2025年8月の記事
『アニー』2025通信 金沢開幕!
8月24日(日)
金沢公演が開幕し2回の公演を無事に終えた。金沢は今日1日限りの公演であった。
会場の本多の森 北電ホールは1700名ものキャパシティがありながらワンフロア、ワンスロープ(2階席が無い)という作りで、なので客席空間は縦にも横にもかなり広い。次の会場である愛知県芸術劇場の客席も巨大な空間なのだが、5階席まである愛知とこことでは印象も結構異なる。ここの最後列からの眺めは中々壮観である(『TDV』をここで観てみたい)。
それにしても金沢の暑さといったら。最高気温は35度に達し、街中なども意外と日陰が少ない。ならばと早朝の兼六園に出かけてみたりもしたのだが、まあ……幾分かはまし、といった塩梅であった。
さて。
次はいよいよ最終地、名古屋である。名古屋公演は8月29日(金)~31日(日)の3日間である。
今年は台風は大丈夫……かな?
『アニー』2025通信 金沢へ!
8月23日(土)
金沢に来ている。
丸美屋食品ミュージカル『アニー』恒例の夏のツアー、3カ所目の会場は本多の森 北電ホールである。
本多の森 北電ホールは、かつては石川厚生年金会館と呼ばれていた。1977年に竣工し、設計は黒川紀章さんである。
ある年齢から上の人には“厚生年金会館”は懐かしい思い出と共に蘇る言葉だろう。厚生年金会館は全国各地に所在していた大型ホールで(レストランやホテル、宴会場などが併設されている所も多かった)、内外ミュージシャンのコンサートや来日ミュージカルなどの会場としてお馴染みの存在であった。
が、保険料の使い道についての議論が起こり、各地の会館は売却され、取り壊されたり別の名称で存続することとなった。石川厚生年金会館は後者である。
金沢から2025年の大千穐楽となる愛知まで、チーム・バケツの子供たちが再登板。チーム・モップのみんなは先日の大阪公演千穐楽をもって卒業となった(アニーとモリーがダブルキャストの交互出演であることは今まで通り)。
今日もいつもの通り、いくつかの場面を場当たり、確認。あとは明日、お客様をお迎えするばかりである。
明日は11時と15時30分の2回公演。金沢も暑かった……です。
『アニー』2025通信 大阪開幕! が……
8月15日(金)
大阪公演の初日が開幕した。
が、11時開演の回の公演途中で緞帳を閉める……という事件が起きた。
不幸中の幸いで、50分近い中断の後に公演は再開され最後まで上演することはできたのだが、楽しみにご来場くださったのにお待たせしてしまった皆さん、そして終演後にご予定のあった皆さんには心よりお詫び申し上げます。
何が起きたのかというと、舞台上の天井付近から本番中の舞台にポタリポタリと水が(雨漏りのように?)落ちてきたのだという。
舞台には照明や音響などの電気設備があり、そこに水が掛かれば“漏電”のような事態も起こりうる。再開までに時間を要したのは水漏れへの対処に加えて、そこの部分の確認に時間を取られたこともあったようだ。
長時間の中断にもかかわらず、ドラマシティのお客様はたくさんの声援を送ってくださった。関係者のひとりとして胸が熱くなるのを禁じ得なかった。
11時の回の終演時刻が大幅に押した関係で15時30分の回までの準備時間も必然的に短くなり、スタッフの皆さんは休憩や食事の時間を惜しんで開演前の準備に取り組んでくださった。おかげで2回目の公演は通常通りに開演し、何事も無かったように終演することができた。
舞台にはトラブルはつきものである。が、できることならトラブルは無い方が嬉しい。
この先も大きなトラブルがありませんように。
『アニー』2025通信 大阪へ!
8月14日(木)
大阪に来ている。
丸美屋食品ミュージカル『アニー』恒例の夏のツアー、2カ所目の会場は梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティである。梅田芸術劇場には2つの劇場があり、ひとつが(先月『ダンス オブ ヴァンパイア』をやっていた)上階の“メインホール”で、もうひとつが地下の“ドラマシティ”である。
余談であるが、メインホールでは8月17日(日)にミュージカル『ピーター・パン』が公演される。
『ピーター・パン』は日本では『アニー』と並んで長年に渡って上演され続けてきたミュージカルである。そして今年ピーター・パンを演じている山崎玲奈さんは2019年のアニーであった。この2作品が上と下の劇場で同時に上演されるなんて……素晴らしい!
