『十二国記』通信
12月5日(金)
舞台稽古1日目。
芝居作り(ストレートプレイでもミュージカルでも)には「劇場に入ってからでないと進められない作業」が少なからずある。照明や音響のデザインがそうであるし、大道具や映像など美術セクションの仕事もそうである。
今回は劇場入りに先立って本番仕様の大道具を(全部ではないにせよ)仮り組みすることができたので、そこで(一部だとはいえ)大道具や照明、映像、衣裳、造形物……などの確認をさせてもらえたのが奏功している。やっていなければ今ごろ顔面蒼白であっただろう。
劇場入りした12月1日(月)から昨日まではスタッフだけで作業の日々であった。搬入/仕込みに始まり、道具調べ/照明合わせに移り、オーケストラと音響チームのサウンドチェック……と続き、昨日までに舞台稽古に入るためのあらかたの作業は終えた。が、全てが終わっているわけではないので、この先も舞台稽古の前後に各セクションの作業を消化して行くことになる。
今日はまずスタッフだけでテクニカル・リハーサル(転換稽古)。『十二国記 —月の影 影の海—』では複雑で大掛かりな舞台転換はやっていないのだが、それでも音楽と照明の変化、大道具の移動スピードと映像のタイミング……など、舞台稽古に入る前に調整を済ませておきたい箇所が幾つもある。なのでまずそれを。
続いてキャストとオーケストラの皆さんとでミュージカル・ナンバーを何曲かサウンドチェック。そしてその後、舞台監督の都倉さんより舞台表裏の説明を受けていよいよ舞台稽古に突入……。
今日の稽古メニューを駆け足でこなして1日目を無事に終えた。
今まで脳内で補完していた舞台の片鱗が遂に姿を現わした。
……お楽しみに。
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