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2026年3月の記事

『レベッカ』2026 Weekly

3月30日(月)

 順調に立ち稽古が進んでいる。

 今回の『レベッカ』は、ウィーンで2022年に上演されたヴァージョンに基づいている。
 2022年のヴァージョンでは台詞やト書きの一部に手が加えられている。譜面も部分的に改訂され、歌詞や楽曲のサイズ、歌われる場面や歌い手が変更になった箇所もある。そして1曲、新曲に差し替えられた楽曲がある。が、改定の程度は「もはや新作」……と言うほど大掛かりなものではない。

 今回のキャストはほとんどが『レベッカ』には初参加である。そのキャストの皆さんと稽古に取り組んでいると、以前の上演とは異なる解釈が生まれてくることが少なからずある。よく知っている……と思っていた台詞や音楽が、今までとは異なる意味合いで聞こえてくることも一度や二度ではない。

 芝居作りは本当に面白い。そして奥が深い。いま稽古している『アニー』でも、先日開幕した『ジキル&ハイド』でも、以前の上演とは違う景色が見える瞬間が何度もあった。

 正解はひとつではないのである。

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上演決定! 『キングダムⅡ -継承-』

 舞台『キングダムⅡ -継承-』の上演が決定した。

 公式Xはこちら

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『アニー』2026 Weekly

3月27日(金)

 丸美屋食品ミュージカルアニーの稽古も始まっている。

 41年目となる今年の『アニー』のトピックは、アニーが大冒険に出るきっかけを作る大富豪=オリバー・ウォーバックス役を岡田浩暉さんが演じることだろう。岡田さんは『アニー』初登場である。

 岡田さんのウォーバックスは、昨年まで幾度となくウォーバックスを演じた藤本隆宏さんとはかなり印象が異なる。どう異なるのかはぜひ劇場でお確かめいただきたいのだが、同じ脚本で同じ台詞を喋っていても「こんなに異なる表現が成立するのだなぁ」と、最初の読み合わせである種の感動を覚えたほどである。

 同じストーリー、同じ台詞なのに……という部分が演劇の面白いところなのだと私は思う。演劇では正解はひとつではなく無限にあるのだ。
 そして「ウォーバックスの印象が異なる」ということが周囲に少なからずハレーションを起こしている。これはいい意味で……なので、今年の『アニー』もどうぞお見逃しなく。

 お知らせがもう一点。昨年実施されて好評を得た「舞台手話通訳付き公演」が今年も実施されることになった。詳細は公式サイトのチケット情報ページをご覧ください。

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ミュージカル『レベッカ』 製作発表

3月26日(木)

 品川プリンスホテルへ。ミュージカル『レベッカ』の製作発表である。

 登壇者は海宝直人さん、豊原江理佳さん、朝月希和さん、明日海りおさん、霧矢大夢さん、それに私である。大抵の場合、製作発表での私の指定席はいちばん端なのだが、今日はそうではなかったのでちょっぴり居心地がよくない。が、それはどうでもいい話である。

 製作発表は“キー・ビジュアル”のお披露目からスタート。ベールの掛けられた大きなパネルの前に海宝さんが進み出てベールを外すと、ミステリアスで美しい今回のキー・ビジュアルが姿を現した。今までは公式サイトも文字情報だけだったのだが、今日からはコレである。

 続いてキャストの皆さん(と私)からご挨拶。それから取材の皆さんとの質疑応答。そしてフォト・セッション……と続いた。
 その様子はいつものように演劇メディアの皆さんが映像や写真を添えてお伝えくださるだろう。私がそれほど大したことを喋っていないことも明らかになるはずである。

 製作発表後は稽古場へ。既に立ち稽古に入っていて、キャストの皆さんやステージングの加賀谷一肇さんとアイデアを出し合いながら、今日も新しい場面を作る。

 それにしても……

 製作発表でアンベール(除幕)するのは流行りなのだろうか? (『エリザベート』でしょ? 『十二国記』でしょ?)

