10月29日(土)
昨日はニューヨークの「自由の女神像」生誕125年のおめでたい日だったそうで、ニューヨーク湾のリバティ島では記念式典も行われた様だ。
『ニューヨークに行きたい!!』は、帝劇開場100周年記念公演であると同時に、自由の女神生誕125周年記念公演でもあったのだ(と私が勝手に決めた)。
さて。
11時30分より通し舞台稽古(ゲネプロ)。
本当は昨日の内に終えたかったのだが、今日にずれ込んだ。が、想定の範囲内ではある。ゲネプロ後は各セクションの直しの作業が開場時間ギリギリまで続く。なので本来は舞台で行われるお祓(はら)いが、急遽楽屋のエレベーター・ホールにある楽屋稲荷前に変更された。
16時35分、ロビーにて、マエストロ・塩田さんとその仲間たちによるプレ・ショーが始まる。
塩田さんとその仲間たちは、『ミー&マイガール』や『イーストウィックの魔女たち』の時にも、開演前のロビー・パフォーマンスで会場内を華やかな雰囲気にしてくれた。今回のショーは約15分間で、連日、開演の25分前位から行われる。お時間に余裕のある方は、お早めにご来場いただければ楽しいひと時をお過ごしいただける筈である。
17時。定刻通りに開演。
ネタバレになるので詳細は伏せるが、とても良い初日だったと思う。稽古初日から今日まで、キャスト&スタッフ一同、大変密度の濃い時間を過ごしてきたが、その価値のあった作品に仕上がった。
ハンブルクの初演を見た関係者のひとりに「こんなに面白かったっけ?」と言われたが、私はハンブルクを見ていないので、ハンブルクより面白かったのかどうか、それは分からない。が、そうであったのなら嬉しい。
終演後、オリジナル・プロダクションのプロデューサー、ヴィレム・メッツ氏を囲んで、東宝の製作チームの皆さんと会食。
メッツ氏は『三銃士』のプロデューサーでもあり、その初日にも来日されていたので、その時以来の再会である。日欧の演劇界の違いから日欧のビールの違いまで、今日も色々な話をしたが、「ライブ・パフォーマンスの持つ力を信じて、私たちはその未来に楽観的でいましょう」とおっしゃったことが強く印象に残っている。
明日は石川新太フロリアンの初日。吉井フロリアンとはまた違うキャラクターを楽しんで欲しい。
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