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『THE BEST/New HISTORY COMING』通信

1月9日(木)

 歌稽古と並行してステージングがスタート。9階稽古場を振付チームに譲り、歌稽古はB4稽古場へ。

 振付をお願いしているのはこの5名。上島雪夫さん、大澄賢也さん、桜木涼介さん、本間憲一さん、麻咲梨乃さんである。ただし全曲に振付/ステージングが付くと言うことではなく、選ばれた何曲かが振付/ステージングされることになる。振付助手は松島蘭さん、大久保芽依さん、美都さん、大畑浩恵さんである。

 今日の振付担当は上島雪夫さん。制約の少なくない、結構ややこしいナンバーだったのだが、限られた時間の中で手際よく面倒を見てくれて……感謝。踊りまくった皆さん、お疲れさまでした。

 この稽古場で稽古をするのは『ローマの休日』(2020年)以来である(2023年の『キングダム』は帝劇で稽古しなかった)。ホームに戻った嬉しさと、これが最後と言う切なさが去来する。

 (前日よりつづく)見習い期間中、帝劇では『屋根の上のヴァイオリン弾き』(1984年4~6月公演)と『花の吉原つき馬屋』(7月公演)が上演されていた。『屋根……』は森繁久彌さんがテヴィエを演じていた時代である。
 その頃の帝劇のレパートリーはミュージカルが主体ではなく、『花の吉原……』のような(“商業演劇”と呼ばれた)ストレートプレイが大半であった。東京宝塚劇場でも歌劇団の公演は通年では行われておらず、年間では商業演劇が5か月、歌劇団の公演が7か月の割合で上演されていた。そんな時代に私はこの世界での初めの1歩を踏み出した。(つづく)。

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