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『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』明治座初日

3月25日(水)

 ミュージカル天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~が東京・明治座で開幕した。2023年の再演に続く6度目の上演である。

 初日の今日は森公美子さん&石井一孝さんのデロリス&エディ。指揮の田尻真高さんのカウントで音楽が始まると客席も一気にヒートアップ。途中休憩30分を挟んでカーテン・コールの「みんなで歌って踊ろう」のコーナーまで、その熱量は増すことはあっても減ることはなかった。
 明治座は、今までこの作品が上演されていた帝劇やシアターオーブと比べると舞台が近く感じる。親密な空気が客席にも漂い、それもヒートアップの一助となっていただろう。

 今回から参加のニュー・キャストの皆さんはそれぞれに魅力的で、舞台上には新鮮な風が吹いていた。演出の鈴木ひがしさんも全編に細やかに手を入れてくださっていて、懐かしさと新しさが混在した素敵な『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』に仕上がった。

 明日はダブルキャストの彩風咲奈さん&廣瀬友佑さんのデロリス&エディが初日を迎える。今日に劣らない熱風が明治座に吹き荒れますように。

 ミュージカル『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』東京公演は4月21日(火)まで。そののち大阪(梅田芸術劇場 メインホール)、長野(サントミューゼ 大ホール)、宮城(仙台銀行ホール イズミシティ21 大ホール)、愛知(愛知県芸術劇場 大ホール)に参ります。

 それでは劇場で!

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『レベッカ』2026 Weekly

3月23日(月)

 ミュージカルレベッカの稽古が始まっている。

 『レベッカ』はイギリスの小説家ダフネ・デュ・モーリアの同名の小説を原作とするミュージカルである。脚本・作詞はミヒャエル・クンツェさん、音楽はシルヴェスター・リーヴァイさんで、2006年9月にウィーンのライムント劇場で世界初演された。
 小説が発表されたのは1938年で、1940年にはハリウッドで映画化もされている。サスペンス映画の巨匠と呼ばれたアルフレッド・ヒッチコックが監督し、第13回アカデミー賞で作品賞を獲得した。そちらをご存知の方もいらっしゃるだろう。

 ミュージカル版『レベッカ』の日本初演は2008年4月。シアタークリエのオープニング・シリーズ第3弾として6月まで上演された。再演は2010年の3月から6月にかけて、名古屋(中日劇場)、東京(帝国劇場)、大阪(梅田芸術劇場 メインホール)の3都市で行われた。
 更に2018年12月から翌年2月まで東京、愛知、福岡で再々演が行われ(シアタークリエの10周年ラインナップの1本であった)、今回はそれに続く4度目の公演となる。

 この4度にわたる『レベッカ』の上演では、演出がその都度一新されてきた。今回も新演出である。
 そしてウィーンでは2022年に改訂版が上演されている。この改訂版では台詞やト書きに細かく修正が入り、ミュージカルナンバーも歌詞やサイズや歌い手などが変更されている個所がある。1曲だけだが新曲に差し替えられたナンバーもある。今回の私たちの『レベッカ』もこの改訂版に拠っている。

 キャストも一新され、クリエイティブ・チームにも新たな顔ぶれを迎えた新生『レベッカ』。開幕は5月6日(水)である。

 お楽しみに。

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『ラ・カージュ・オ・フォール』が帰ってくる……!?

 帰ってくるとは思ってなかったでしょ?
 私だって思ってなかったのに。

 というワケで、ブロードウェイ・ミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール~籠の中の道化たち~』が帰ってくる!
 まさかまさかのダブルキャストである!!

 公式サイトへはこちらからどうぞ。

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『ジキル&ハイド』2026 ダブルキャスト初日!

3月16日(月)

 公演2日目。ダブルキャストの、昨日出演していない皆さんの初日である。
 今日のダブルキャストはジキル/ハイド=佐藤隆紀さん、ルーシー=和希そらさん、エマ=唯月ふうかさんで、この3人は本作初登場の「未経験者」トリオ。3人とも多かれ少なかれ緊張はあっただろうと想像するが、それを感じさせない見事な初日であった。「時が来た」は今日もショー・ストップだったし。

 昨日、2幕で発生した技術的なトラブルも、スタッフの皆さんの奮闘により無事に解消された。つまり今日は本来の形で無事に公演を行うことができた。

 最高の初日であった。

 これで2026年の『ジキルハイド』通信はおしまいである。が、公演はまだまだ続く。
 ミュージカル『ジキルハイド』東京公演は東京国際フォーラム ホールCにて3月29日(日)まで上演中。そののち大阪、福岡、愛知、山形に参ります。

 それでは劇場で!

