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2026年4月の記事

『レベッカ』2026 Weekly

4月27日(月)

 ピアノでの通し稽古は昨日で終了。今日からはオーケストラと合流し、キャストとの合わせ=オケ合わせである。

 『レベッカ』のオーケストラは11名編成。私たちの『レベッカ』では大劇場版の編成から人数を絞った“シアタークリエ版”のスコアを使用する。そのシアタークリエはオーケストラ・ピットを設営できないので、指揮者とオーケストラは舞台上手(かみて。舞台に向かって右側)の袖中(そでなか)で演奏することになる。指揮はお馴染みの塩田明弘さんである。

 塩田さんとオーケストラの皆さんは午前中にサウンド・チェックを済ませ、そののちキャストと合流して、ものすごい勢いでオケ合わせのメニューを消化してくださった。塩田さんとオーケストラ・メンバーの何人かは昨日まで山形で『ジキル&ハイド』をやっていたはずなのだが……。

 これが神業でなくて何であろう。

 明日はオケ合わせの続き。そののちオケ付き通し稽古の予定。稽古場で過ごすのも残りわずか。最後まで悔いなく過ごしたい。

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『ジキル&ハイド』2026 大千穐楽

4月26日(日)

 3月15日(日)に東京/国際フォーラム ホールCで開幕した『ジキル&ハイド』が山形/やまぎん県民ホールで大千穐楽(おおせんしゅうらく)を迎えた。ご来場、ご声援くださった皆さん、心より御礼申し上げます。キャスト、オーケストラ、スタッフ……全ての公演関係者の皆さん、お疲れさまでした。

 開幕後は『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』『アニー』、そして『レベッカ』を巡っていたので『ジキル&ハイド』の進化を見届けることができなかった。それが心残りである。それと作品の注目度に比して公演回数が少なかったことも。次はもっとたくさんやりたい(※主催者への個人的な呼びかけです)。

 次があるなら……の話であるが。

 ジキル/ハイド役の佐藤隆紀さんが菊田一夫演劇賞を受賞されたことは先日のブログでも触れた。過去には第31回(2005年度)に鹿賀丈史さん(鹿賀さんは大賞を受賞)とマルシアさんが、第37回(2011年度)に石丸幹ニさんが『ジキルハイド』などの演技で受賞されている。僭越ながら私も第28回(2002年度)に『ジキル&ハイド』などの演出でいただいた。

 柿澤勇人さんも第49回(2023年度)に受賞されているのだが、対象作品は『ジキルハイド』ではなかった。

 さて。

 今までも不死鳥のように蘇ってきた『ジキル&ハイド』である。“次回”もきっとあるだろう(※個人的な願望であり主催者を代表した願望ではありません)。

 と言うことで……

 「また会おうジキル!」

 (2023年の大楽の時もそれだったよね……)

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『アニー』2026 開幕!

4月25日(土)

 丸美屋食品ミュージカル『アニー』が東京・初台の新国立劇場 中劇場で開幕した。昼の部がチーム・バケツの、夜の部がチーム・モップの初日であった。

 昨日も記したが、今日の昼の部で今までの入場者数の累計が200万人を超えた。それを記念して昼の部ではスペシャル・カーテンコールが行われた。
 ウォーバックス役の岡田浩暉さんが「累計入場者数が200万人に達した」ことを客席の皆さんにご報告。そのことを記した記念のボードが舞台に持ち出され、“本日昼の部限り”で特別にカーテンコールの撮影が(写真のみ。動画は不可)許された。

 既にたくさんの写真がSNSなどにUPされている。UPしてくださった皆さん、ありがとうございました!

 『アニー』東京公演は5月11日(月)まで。今年の夏は愛媛、大阪、仙台、そして名古屋に参ります。

 それでは劇場で!

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『アニー』2026 いよいよ開幕!

