訃報 真島茂樹さん
真島茂樹さんが亡くなった。
真島さんのオフィシャルサイトを拝見すると、先月もお元気に舞台に立っていらしたご様子で(その舞台をご覧になった方のSNSへの書き込みも目にしていたし)、今月も舞台のご予定があり、この先もいくつもの舞台が決まっている。誰よりも驚いていらっしゃるのはご本人かも知れない。
真島さんとお付き合いしたのは『ラ・カージュ・オ・フォール~籠の中の道化たち』(2008年、2012年、2015年、2018年、2022年)と『王様と私』(2012年、2013年、2014年)の2作品で、前者では日本版の振付家とキャスト(ハンブルクのハンナ役)として、後者ではやはり日本版の振付家とプリンシパル・ダンサー(劇中劇「トーマスおじさんの小さな家」でサイモン王を踊られた)としてご一緒した。
それ以前、私が演出家になる前にも沢山の舞台でご一緒した。森繁久彌さん、西田敏行さん時代の『屋根の上のヴァイオリン弾き』(1986年、1994年、1996年)や、私が舞台監督だった時の『ラ・カージュ・オ・フォール』(1997年)、そしてストレートプレイの『星降る里』(1989年)などである。
あまりにも急なことで気持ちの整理もつかないが…
真島さんのことを敢えて一言で言い表せば「愛溢れる人」である。
真島さんの愛は途方もなく優しく、そしてとてつもなく厳しい愛であった。
真島さん、これまでのご厚情、心より感謝いたします。
いつまでもいつまでも踊り続けてくださいね。
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