『シスター・アクト』Weekly
10月2日(月)
ミュージカル『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』の稽古が始まっている。
『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』は、ウーピー・ゴールドバーグ主演で大ヒットしたコメディ映画『天使にラブ・ソングを』(1992年/エミール・アルドリーノ監督)を原作とするミュージカル・コメディである。修道院の聖歌隊が活躍する物語なので映画にもたくさんの歌が登場するが、映画は“音楽映画”ではあるものの“ミュージカル映画”ではない。
ミュージカル版は2006年にアメリカ・カリフォルニア州のパサディナ・プレイハウスでトライアウトを行い、正式な公演は2009年6月2日にウェストエンドのロンドン・パラディアムでオープンした。大幅に改定が施されたブロードウェイ版は2011年4月20日にブロードウェイ劇場で開幕、台本とスコアをブロードウェイ版に準ずる日本版は2014年6月1日に帝国劇場で初演の幕を開けた。以後2016~17年、2019~20年と再演を重ね、今回が「4演目」となる人気作品である。
……という文章を記したのは去年の今頃である。その「4演目」は2022年11月から今年の1月にかけて東京、大阪、広島、愛知、福岡、長野で行われたのだが、東京公演の半分ほどが(広島公演の一部も)新型コロナ感染症のために公演中止となってしまったことはまだ記憶に新しい。コロナが5類感染症に移行する前のできごとである。
そんな経緯もあってか、思いもよらぬ早さでシスターたちが帰ってきてくれた。今回(5演目)は東京、大阪、そして静岡を回る。初日は11月5日(日)、東京公演の会場は渋谷の東急シアターオーブである。
では開幕までのひと月、どうぞよろしくお付き合いください。
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