4月24日(金)

 今日はゲネプロであった。

 アニーは子供たちがダブルキャストなので(それぞれチーム・バケツとチーム・モップと呼ばれている)ゲネプロも2回である。昼はチーム・バケツの、夜はチーム・モップのゲネプロであった。
 昼と夜の間には劇場ロビーで恒例の囲み取材も行われた。その様子はいつものようにネットのニュースや演劇メディアなどが報じてくださっている。

 明日は初日。昼の部はチーム・バケツで12時30分開演、夜の部はチーム・モップで17時開演である。そして初演から41年目となる『アニー』は、明日の昼の部で累計の入場者数が200万人を突破するのだという。200万人の中にはまだ観客だった時の私と家族も含まれている。

 ミュージカル『アニー』は1977年初演のブロードウェイ・ミュージカルである。“子供向けのミュージカル”だと思っている方もいらっしゃるかもしれないが、私は(そして恐らくブロードウェイのクリエイターたちも)そうは思っていない。
 子供が観ても楽しめる、子供たちにぜひ観て欲しいミュージカルではあるが、『アニー』は大人にこそ観て欲しい、そして親子で一緒に観て欲しいミュージカルだと思う。観劇後は親と子で色々な話をして欲しいと思う。

 初演から50年近くが過ぎたというのに『アニー』は昨今の世界情勢と至る所でリンクする。

 この作品を次の世代に渡すことの責任の重さを今まで以上に感じる昨今である。

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第51回 菊田一夫演劇賞

4月23日(木)

 第51回菊田一夫演劇賞の受賞者が発表された。

 受賞者の中には石川禅さんと佐藤隆紀さんがいらっしゃる。禅さんの受賞理由には【『ダンス オブ ヴァンパイア』のアブロンシウス教授役の演技】があり、シュガーさんの受賞理由には【『ジキル&ハイド』のヘンリー・ジキル/エドワード・ハイド役の演技】がある。関係者のひとりとしてこれほど嬉しいことはない。

 受賞者の皆さん、ご受賞おめでとうございます!

 菊田一夫演劇賞についてはこちらをどうぞ。

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『レベッカ』2026 Weekly

4月20日(月)

 全場面にひと通り手を着けたので、この先は通し稽古を重ねて行くことになる。

 シリアスで緊張感が漂う場面も少なくない『レベッカ』だが、稽古場の雰囲気はとてもフレンドリーである。みんなで意見を出し合い、全員で芝居を作っているような感覚で、少なくとも私は居心地がいいし楽しい。

 話は変わる。

 Amazonの購入履歴によると、私は『レベッカ』の原作小説を2006年の7月14日に注文している。つまりその頃には『レベッカ』上演の話が進んでいた……ということだろう。手元にあるのは新潮文庫版なのだが、現在手に入る物とは翻訳が異なる大久保康雄さんの訳である。

 『レベッカ』は、同じミヒャエル・クンツェさん&シルヴェスター・リーヴァイさんの作品である『エリザベート』や『モーツァルト!』などと比べると再演の頻度は高くないかも知れないが、それでも日本初演からもう18年である。息の長い作品の1本に育った……と言っても言い過ぎではないだろう。

 新ヴィジュアルを使用した新しいフライヤーもできあがった。近年ではフライヤーを作らないことも珍しくないのだが、今回は作成された。ふたつ折りのとても雰囲気のあるフライヤーである。

 ぜひお手にとってご覧ください。

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『アニー』2026 Weekly!

4月17日(金)!

 昨日でビアノでの稽古は全て終了。稽古ピアノの安齋麗奈さん、お疲れさまでした!
 今日からオーケストラとの稽古がスタート。指揮の福田光太郎さんとオーケストラの皆さん、どうぞよろしくお願いします!

 そして!

 毎年恒例の“オーディション密着『アニー』特番”の放送が迫った!
 放送日は4月19日(日)。番組の詳細はこちらからどうぞ!

