をした、と言うことであろう。そして、この作品の持つポテンシャルの高さを改めて思い知らされた。
  特に鹿賀さんのシラノ・ド・ベルジュラックが特筆すべき見事さであった。笑わされて、笑わされて、そして泣かされた。
 
  日生劇場では今日から前仕込が始まっている。スタッフ・チームも稽古場と劇場と、今日は二手に分かれている。この稽古場とも今日でお別れだが、こんなに高揚感を感じて稽古場を後にすることも珍しい。

  さて。

  稽古場を出て大阪へ。明日は『Chanson de 越路吹雪  ラストダンス』の大千穐楽。

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『シラノ』通信

12月28日(金)

  オケ付き通し、1回目。

  今日もシラノ、ロクサーヌ、クリスチャンは扮装である。扮装に加えてオーケストラ。稽古着にピアノの伴奏でひと月以上を過ごして来たので、演じ手が感じる負担は少なくあるまい。だが、劇場入りすればこれが常態となる。早く慣れるに越したことはない。
  が、観ている者にとっては、扮装にオーケストラは最高のプレゼントである。仕事場であることを忘れて、思わず一観客になりそうになった。忘れなかったけど。
  通し後は駄目出し。ここ数日で駄目の量が飛躍的に減っている。良い具合に仕上がって来ていることの証左である。 

  今日は御用納め。昨日まではどこもかしこも渋滞だった都内の道路も、今日は順調に流れている様子であった。
  明日からは冬休み、と言う方もいらっしゃるだろう。我々はもう1日、明日が稽古場最終日である。そして2回目のオケ付き通し!

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『シラノ』通信

12月27日(木)

  オケ歌合わせ、2日目。

  今日も大変順調に進行した。予定以上に丁寧に合わせたにもかかわらず、昨日よりも更に早い時刻に終了。そもそも2幕の上演時間の方が1幕より短いせいもあるが。
  オケ合わせ終了後、マエストロの塩田さんが「もう劇場でいいよ」と仰った。早く劇場入りしたくてウズウズしている、と言うことなのだが、それだけ手応えのあるオケ歌合わせだったのだろうと思う。私も「もう劇場でいい」。

  残すところ稽古場もあと2日。明日はオーケストラで通す!

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『シラノ』通信

12月26日(水)

  オーケストラとキャストとの合わせ(オケ歌合わせ)、1日目。

  この稽古場は広い。殆どの場合、オーケストラが稽古場に来ると私の居場所は無いに等しくなるのだが、ここはオケがセッティングされてもまだ私のテーブルがある!  すぐ背中がドラムとパーカッションなので、激しい音楽の間は舞台上の声が一切聞こえなくなる難点はあるが。
  オケ歌合わせは台本順に進行。今日は1幕、予定されたメニューを順調に消化した。全員がワイヤレス・マイクを装着し、演奏者のマイクも本番同様にセッティングされた。音響デザイナーは山本浩一さん。山本さんのチームの仕事は、いつもこのスタイルである。

  初演ではオーケストラがバック・ステージで演奏していたので、キャストとコンダクターとがどうやってコミュニケーションを取るか、その調整だけだも困難を極めた。だが、今回はオケピット。その困難は解消された。
  キャストもコンダクターも余分なストレスから解放されて、表現することに専念できる環境になった。それがありがたい。

  明日はオケ歌合わせ、2日目。もちろん2幕。

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『シラノ』通信

12月25日(火)

  2回目の通し稽古。

  今日はシラノ、ロクサーヌ、クリスチャンの3人が衣裳、ヘアを装着した。今回は劇場入りしてからの持ち時間が限られているので、稽古場でできることはなるべくならばやっておきたい。そう言う意図で、多くのスタッフの手を借りて実現したことである。
  コスチューム・プレイの扮装はヴォリュームもあるし、思いの外動きが制約されることが少なくない。なので、本番通りのセットの中で、本番通りの扮装で、着替えも含めてシミュレーションできたことは大変ありがたい。
  スタッフの皆さんのご協力に感謝。

