カテゴリー「『ラ・カージュ・オ・フォール』」の記事

『ラ・カージュ・オ・フォール』大千穐楽

4月22日(日)

 3月9日に東京の日生劇場で幕を開けたブロードウェイ・ミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール』が、大阪の梅田芸術劇場メインホールで本日大千穐楽を迎えた。

 ご来場、ご声援くださった皆さん、本当にありがとうございました。そしてキャストをはじめとする公演関係者の皆さん、本当にお疲れ様でした。
 ご観劇くださった皆さんにはお分かりいただけるだろうが、『ラ・カージュ・オ・フォール』はキャストにとってはものすごく過酷な作品なのである。どうかしっかりと身体を労わっていただきたいと思う。

 最後に、今回演出補を務めてくれた落石明憲君に。

 ありがとう。お世話になりました。

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『ラ・カージュ・オ・フォール』東京公演千穐楽 そして『アニー』2018通信

3月31日(土)

 日生劇場の『ラ・カージュ・オ・フォール』が本日千穐楽。ご観劇・ご声援くださった皆さん、本当にありがとうございました。そしてカンパニーの皆さん、お疲れ様でした。

 鹿賀さんと市村さんのコンビが誕生して(そして私が演出を担当させていただいて)10年。「あっ」という間であった。

 1999年の大阪/名古屋での公演を最後に上演が途絶えていた『ラ・カージュ・オ・フォール』。それをリニューアルして再び上演したい。そう依頼されたのは、10年前(2008年)の、更に2年くらい前のことだったと思う。
 その時知らされたのは、ザザ役の市村正親さんは続投で、ジョルジュ役には新たに鹿賀丈史さんを迎える、と言うことだった。それなら『ラ・カージュ・オ・フォール』は間違いなく復活するに違いない。新たな配役を聞かされた時、私もそう思った。

 だが、しかし、まさか10年も続くとは、4回も再演を重ねることになろうとは、そこまでは私も想像していなかった。

 すべては応援してくださったお客様のお陰である。そして公演にかかわってくださった全員の力である。

 東京公演は幕を閉じたが、『ラ・カージュ・オ・フォール』はまだ終わったわけではない。この後は福岡、静岡、大阪での公演が控えている。
 ラ・カージュ・ロスの皆さん、久留米シティプラザ、静岡市清水文化会館マリナート、そして梅田芸術劇場メインホールでお待ちしています。

 さて。

 『アニー』の立ち稽古は2幕の2/3くらいまで進んだ。あとちょっとでラスト・シーンである。と言っても「進んだ」だけであって、まだ「消化」されたわけではないのだが。

 明日からは新年度である。気持ちも新たに、2018年の『アニー』をもっともっと進化させたい。

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『ラ・カージュ・オ・フォール』初日!

3月9日(金)

 初日。

 今日は18時開演である。なので、万全を期して、昼過ぎから幾つかの場面を舞台にて小返し。その後、初日のお祓い。

 今日の東京地方は終日“降ったり止んだり”の天気であったが、日生劇場には大勢のお客様が詰めかけてくださった。
 定刻を1、2分過ぎてオーケストラのチューニングが始まる。そしてオーヴァーチュアの演奏とともに場内が暗くなると、我らがマエストロ=塩田明弘さんが、楽しむ気満々の客席を煽りに煽る。

 途中、手に汗握るような場面もなかったわけではないが、今日の『ラ・カージュ・オ・フォール』は、私にとっては過去10年で最良の『ラ・カージュ・オ・フォール』であった。
 終演後は緞帳を下ろした舞台で初日の乾杯。キャストも、オーケストラも、スタッフも、主催者も……、その場にいた全員が、この仕事に携わる誇りを感じていたはずである。

 この作品には心に残る台詞や歌詞が次から次へと出てくるが、今日の私に一番刺さったのはラスト・シーン。
 ショーのフィナーレが終わり、ジョルジュがジャン・ミッシェルを温かく送り出した後、白のスーツで現れたアルバンがジョルジュに優しく歌いかける時の歌詞であった。

 「時は過ぎたけれど 今よみがえる 若い日よ」

 鹿賀さんと市村さんの45年に及ぶ足跡。そして(私事だが)『ラ・カージュ・オ・フォール』に初めて触れた33年前の日本初演……。

 終演後の日生劇場は、地球上で一番愛の溢れる場所であった。

 これで『ラ・カージュ・オ・フォール』通信はおしまいである。ご愛読ありがとうございました。次は『アニー』2018通信。来週あたりから始まります。

 『ジキルハイド』の初日、そして今夜、劇場に小峰リリーさんの姿がなかったことが寂しい。『ラ・カージュ・オ・フォール』日本初演の演出家でいらした青井陽治さんの姿も。

 ご冥福をお祈りいたします。

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『ラ・カージュ・オ・フォール』通信

3月8日(木)