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『レベッカ』2026 Weekly

4月13日(月)

 立ち稽古は2幕の後半まで進み、おぼろげながら『レベッカ』の全体像が見えてきた。ミヒャエル・クンツェさんとシルヴェスター・リーヴァイさんによる濃密な音楽とともに、サスペンスに満ちたロマンティック・ミステリーをお楽しみいただけるのではないかと思う。

 『レベッカ』は、アガサ・クリスティに代表されるような“本格謎解きミステリー”ではないが、それでも謎はあり、どんでん返しもある。なのでストーリーをご存じない方には「予習をせずに」ご観劇されることをお勧めする。すでにストーリーをご存知の皆さんは「あの人があんなところであんな反応を……」を楽しんでいただけたら嬉しい。

 ミステリーは楽しい。アガサ・クリスティは中学時代の私の愛読書であった。劇場でミステリーを観るのも大好きである。

 作るのはものすごく骨が折れるけど。

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『アニー』2026 Weekly

4月10日(金)

 『アニー』は全場面をあたり終えた。この先は通し稽古を重ねることになる。

 アニー役の2人、孤児役の12人、そしてダンスキッズの12人。今年の子供たちも例年に劣らず個性豊かで、接していて思わず笑みがこぼれることも少なくない。子供たちの個性は年ごとにガラリと変わることが多いのだが、今年も今までの子供たちとは結構印象が違っていて……。

 そんな体験ができるのも『アニー』が毎年上演され続けているからこそである。

 アニー役の2人はどの年でも個性が異なることがほとんどなのだが(そもそも同じような印象の子を選ばないように考慮しているし)、今年の下山夏永さんと牧田花さんもその個性はかなり異なっているように思う。
 まだ稽古の中盤なので、ここから初日までにどのような進化を見せるのかそれはまだ分からない。が、今以上に個性的でのびのびとしたアニーになってくれたら嬉しい。

 気がつけば夏のツアー情報も解禁になっている。

 公式サイトのツアー情報へはこちらからどうぞ。

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『レベッカ』2026 Weekly

4月6日(月)

 立ち稽古は2幕に入っている。

 前回、2018~19年の『レベッカ』まで、マキシム・ド・ウィンターを演じていらしたのは山口祐一郎さんである。「わたし」は大塚千弘さん(初演時は大塚ちひろさん)がやはり初演から前回まで務め、前回からはトリプルキャストとなり大塚さんに平野綾さんと桜井玲香さんが加わった。
 ミセス・ダンヴァースはシルビア・グラブさんが初演と再演で演じ、再演からダブルキャストとなってシルビアさんに涼風真世さんが加わり、前回は涼風さんと保坂知寿さんのダブルキャストであった。

 4回目となる今回の『レベッカ』ではその全員がご卒業、主要キャストは一新されることになった。クリエイティブ・チームもステージングの加賀谷一肇さん、舞台美術の伊藤雅子さん、照明の高見和義さんが初参加で、このカンパニーで新しい『レベッカ』に取り組んでいる。

 『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』『アニー』のように演出を変えずに再演を重ねる作品もあれば、『ジキル&ハイド』『レベッカ』のように新演出を世に問う作品もある。どちらになるのかによって作品作りのポイントや稽古の進め方は当然変わってくるのだが、そのどちらが良いか、或いは優れているか……という話ではもちろんない。どちらのやり方にもそれぞれの良さと価値があると思うのである。

 頭の使い方、神経の張り巡らし方……は、どちらになるかで全く違うのだけれど。

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『アニー』2026 Weekly

4月3日(金)

 立ち稽古が進行中。

 『アニー』『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』のように10年を超えて繰り返し上演されている作品の場合、稽古をしながら以前の上演時とは異なる感覚になることがある。

 どちらの作品もジャンルはミュージカル・コメディで、どちらの作品にも物語の発端には分断された人々がいて、それが物語の終わりには価値観の違いを乗り越えてひとつになる。
 私たちはもっともっと良い世界を作ることができる。どちらもそんなメッセージが込められたハッピー・エンドのミュージカルである。

 どの作品でも初演のプロダクションを立ち上げる時には、その作品のメッセージをどのようにしてお客様に届けるかを思案しながら取り組む。この2作品でももちろんそうで、そのメッセージは皆さんにお持ち帰りいただけたのではないか、と感じていた。そして世界は少しずつ良い方向に向かう……そう信じていた。

 しかし、現実の世界は10年前には想像もしていなかった様相を見せている。世界は明らかに良くない方向に向かっている。『アニー』『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』が持つ楽天性を、私自身が楽天的に信じていたことに(特に今年は)気づかされ、同時に、では私たちがやらなければいけないこと何なのか……。そんな感覚になるのである。

 世界が理性と良識を取り戻しますように。

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