カテゴリー「『三銃士』」の記事

博多座『三銃士』千穐楽 そして『ニューヨークに行きたい!!』通信

9月28日(水)

  博多座の『三銃士』が千穐楽。ご来場下さった皆さん、本当にありがとうございました。

  『三銃士』の稽古が始まったのは5月。その頃はまだ夏の電力需要の様子が見通せず、夏の公演は公演回数が減らされるのでは、とか、上演時間を大幅に短縮する要請が出るのでは、などがまことしやかに噂されていた。
  劇場に限らず、あの頃はあらゆる産業がそう言う不穏な空気に包まれていたのだと思うが、そんな時期に取り組んでいたのがこの作品で本当に救われた。誰よりも私自身が『三銃士』から希望を貰った様に思う。

  公演関係者の皆さん、本当にお疲れさまでした。いつかまた、皆さんとお仕事ができる日が来ることを心より願っています。

  さて。

   『ニューヨークに行きたい!!』は本日も立ち稽古。

  リサとアクセルがまだ博多座から戻らないので、その間にマリア&オットーの場面を先行してどんどん進めている。2人はとうとうニューヨーク行きの豪華客船に乗り込んだ。
  その豪華客船を見送る場面に「ブエノス・ディアス・アルゼンティーナ」と言うナンバーがあるのだが、稽古の後半ではそのナンバーをステージング。

  このナンバーの振付は大澄賢也さんである。大澄さんとは俳優として『ウェディング・シンガー』でご一緒した。今回は振付家として初顔合わせ。『サイド・ショウ』の初日直前にも関わらず、合間を縫って駆けつけてくださった。
  大澄さんは素晴らしく誠実な俳優であると同時に、誰よりも完璧なダンサーのひとりでもある。大澄さんが振りを付けていくプロセスを拝見していると、踊ること、踊る人間をこよなく愛していることがひしひしと伝わってくる。
  まだ稽古開始から日が浅く、やや気を使い合っている様な部分の残るカンパニーが、振り付けの終わりには見事にひとつのチームに変化していた。大澄マジックである。

  明日は稽古OFF。明後日からリサとアクセルの稽古が始まる。

  最後にお知らせ。10月14日にこんなイベントが!

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『三銃士』西へ 初日!

9月3日(土)

 初日。

 福岡も終日強い風が吹き荒れ、時折雨脚も強くなる様な生憎の天気であった。その中をご来場くださった皆さん、本当にありがとうございました。

 開演前、14時より舞台を使用して立ち回りの確認。帝劇でも初日以降のしばらくは、毎日開演前に立ち回りの確認をしていたのだが、博多座でもしばらくはこれをやることになるだろう。
 15時より博多座の皆さんと『三銃士』カンパニー一同との顔合わせ。それぞれを代表して博多座社長の芦塚日出美さん、井上芳雄さんがご挨拶。その後、初日のお祓い。

 初日の開演は17時。博多座のお客様は、とても暖かく『三銃士』を迎えてくださった。博多座では幕間の休憩は30分。終演は20時10分位だっただろうか(時計を見忘れました)。
 カーテン・コールではカンパニーを代表して井上芳雄さんがご挨拶。更に初日スペシャルで、瀬奈じゅんさん、山口祐一郎さん、そしてロシュフォールとしての初日を迎えた原慎一郎さんもご挨拶。
 カーテン・コールが終わり、緞帳が下り、場内が明るくなり、オーケストラがエグズィット・ミュージックを奏でても、博多座のお客様は惜しみなく拍手を送ってくださった。
 そして緞帳前にダルタニャン&三銃士が颯爽と登場。どうやら博多座でも「これ」は続けられるらしい。

 これで「『三銃士』西へ」はおしまいである。短い間ですが、お付き合いいただいてありがとうございました。次はいよいよ『ニューヨークに行きたい!!』通信。お楽しみに。

 博多座の『三銃士』は9月28日まで。様々なリピーター特典も用意されている様である。

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『三銃士』西へ 舞台稽古2日目、そしてゲネプロ

9月2日(金)

 舞台稽古2日目。

 2幕の「ラ・ロシェルの陣営」からラスト・シーンまで、今日も快調なペースで進行。そして大休憩を挟んだ後、通し舞台稽古(ゲネプロ)。全体のスピード感や軽快さはそのままにメリハリの利いた良い出来であったと思う。
 原慎一郎さんのロシュフォール、松澤重雄さんの船長、青山航士さんの親衛隊員は、皆さんしっかりと持ち場を守ってくださった。そして全編で細かく行われた微調整もカンパニー一同手際よく処理してくださり、どこが変わったのか私ですら見逃してしまう程である。