 舞台稽古2日目。今日のメニューは2幕。そしてゲネプロ。

 1幕と比べると、2幕はそもそも場面数が少ない。複雑で難易度の高いダンス・ナンバーもない。なので、舞台稽古も“さくさくっ”と進行。

 大休憩を挟み、ゲネプロ。

 『ラ・カージュ・オ・フォール』では、ゲネプロを観劇している関係者の皆さんには、できるだけ前方の席に詰めて座っていただくことにしている。作品の性質上、“舞台と客席とのやり取り”が何度も出てくるので、最終稽古であるゲネプロで“お客様の存在”をシミュレーションしておきたいからてある。
 その効果もあってか、舞台も客席もヒート・アップ。「初日か!?」と見まがうような盛り上がりの、素敵なゲネプロであった。

 ゲネプロ終了後、何人かの関係者が近寄ってきて、口々に「やっぱり『ラ・カージュ……』はいいですねぇ」と、しみじみと呟いた。皆さん「やっぱり泣いちゃいました」と付け加えて。

 さて。

 明日はいよいよ初日。お天気がやや気掛かりではあるが……。

 「でそれは皆様、しっかりと目を開けて。いよいよ開幕、ラ・カージュ・オ・フォール!!」

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『ラ・カージュ・オ・フォール』通信

3月7日(水)

 舞台稽古、1日目。今日のメニューは1幕。

 幕開きからブロックごとに、まず場当たり。必要な確認が済んだ所で、オーケストラと共にそのブロックを流す。
 音響チームの調整や照明の修正、芝居や振りの確認などなどが入った後、必要があれば同じブロックをもう1度やり、必要がなければ次のブロックの場当たりに進む。このような進行で今日のメニューを順調に消化した。

 劇場入りしてから初日を迎えるまでの間は“時間との戦い”で劇場中が殺気立っていることも少なくない。私のブログでも大半の作品でその様子に触れている。だが、今回の『ラ・カージュ・オ・フォール』は、そういう空気とは無縁である。
 4回目であること、劇場が4回とも日生劇場であること、キャストとスタッフの大半が『ラ・カージュ・オ・フォール』経験者であること、現場に以前のノウハウが蓄積されていること……などなど、(昨日も記したが)好条件が重なって時間との戦いに陥らないで済んでいる。

 どんな作品でも、できる限りこのようでありたい。

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『ラ・カージュ・オ・フォール』通信

3月6日(火)

 朝から転換稽古。

 スムーズな舞台転換は『ラ・カージュ・オ・フォール』の要ともいうべき大切な要素である。なので、上演のたびにしっかりと時間を取って転換稽古が行われる。

 10年前、このヴァージョンの初演時の転換稽古には大変な時間を費やした。なかなか複雑でデリケートな転換が行われているからである。
 が、4度目ともなると、舞台監督をはじめ、大道具を操作するスタッフにも、照明チーム、音響チームにも『ラ・カージュ……』経験者が大勢残っている。なので、今日の転換稽古はとてもスピーディに進行し、転換自体のクォリティも高かった。「1発OK」の場面も少なからずあった。

 転換稽古の後、照明合わせ。

 『ラ・カージュ・オ・フォール』の照明デザイナーは沢田祐二さんである。
 沢田さんは『ラ・カージュ……』日本初演時(1985年/帝劇)のデザイナーであり、鹿賀さんや市村さんの劇団時代の仲間であり、舞台とテレビ界の照明家の集まりである公益社団法人“日本照明家協会”の会長であり、私の大学の大大大先輩でもある。
 今回は再々々演でもあり、照明合わせも手際よく進んだ。が、照明デザインに気になるところがあれば、その場ですかさず修正が入れられる。
 舞台上のテクニカルな部分も、芝居の中身と同様に上演のたびに進化しているのである。

 夜は大きなダンス・ナンバーの幾つかを舞台で場当たり。
 舞台稽古は明日からであるが、明日以降を能率よく進行するために、これも不可欠な作業。

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『ラ・カージュ・オ・フォール』通信

3月5日(月)

