『十二国記』Weekly
12月1日(月)
劇場入りしている。日生劇場である。
帝劇がお休みしている間は日生劇場が日比谷でのホーム――或いはフランチャイズ――のように私は感じる。思い出のたくさん詰まった劇場なのである。今日からは全セクションの力をお借りして、いよいよ総仕上げである。
稽古場のラスト4日間はオーケストラとキャストとの合わせ、そしてオケ付き通し稽古であった。
何と言っても『十二国記 ―月の影 影の海―』はオリジナル・ミュージカルの新作である。オーケストラの演奏するミュージカル・ナンバーもその場にいる全員が初めて聞いているのである。“歴史的な瞬間”と言ってもあながち間違いではないだろう。
オケ合わせの時にいつも感じていることだが、音楽は何と雄弁なのだろう。この物語を“ミュージカル”と言うスタイルで語る意味があることを再認識した4日間でもあった。
話は変わる。
主人公が自分の住むのとは異なる世界に飛ばされて帰還を模索する……と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、私の世代では映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年/ロバート・ゼメキス監督)だと思う。テレビの洋画劇場で繰り返し放送されていたり、劇団四季さんがミュージカル版を上演中だったりするのでご覧になった方も少なくないだろう。
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で強く印象に残っているのは、主人公のマーティ・マクフライがタイムスリップして1955年の世界に降り立った瞬間の不安そうな表情である。マーティも『十二国記 ―月の影 影の海―』の主人公=陽子も共に高校生だと言うこともあるだろうが、陽子が異世界で目覚めた瞬間の不安や困惑や恐怖……を想像する手掛かりになったように思う。
ありがとう、マイケル・J・フォックス!
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