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『ジキル&ハイド』2026 Weekly

2月9日(月)

 本格的な立ち稽古が始まっている。

 2012年に初演された前回までのヴァージョンは、作り手としては十分に満足の行く仕上がりに到達することのできた数少ない作品の1本であった。その『ジキルハイド』にもう1度別の角度から取り組んでみよ……と言うのが今回である。願ってもない幸せであると同時に、逃げ出してしまいたいような恐怖でもある。が、幸いなことに「恐れを知らない」スタッフ&キャストの皆さんとご一緒なので、今のところは恐怖より幸せが勝っている。

 自分でも面白いと思うのは、「十分にやり切った」と感じていた作品でもまだまだ新たな表現の仕方が見つかることである。そしてその結果、自分の物の見方や感じ方が年月を経る間にアップデートされていることに気づかされたりもする。

 面白いなあ。

 話は変わる。

 『ジキル&ハイド』の中では少なくない登場人物が命を落とすことになる。ご覧いただいたことのある方はご承知だと思うが、同じ命の落とし方をする者はひとりとしていない。その多彩な命の落とし方を初演よりデザインしてくださっているのがアクションの渥美博さんである。

 今日も1人目の命の落とし方について、大勢の大人が顔を突き合わせて何時間も「ああでもない」「こうでもない」と試行錯誤して……。

 この感じが『ジキルハイド』なんだよなぁ。

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