カテゴリー「『ジキル&ハイド』」の記事

『アニー』2018通信 そして『ジキル&ハイド』大千穐楽

4月1日(日)

 2幕の後半を立ち稽古。

 『アニー』を締めくくるミュージカル・ナンバーは「A New Deal for Christmas」。いろいろとあった物語の中の出来事もすべて決着がつき、そして歌われるナンバーである。
 ここのステージングにも、今回ちょっと手を入れている。何しろ全キャストが登場するナンバーである。決して長大なナンバーではないのだが、ステージングは複雑にならざるを得ない。

 連日、ナンバーのヴァージョン・アップに取り組む振付チームに感謝。

 さて。

 2018年の『ジキルハイド』が大阪で大千穐楽を迎えた。ご観劇・ご声援くださった皆さん、本当にありがとうございました。カンパニーの皆さん、本当にお疲れ様でした。
 今はいろいろな思いが渦巻いているのだが……。

 「また会おう、ジキル!」

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『ジキル&ハイド』東京公演千穐楽 そして『アニー』2018通信

3月18日(日)

 『ジキルハイド』の東京公演が早くも千穐楽。ご観劇、ご声援くださった皆さん、本当にありがとうございました。

 今回は前回公演から2年という比較的早いタイミングでの再演であったが、主要なキャストには大幅な入れ替わりがあった。
 一方、アンサンブル・キャストのほとんどは続投で、結果として稽古場では“新たに生み出す作業”と“引き継ぎ成熟させる作業”とが「絶妙」と言うにふさわしいバランスで両立した。

 今回も、前回に勝るとも劣らない、収穫の少なくない公演であったと思う。
 東京公演が2週間ちょっとしかなかったことが惜しまれるが、今回の最大の収穫は“『ジキルハイド』にはまだまだ進化の余地がある”ということを我々クリエイティブ・チームに実感させてくれたことではないかと思う。

 この後は名古屋と大阪での公演が控えている。そして遠くないいつか、再びこの作品と向き合える時が来ることを願って止まない。

 さて。

 『アニー』の稽古場へ。

 今年から新しくなる大事なキャストのことを書き忘れていた。物語の中でアニーが出会う野良犬=サンディである(その姿はこちらの「トピックス」をどうぞ)。
 ニュー・キャストなので、一体どんなサンディになるのか、私たちにもまだ予測がつかない。が、去年とは一味違った、キュートなサンディになりそうである。

 どうぞお楽しみに。

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『ラ・カージュ・オ・フォール』通信

3月4日(日)

 『ジキルハイド』の合間に日生劇場へ。

 日生劇場で初めて演出させていただいたのは『サウンド・オブ・ミュージック』である。私にとっては初めての本格的なミュージカルの演出で、ミュージカルの演出家としての人生はその時から始まった。
 『サウンド・オブ・ミュージック』1998年の3~4月公演だったので、今回の『ラ・カージュ・オ・フォール』は「鹿賀さん&市村さんのコンビ誕生10周年」であるとともに、私の「日生劇場演出デビュー20周年」でもある。

 それはともかく、今日、明日はスタッフのみでの作業。今日は搬入と仕込みである。

 日生劇場では、大道具は奈落から大迫り(おおぜり=舞台面に切られた昇降装置を「迫り(せり)」と言うが、大迫りは文字通り「大きな迫り」のこと)を使って舞台面まで上げられる。
 見慣れた大道具が次々と迫り上がってきて、舞台面で広げられ、ある物は組み立てられ、またある物は昇降バトンに吊り込まれて行く。

 10年前、このヴァージョンの『ラ・カージュ・オ・フォール』をここで初演した時には、まさかこんなに繰り返し上演されることになるとは(10年の間に4回!)思ってもみなかった。

 何よりも嬉しい誤算である。

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『ラ・カージュ・オ・フォール』通信 そして『ジキル&ハイド』初日

3月3日(土)

 『ラ・カージュ・オ・フォール』の稽古場へ。オケ付き通し稽古。

 自然体でありながらメリハリがあり、適度に力は抜けているのにパワフル……と言う、なんだか“演劇の理想形”を見せられたような気がするオケ付き通しであった。
 『ラ・カージュ・オ・フォール』はこれで稽古場を撤収。 明日はいよいよ小屋入りである。

 さて。

 東京国際フォーラム ホールCへ。『ジキルハイド』初日。

 まず、ご来場くださった皆さん、本当にありがとうございました。
 公演はいかにも初日らしい緊張感の漂うものだった(舞台転換などにもミスが幾つかあったし)。本番中、何度も胃に穴が開くかと思ったが、何とかラスト・シーンまで辿り着くことができた。
 カーテン・コールではスペシャル・ゲストのフランク・ワイルドホーンさんが舞台に登場。キャストやスタッフ、そしてオーケストラの労をねぎらってくださった。

 舞台袖でカーテン・コールの出番を待つ間にワイルドホーンさんと話をした。

 フランク「始まりは2001年だよ。あれから17年だよ。あのころは僕たちも若かったよねえ。」
 山田「僕は30代でした。」
 フランク「僕は40代前半だった。」

 舞台上でワイルドホーンさんはこうもおっしゃった。「あと17年続きますように。」

 これで2018年の『ジキルハイド』通信はおしまいである。ご愛読ありがとうございました。引き続き『ラ・カージュ・オ・フォール』通信をよろしくお願いいたします。

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『ジキル&ハイド』通信

3月2日(金)

