『THE BEST/New HISTORY COMING』通信
1月27日(月)
歌稽古。そして振り付け/ステージングとそのブラッシュアップ。
今日は今までの中では一番大勢がそろった稽古であった。みんながそろうとやはり楽しい。
話は変わる。
帝劇の楽屋口は地下1階、先日閉店した「丸亀製麺」の左側にある。そこには“帝国劇場楽屋口”と書かれた鉄扉があって、そこを抜けると1月13日のブログに記した「かつて楽屋食堂があった廊下」に通じている。
楽屋口は、コロナ禍以前はファンの皆さんがお目当てのキャストの入り待ち/出待ちをする風景がよく見られた場所である。井上芳雄さんを出迎える皆さんの列が“プリンスロード”などと称されて話題になったこともあった。
しかしコロナ禍以降、現在では入り待ちも出待ちも禁止されている。なので、楽屋口前での滞留はご遠慮くださいますように。
(前日よりつづく)帝劇での演出作品15本目は『My Story-素敵な仲間たち―』(2020年9月17日・18日)である。2020年は「新型コロナ感染症が社会のあらゆることを止めてしまった」年である。劇場を取り巻く環境も一変してしまったことはまだ記憶に新しい。帝劇でも予定されていた『エリザベート』『ミス・サイゴン』が公演を中止し、『ジャージー・ボーイズ』はコンサートに形を変えて上演された。
帝劇が通常公演を再開したのは10月の『ローマの休日』からで、9月はまだ通常通りの公演は行われていなかった。『My Story ―素敵な仲間たち―』はその9月を埋める形で急遽企画された2日間/4ステージだけのトークショーであった。ホストは山口祐一郎さんで、ゲストは浦井健治さん&保坂知寿さん、加藤和樹さん&平方元基さん、そして中川晃教さんであった。
この年以降、土壇場になっての公演中止やキャストの休演、代役での上演……などが各地の劇場で続くことになる。帝劇にも受難の日々であった。(つづく)
| 固定リンク
コメント