  明日から稽古場にオーケストラが合流する。今日まで1人で稽古ピアニストを務めてくださった國井雅美さん、お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。

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『シラノ』通信

12月23日(日)

  「いいふみの日」から早くもひと月である。あっという間であった。で、1回目の通し稽古。

  クリエイティブ・チーム、そしてキャストの「初演を振り返ってここを直したい」と言う思いがしっかりと形になっていた初通し稽古であった。そのことに感無量である。
  鹿賀さんのシラノには、この段階に来ても毎回新しい表現がある。職業柄我々は、通し稽古くらいの時期になると「芝居を固めよう」とする方向に走るのだが、鹿賀さんはまだまだ「進化させる」方向を向いている。鹿賀さんのその貪欲な姿勢は、シラノの生き様そのものの様に思える。

  稽古後は照明打合せ。照明デザイナーの成瀬一裕さん、映像デザイナーの栗山聡之さん、演出助手の小川美也子さん、そして舞台監督の北条孝さんと。

  明日は稽古場最後のOFF。明日よりオーケストラのリハーサルが始まる。

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『シラノ』通信

12月22日(土)

  稽古場見学会。

  マエストロ・塩田明弘さんの軽妙な司会でスタート。恥ずかしながら、私も作品の解説や場面の説明などでお手伝い。そして3つの場面をご覧いただく。
  最初は幕開きのナンバー「幕を上げろ」。続いてシラノとロクサーヌの「ベルジュラックの夏」、最後にシラノ、ロクサーヌ、クリスチャンでバルコニー・シークェンス。それらのダイジェスト映像が早くもUPされている。こちらからどうぞ。
  今日は生憎を通り越して嵐の様な天候であった。その中を遥々お越しくださった皆さん、ありがとうございました。稽古場の雰囲気を少しでも楽しんでいただけたのなら幸いです。

  さて。

  見学会を終えて、2幕を通す。

  今日の2幕は1時間05分06秒であった。全体の上演時間は、1幕=約1時間30分、休憩=25分、2幕=約1時間05分、そしてカーテン・コールで、トータル=3時間05分程度に収まるのではないだろうか。
  通した後は昨日同様に駄目出しと抜き稽古。新キャストの4人が、いつも稽古後に自主練をしている。ダブル・キャストなので、稽古量が皆の1/2だしなあ。

  明日は全編を通す。いよいよ、である。

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『シラノ』通信

12月21日(金)

  1幕を通す。

  今日の上演時間は1時間29分30秒であった。これは本番を迎えてもそれほど大きくは変わらないだろう。
  やや盛り沢山に過ぎた初演版をダイエットした効果と、ステージングやドラマの運びをブラッシュ・アップした効果が相俟って、より楽しく、より観易く、より感動的な『シラノ』が出来上がりつつある。作品を深化させることに「再演」が果たす意義をつくづくと感じる。

 通しを終えた後、駄目出しといくつかの抜き稽古。更にその後、明日の稽古場見学会の段取り説明。
  稽古場見学会には、抽選で選ばれた50名ほどのお客様がいらっしゃると伺った。どうやら生憎のお天気となりそうであるが、どうぞお気をつけてご来場ください。

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『シラノ』通信

12月20日(木)

  今日も2幕をおさらい。

  1、2幕合わせて全5場面の中で、2幕の1場が一番難しい、と思う。それまで軽快に、時にはコミカルに進んで来たストーリーが、ここでは大きく捻じれ、思いも寄らぬ方向に動くからである。
  その結果、観客を感情移入させるべき登場人物が次々と入れ替わる。舞台全体が見通せながら、なおかつ複数の個人的なストーリーが同時進行する。
  様々なカットを積み重ねてストーリーを語る映像では、感情移入する対象を次々と変えて行くことも、複数のストーリーを並行して描くことも比較的容易なことである。だが、観客からの視点が変わらない(カメラで言えば引きで据えっぱなしの)舞台では、それをやるには相当の手間が掛かる。それがこの場面を難しい、と思う理由である。

  とは言え、ほぼ満足できる仕上がりにはなって来た。あと一息、である。

  明日は1幕に戻る。上手く行けば通すつもり。

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