 明日はいよいよ初日である。唯一心配なのは空模様。「晴れて」とまでは言わないので、せめてご来場されるお客様が安全にお越しいただける空模様であります様に。

 博多座でお待ちしています。

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『三銃士』西へ 舞台稽古1日目

9月1日(木)

 舞台稽古1日目。

 芝居の中身に問題は無いので、それ以外のこと(役が変わる人たちの場面、博多座の条件に合わせて微調整された場面、博多座から参加するスタッフのための部分、など)に重点を置いて、幾つかのブロックごとに稽古を進める。
 今日も終日、至って順調に進んだ。1幕を終えられれば、と予想していた稽古メニューも、2幕に入ることができたし。

 明日は今日の続き。舞台稽古をラストまで進めた後、通し舞台稽古(ゲネプロ)。

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『三銃士』西へ テクニカル・リハーサル、サウンド・チェック、そしてロシュフォール!

8月31日(水)

 舞台の方は終日スタッフ・ワーク。

 午前中より、まずはテクニカル・リハーサル。
 場面転換を、本番同様に音楽の寸法の中で、照明も付き合って行うリハーサルである。博多座に来て、大道具や照明を操作するスタッフの手が変わるので、その手順を付けるための時間である。
 夕方からはサウンド・チェック。
 オーケストラのメンバーにピットに入ってもらい、楽器ごとにサウンドやバランスを調整して行く、気の遠くなるような作業である。その様にしてマイクの1本1本の調整が終わって、ようやく全体でのサウンド・チェックに(楽曲を演奏する段階に)入れる訳である。

 昨日の日記にも記したが、それらの作業と並行して、稽古場では原慎一郎さんがロシュフォールを演じるための抜き稽古。
 原さんがロシュフォールに転出することになって、今度は原さんが演じていた部分を他の人に振り分けなければならなくなった。原さんが演じていた親衛隊員のパートに青山航士さんが、船長のパートに松澤重雄さんが入るのが主なところであるが、更には青山さんが抜けた後の手当ても必要なわけで……。
 一日がかりで、立ち回りの手を移したり、ステージングの調整を行ったりであった。

 舞台上の作業は至って順調。今日もタイム・テーブルで予定されていた時間より早いペースで諸々の作業が進んだ。明日はいよいよ舞台稽古。

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『三銃士』西へ 道具調べ・照明合わせ

8月30日(火)

 今日から博多の人である。

 スタッフは既に一昨日から仕込み作業にかかってくれていて、とても順調なペースでタイム・テーブルを消化している。今日の道具調べ・照明合わせも開始が1時間早まった。既に東京で公演した作品だから、と言うこともあるが、何よりも博多座のスタッフさんたちの意識と能力の高さの表われだと思う。
 演出は帝劇公演を踏襲しているので、変更部分も少ない。博多座の物理的な条件に合わせるための小さな変更のみである。

 博多座は、やはり帝劇とは見え方、或いは道具の収まり方が違う。博多座では、とにかく舞台が近く感じられる。それに、二階席、三階席のサイドと言う、帝劇にはない場所から舞台を見下ろす楽しみもある。
 帝劇には帝劇の良さがあり、博多座にはそれとは違った良さがある、と言うことなのだが。

 タイム・テーブルでは今日の終了予定は深夜26時となっていたのだが、それよりも遥かに早く、しかも予定よりも多くの場面をこなして本日の作業を終えた。
 これで明日以降の作業がぐっと楽になる。大変ありがたい。

 明日はセクションごとの調整と、テクニカル・リハーサル、それにサウンド・チェック。並行して、博多座の稽古場をお借りして、ロシュフォールさんたちの稽古。

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『三銃士』 東京千穐楽

8月26日(金)

  帝劇開場100周年記念公演ミュージカル『三銃士』が千穐楽を迎えた。ご来場下さった皆さん、ありがとうございました。

  稽古中は、夏の電力事情によっては公演が中止されるかもしれない、など、様々な不安を抱えての作品作りであったが、幸いなことにその様なことも無く、全公演を終了することができた。その幸せに感謝したいと思う。

  今日はいつも以上に女性のお客様が多かった様で、1幕も2幕も化粧室が落ち着くのを待って数分押しての開演となった。
  中身の方では、所々に千穐楽らしいアドリブが挿入されたり、三銃士+1が銀橋を行く場面では大きな歓声を頂いたり、実に楽しい公演であった。
  そしてカーテン・コール。いつもの様に井上芳雄さんの司会で、まずは公演期間中の義援金についての報告がなされた(参加して下さった皆さんに心より御礼申し上げます)。そしてキャストを代表して、瀬奈さん、橋本さん、山口さんがご挨拶。それぞれ、近い内に帝劇に戻って来ることのPRを忘れなかった。