 午前中はテクリハの残り。午後から舞台稽古の続き。舞台稽古を終えた後、ゲネプロ。無事にゲネプロまで辿り着いた。

 今回の再演は「2016年上演版」に基づいているが、様々な部分で変更や修正が施されている。このストーリーをより効果的に、よりエキサイティングに、より説得力を持って、皆さんに楽しんでいただきたいからである。
 そして、今回から参加してくださるニュー・キャスト。ニュー・キャストの皆さんと、新しいルーシーやエマ、ダンヴァース卿やアターソンを作ってきた。今までの上演をご存知の方にはずいぶんと異なる印象に映るかも知れないが、ご観劇の後に、ご覧くださった皆さんで「喧々諤々(けんけんがくがく)」とやっていただければ嬉しい。

 さて。

 フランク・ワイルドホーンさんが、ゲネプロに顔を出してくださった。今日は挨拶程度しか言葉を交わすことができなかったのだが……。

 明日は初日。スペシャル・ゲストはフランク・ワイルドホーンさんである。

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『ジキル&ハイド』通信

3月1日(木)

 出勤時は荒天ではなかった。ひと安心。

 で、午前中はテクニカル・リハーサル。午後から舞台稽古、昨日の続き。

 舞台稽古のメニューは1幕5場~2幕2場。ここには「劇場入りしてからでないと確認や調整が困難な場面」が連続する。その確認や調整に、予想以上に時間を費やす。
 過去の舞台稽古でも「そうでなかった」試しがない。『ジキルハイド』は、やはり“大変な”ミュージカルである。

 明日は舞台稽古3日目。無事にゲネプロまで辿り着けるか?

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『ジキル&ハイド』通信

2月28日(水)

 朝から道具調べ/照明合わせ。並行してオーケストラと音響チームのサウンドチェック。

 タイム・テーブル的には、昨日の夜の時点で作業に結構な遅れが出ていた。今日以降、それがどのように影響してくるか、内心ではかなり悲観的な予測もしていたのだが、照明デザイナーの高見さんがそれを丸々取り返してくださった。

 で、予定通りの時刻より舞台稽古に突入。幕開きから1幕4場まで、しっかりと稽古を進めることができた。

 明日は今日の続き。出勤時の天候が気がかり。

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『ジキル&ハイド』通信 そして『ラ・カージュ・オ・フォール』からのお知らせ

2月27日(火)

 まず『ラ・カージュ・オ・フォール』からのお知らせ。

 出演者の小野寺創さんが、怪我のため休演することになった。代わりに下道純一さんの出演が決まった(公式のお知らせはこちら)。

 小野寺さんの1日も早い回復を祈らずにはいられない。

 で……東京国際フォーラム ホールCへ。

 『ジキルハイド』は、昨日に引き続き仕込みと調整作業。そして照明のフォーカス合わせ。

 フォーカス合わせは、何百灯もある照明機材を「どこに向けて」「どのように光を当てるのか」、1灯ずつ調整して行く地道で時間のかかる作業である。
 『ジキルハイド』は照明のデザインも見どころのひとつ。照明デザイナーは高見和義さんであるが、『ジキルハイド』照明デザインはとにかく格好いい。

 フォーカス合わせですら格好いい。

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『ラ・カージュ・オ・フォール&ジキル&ハイド』通信

2月26日(月)

 『ラ・カージュ・オ・フォール』の稽古場へ。ピアノでの通し稽古。

 鹿賀さん&市村さんの『ラ・カージュ・オ・フォール』が今回で10周年、4演目であることはご承知の通りである。『ラ・カージュ・オ・フォール』は、10年に渡って“変わらぬ楽しさ”をお届けしてきた。
 しかし、10年間“何も変わらなかった”わけではない。鹿賀さん、市村さんを始め、キャストの皆さんの芝居は、演じるたびにアップデートされている。

 アップデートのほとんどは、並べて比べてみないと気づかないような種類のものである。が、その気づかれないようなアップデートの積み重ねが、10年に及ぶような長期公演では大きく物を言う。
 『ラ・カージュ・オ・フォール』が“変わらぬ楽しさ”をお届けできるのは、1度として同じ芝居であったことがないからだと思う。

 チラシにもあるように、今回の『ラ・カージュ・オ・フォール』は正に“ヴィンテージ公演”と呼ぶに相応しい仕上がりである。必見!

 そして東京国際フォーラム ホールCへ。

 『ジキルハイド』は終日仕込み作業。私が顔を出した時には山本浩一さん率いる音響チームがシステム調整の真っ最中であった。

 明日も終日スタッフ・ワーク。夕方までには『ジキルハイド』の世界が建ち上がっているだろう。

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『ジキル&ハイド&ラ・カージュ・オ・フォール』通信

2月25日(日)

 まず『ジキルハイド』へ。稽古場最終日で2回目のオケ付き通し稽古。

 ここに来て、ニュー・キャストの皆さんの成長が著しい。ルーシーも、エマも、アターソンも、ダンヴァース卿も、サベージ伯爵も、皆さんが前任者とは異なるやり方で、それぞれの役をものにしている。
 そして、それを受け止める続投キャスト。稽古場見学会の際に石丸さんが「相手役が変われば、自分も手の内から出すカードが変わる」と言うようなことをおっしゃっていたが、続投キャストの芝居運びも以前とは違っている。

 2001年から『ジキルハイド』の舞台美術をデザインしてくださっている大田創さんが通し稽古をご覧になって、「深まってますねえ」とおっしゃった。
 それは、「キャストももちろんだが、何年もこの作品を支えているスタッフやオーケストラの“作品への理解”が一層深まったから」だろう、と大田さんはおっしゃった。

 新鮮で深まった新しい『ジキルハイド』。いよいよ明日は小屋入りである。

 そして『ラ・カージュ・オ・フォール』へ。

 こちらは幾つかの場面を抜き稽古。明日の“ピアノ通し稽古”に向けて備える。

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