 日生劇場へ。

 今日は終日スタッフの作業。

 舞台では仕込みの続き。楽屋周りでは衣裳やヘアメイクのチームが舞台稽古に向けての準備。オーケストラ・ピットには楽器が並べられ、音響チームはサウンドの調整。
 仕込みが一段落したところで舞台を照明チームに明け渡し、残りの時間はフォーカス合わせ。

 明日はテクニカル・リハーサルと照明合わせ。その後、大きなミュージカル・ナンバーの幾つかを舞台で当たって、明後日からの舞台稽古に備える。

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『ラ・カージュ・オ・フォール』通信

3月4日(日)

 『ジキルハイド』の合間に日生劇場へ。

 日生劇場で初めて演出させていただいたのは『サウンド・オブ・ミュージック』である。私にとっては初めての本格的なミュージカルの演出で、ミュージカルの演出家としての人生はその時から始まった。
 『サウンド・オブ・ミュージック』1998年の3~4月公演だったので、今回の『ラ・カージュ・オ・フォール』は「鹿賀さん&市村さんのコンビ誕生10周年」であるとともに、私の「日生劇場演出デビュー20周年」でもある。

 それはともかく、今日、明日はスタッフのみでの作業。今日は搬入と仕込みである。

 日生劇場では、大道具は奈落から大迫り(おおぜり=舞台面に切られた昇降装置を「迫り(せり)」と言うが、大迫りは文字通り「大きな迫り」のこと)を使って舞台面まで上げられる。
 見慣れた大道具が次々と迫り上がってきて、舞台面で広げられ、ある物は組み立てられ、またある物は昇降バトンに吊り込まれて行く。

 10年前、このヴァージョンの『ラ・カージュ・オ・フォール』をここで初演した時には、まさかこんなに繰り返し上演されることになるとは(10年の間に4回!)思ってもみなかった。

 何よりも嬉しい誤算である。

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『ラ・カージュ・オ・フォール』通信 そして『ジキル&ハイド』初日

3月3日(土)

 『ラ・カージュ・オ・フォール』の稽古場へ。オケ付き通し稽古。

 自然体でありながらメリハリがあり、適度に力は抜けているのにパワフル……と言う、なんだか“演劇の理想形”を見せられたような気がするオケ付き通しであった。
 『ラ・カージュ・オ・フォール』はこれで稽古場を撤収。 明日はいよいよ小屋入りである。

 さて。

 東京国際フォーラム ホールCへ。『ジキルハイド』初日。

 まず、ご来場くださった皆さん、本当にありがとうございました。
 公演はいかにも初日らしい緊張感の漂うものだった(舞台転換などにもミスが幾つかあったし)。本番中、何度も胃に穴が開くかと思ったが、何とかラスト・シーンまで辿り着くことができた。
 カーテン・コールではスペシャル・ゲストのフランク・ワイルドホーンさんが舞台に登場。キャストやスタッフ、そしてオーケストラの労をねぎらってくださった。

 舞台袖でカーテン・コールの出番を待つ間にワイルドホーンさんと話をした。

 フランク「始まりは2001年だよ。あれから17年だよ。あのころは僕たちも若かったよねえ。」
 山田「僕は30代でした。」
 フランク「僕は40代前半だった。」

 舞台上でワイルドホーンさんはこうもおっしゃった。「あと17年続きますように。」

 これで2018年の『ジキルハイド』通信はおしまいである。ご愛読ありがとうございました。引き続き『ラ・カージュ・オ・フォール』通信をよろしくお願いいたします。

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『ジキル&ハイド』通信 そして『ラ・カージュ・オ・フォール』からのお知らせ

2月27日(火)

 まず『ラ・カージュ・オ・フォール』からのお知らせ。

 出演者の小野寺創さんが、怪我のため休演することになった。代わりに下道純一さんの出演が決まった(公式のお知らせはこちら)。

 小野寺さんの1日も早い回復を祈らずにはいられない。

 で……東京国際フォーラム ホールCへ。

 『ジキルハイド』は、昨日に引き続き仕込みと調整作業。そして照明のフォーカス合わせ。

 フォーカス合わせは、何百灯もある照明機材を「どこに向けて」「どのように光を当てるのか」、1灯ずつ調整して行く地道で時間のかかる作業である。
 『ジキルハイド』は照明のデザインも見どころのひとつ。照明デザイナーは高見和義さんであるが、『ジキルハイド』照明デザインはとにかく格好いい。

 フォーカス合わせですら格好いい。

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