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『ジキル&ハイド』2026 初日!

3月15日(日)

 ミュージカルジキルハイドが開幕した。3年ぶり、8度目の再演(初演を数に入れれば9度目)で、ヴァージョンとしては3つ目となる新演出版(ニュー・プロダクション)である。
 今日のダブルキャストはジキル/ハイド=柿澤勇人さん、ルーシー=真彩希帆さん、エマ=Dream Amiさんで、3人とも前回から続投の「経験者」トリオである。

 開演前の客席には初日特有の緊張感も漂っていたように思う。が、芝居が始まるとキャスト一同は(緊張感はありながらも)素晴らしいパフォーマンスを見せた。1幕のハイライト「時が来た」ではショー・ストップも起きた。
 歯痒かったのは、2幕の途中で技術的なトラブルがあり、本来お届けするはずのものとはやや違った形でショーを続けざるを得なかったことである。そういう意味では、前回のブログに記した「最高の初日」には残念ながらならなかった。

 とは言え、ゲネプロでは開演した途端に(主人公すら登場していないのに)ストップする……と言う惨事があったので、それを思えば十分満足な初日なのであった。

 明日はダブルキャストのもう一方の皆さんの初日である。

 明日こそ最高の初日になりますように!

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『ジキル&ハイド』2026 Weekly

3月9日(月)

 劇場入りしている。東京国際フォーラム ホールCである。

 稽古場ではオーケストラとキャストとの合わせ、そしてオケ付き通し稽古を無事に終え、とても良い形で稽古を打ち上げた。初日まで残り1週間、照明、音響、衣裳、ヘアメイク……の力を借りで、最新、最良の『ジキルハイド』を生み出したい。
 上演時間は今までのヴァージョンと大きくは変わらず、1幕が1時間20分前後、2幕が1時間前後、これに5分程度のカーテンコールがついて2時間50分前後に収まりそうである。幕間休憩は25分の予定である。

 生みの苦しみ、と言うものがある。いつでも、どの作品にもそれは付いて回るのだが、苦しめば苦しんだほど、生み出した後の喜びも大きい。

 最高の初日になりますように。

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『シスター・アクト』『ジキル&ハイド』通信

3月5日(木)

 天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~の顔寄せへ。

 田中プロデューサーの進行でキャストとスタッフが紹介される。ご挨拶は東宝の池田専務執行役員、デロリス役の森公美子さんと彩風咲奈さん、演出の鈴木ひがしさん、そして私。私は「この作品の初演以来いちばん大切にしていること」を述べる。それは、この作品の中では「拳銃で撃たれれば人は命を奪われる」と言うことのリアリティである。

 『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』はミュージカル・コメディなので笑える場面やおっちょこちょいな登場人物が続出する。が、銃口を向けられた人が感じるであろう恐怖がこの物語の発端にあることは、どんなことがあっても忘れずにいたいと思う。

 ジキルハイドはオーケストラとキャストとの合わせ。

 言葉には尽くしがたい興奮と感動。初めて生でこの音楽を聴いた時の情景がまざまざと蘇る。ミュージカルがミュージカルであることの意味がここにある。

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『レベッカ』東京公演 スケジュール決定!!

 ミュージカル『レベッカ』東京公演のスケジュールが決定した。公式サイトへはこちらからどうぞ。

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『ジキル&ハイド』2026 Weekly

3月2日(月)

 1幕、2幕それぞれのおさらいを経て、1回目の通し稽古。

 1月19日のWeeklyでも触れたが、『ジキルハイド』の一番の魅力は音楽の圧倒的な素晴らしさだと思っている。なので演出も、ドラマ部分をスピーディに進めて圧倒的なミュージカル・ナンバーにどう飛び込むか、ミュージカル・ナンバー自体をどう成立させるか……を軸に組み立てられている。
 フランク・ワイルドホーンさんによる楽曲には大曲、難曲も少なくない。振り幅の大きなドラマを引き受けながらそれらの楽曲を歌い踊るキャストの負担はかなりのものだろう。そこが観る人の胸を打つのだが。

 新たな殺人、新たなステージング、新たな舞台美術もいい感じに仕上がってきた。いよいよ稽古場最終週。もうすぐオーケストラの皆さんがやってくる。

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