それはともかく、大阪から子供たちはチーム・モップにバトンタッチ。アニーと(最年少孤児の)モリーは今まで同様にダブルキャストである。今日は限られた時間でいくつかの場面を場当たり、確認。開幕の準備を整えた。
明日は大阪公演の初日。大阪では開演時刻は11時と15時30分である。千穐楽は8月20日(水)。
シアター・ドラマシティでお待ちしています!
『アニー』2025通信 上田開幕!
8月2日(土)
2025年の『アニー』夏のツアーが無事に開幕した。
上田での公演は今日1日だけであったが、午前の回も午後の回も大勢のお客様がご来場くださった。
「信州」と聞くと、少なくとも東京などよりは涼しそうな印象を持つが、今日の上田は35度まで上昇し、これでは東京とほとんど変わらない。そんな中をご来場くださった皆さん、本当にありがとうございました。まあ劇場内は空調が効いて快適なので、ご観劇中は外の暑さをしばし忘れて楽しんでいただけたのではないかと思われる。舞台上では雪も降るし。
夏のツアー、2か所目は大阪である。大阪公演は8月15日(金)から20日(水)まで、会場はお馴染みのシアター・ドラマシティである。
関西の皆さんとお会いできるのを楽しみにしています(大阪は今日は37度だったらしい)。
『アニー』2025通信 上田へ!
8月1日(金)
長野県の上田に来ている。
丸美屋食品ミュージカル『アニー』恒例の夏のツアー、1カ所目の会場はサントミューゼ(上田市交流文化センター)大ホール。客席数1530席の立派な会場である。以前にも記したが、このヴァージョンの『アニー』は初年度(2017年)にお邪魔している(その時の通信はこちら)。それ以来、8年ぶりの上田である。
今日はいくつかの場面の場当たりをおこなった後、ゲネプロ。ダブルキャストは明日の午前の部の2人(アニーは小野希子さん、モリーは戸川稀琴さん)であった。東京公演の千穐楽以来の、オーケストラの皆さんもそろったフルサイズの『アニー』との再会であった。
明日はツアー初日にして上田公演の千穐楽。午前の部は10時30分開演、午後は15時開演である。東京公演とは異なり結構早い時刻に開演するので、どうぞお間違えのありませんように。
上條恒彦さん
上條恒彦さんの訃報が届いた。
上條さんとご一緒したのは『屋根の上のヴァイオリン弾き』(1986年/帝国劇場)と『黄昏』(1988年/日生劇場)の2作品である。どちらも私が演出家になる前のことである。
『屋根の上のヴァイオリン弾き』は森繁久彌さんが主人公のテヴィエを演じていらした時代で、上條さんは肉屋のラザール・ウォルフを演じていらした。1986年の公演は「森繁さんの最後のテヴィエ」と発表され、森繁さんは次のテヴィエに上條さんを指名された。その時の『屋根の上のヴァイオリン弾き』は3か月に及ぶ公演で、上條さんは3か月の間に7回、マチネ公演でテヴィエを演じた。マチネ以外の本公演ではラザール役を務めながらである。
『黄昏』はアーネスト・トンプソン/作のストレートプレイで、1981年にヘンリー・フォンダとキャサリン・ヘップバーンの共演で映画化されているのでご存知の方もいらっしゃるだろう。近年でもいろいろな団体が上演しているので、それらをご覧になった方もいらっしゃるかも知れない。
その登場人物わずか6人のストレートプレイを日生劇場で2か月間上演した際に、上條さんはビル・レイという役を演じた。ストレートプレイなのでもちろん歌わない。俳優としての上條さんとじっくりお付き合いする貴重な機会であった。
その後仕事でご一緒することは叶わなかったが、楽屋などで顔を合わせればとても気さくに声をかけてくださった。ご子息の上條駿さんも俳優で、『ローマの休日』や『ジキル&ハイド』などでご一緒しているのだが、駿さん経由で上條さんからの言付けが届いたりもした。
ご冥福をお祈りいたします。


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