  そして、吉野圭吾さんがご挨拶。

  既にご存知の方もいらっしゃるかも知れないが、吉野さんは8月21日の公演中にアキレス腱を痛めてしまった。以後の公演では、アクションの手順を変更して今日まで公演を続けて来たのだが、治療に専念するために、残念ながら博多座の公演には出演しない(代役などについてはこちらを)。
  そのことを、吉野さんがご自身の口から報告された。帝劇は大変温かい拍手で包まれた。

  休演者を出したことは痛恨の極みである。どうか、一日も早く回復されて、舞台に戻って来てくれます様に。

  さて、この後『三銃士』は博多座への旅に出る。スタッフは休む間もなく明日には旅立つ。私も30日には博多の人となる。
  博多座での初日は9月3日である。このブログでも、博多入りしてから初日を迎えるまでの様子をご報告したいと思う(但し、短文かもしれないが)。

  何はともあれ、皆さん本当にお疲れ様でした!(特に帝劇の皆さん!)そしてありがとうございました!

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ミュージカル『三銃士』日本初演 初日

7月17日(日)

  『三銃士』の初日が無事に幕を下ろした。ご来場下さった皆さん、本当にありがとうございました。

  今日は午前中から照明の直しなど、初日を迎えるにあたっての最後の調整作業。キャストは14時に稽古場に集合、昨日のゲネプロの駄目出しを行う。
  15時、関係者一同が集まり、舞台にて初日のお祓い。玉串を奉奠(ほうてん)して公演の成功と安全を祈願する。更にその後、舞台を使ってアクション・シークェンスの確認。こう言うことには、いくらやってもやり過ぎと言うことはない。

  開演は17時。初日の客席は満席であった。当日券を求めていらしたお客様にお帰り頂くこともあったと聞く。ご希望に添えなかった皆さん、ごめんなさい。
  さて。
  開演時刻が近づき、オーケストラのチューニングが始まる。それが終わると場内は緊張感を漲らせた静寂に包まれた。程なく客席が暗くなり、西野さんのタクトが振り下ろされ、勇壮なオーヴァーチュアが鳴り響き、初日の幕が上がった。

  客席は大変な盛り上がりで、こちらが吃驚する程であった。終演後は初日のスペシャル・カーテン・コール。カンパニーを代表して、井上芳雄さんがご挨拶。瀬奈じゅんさんと山口祐一郎さんもコメントを述べられた。
  それに続いて私も舞台に上がった。脚本家のアンドレ・ブリードランド氏を紹介するためである。ブリードランド氏からは大変好意的な賛辞を頂戴した。「これは世界で一番の『三銃士』だ」と(その様子は早くも公式ブログにUPされている!)。

  終演後、ブリードランド氏、それにオリジナル・プロダクションのプロデューサー、ヴィレム・メッツ氏と食事を共にする機会に恵まれた。
  色々なことを話したが、ブリードランド氏が「今日のお客様は、私の期待する場所で、期待する通りの反応をしてくれた。劇場には「世界共通の言葉」が本当にあるのだ、と思った」と話されたことが印象深い。
  私も、劇場には「世界共通の言葉」がある、と思う。

  これで『三銃士』通信はお終いである。ご愛読、ありがとうございました。次回は『三銃士』西へ、そして『ニューヨークに行きたい‼』通信の予定。それまではしばしの夏休み。

  帝劇開場100周年記念公演  ミュージカル『三銃士』は、8月26日まで上演中。その後、9月は博多座へ。

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『三銃士』通信 またミニ

7月16日(土)

  朝からテクリハの続き。お昼からは舞台稽古の続き。夜は、一時は「今日中に行うことは不可能なのではないか」と、まことしやかに囁かれたゲネプロ。無事終了。ホッと胸を撫で下ろす。

  上演時間は、1幕が約1時間30分。25分の休憩を挟んで、2幕が約1時間05分。プラス、カーテン・コールで、全体では3時間05分くらいになるのではないだろうか。

  初日まであと1日。アナログ放送終了まであと8日。

  それでは明日、帝劇で。

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『三銃士』通信 ほぼミニ

7月15日(金)

  午前中はテクリハ。午後は舞台稽古、昨日の続き、2幕の前半まで。今日は深夜作業が禁じられたので、舞台稽古終了後は電車のある内に帰宅。
  ブリードランド氏とメッツ氏は今日も劇場に顔を出され、我々が必死に稽古と調整を進めるのを眺めていらした。1場面やっては止まり、また止まり……なのだが、退屈では無かっただろうか。

  初日まであと2日。

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