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『THE BEST/New HISTORY COMING』通信

1月7日(火)

 『THE BEST/New HISTORY COMING』の稽古は帝劇内にある稽古場で行われている。
 稽古場は帝劇ビルの9階にあり、なので「9階稽古場」と呼ばれている。帝劇にはこの他に地下4階と地下6階にも稽古場があり、それぞれ「B4稽古場」「B6稽古場」と呼ばれている。

 3つの稽古場の中で一番広いのは9階稽古場で、なので通常は帝劇で次に開幕する作品がここを使用する。
 帝劇の舞台間口が実寸で取れ、天井も高く、奥行きも舞台の半分は確保できる立派な稽古場なのだが、近年では舞台美術が大型化する傾向にあって、この稽古場でも手狭になることが増えた。なので外部のより広い稽古場を借りる作品も現れ、必ずしも「帝劇作品だからここで稽古を行う」と言うことでもなくなった。代わりにシアタークリエや日生劇場などで上演される作品の稽古がここで行われることも起きている。

 (前日よりつづく)「東宝演劇部が演出部員を募集しているから受けてみないか」と、声を掛けられたのは大学4年の夏……だったか、もう少し後だったか。就職はせずフリーの舞台スタッフとしてやって行くつもりだった私は、採用試験の前に慌てて上演中の東宝の舞台を観に出かけた。
 その時観たのは東京宝塚劇場の『天正女合戦』(1983年10月公演)と『アルジェの男/ザ・ストーム』(11月公演)、そして帝劇の『孤愁の岸』(10~11月公演)であった。大学の授業の一環で観た『屋根の上のヴァイオリン弾き』(1982年5~10月公演)以来の帝劇であった。(つづく)

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