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2023年8月の記事

『アニー』2023 大千穐楽

8月27日(日)

 丸美屋食品ミュージカル『アニー』。2023年の夏のツアーが新潟県民会館大ホールで大千穐楽を迎えた。

 今年の『アニー』は2019年以来の、4年ぶりの完全版での(2021年、2022年に上演された短縮版ではない)上演であった。コロナに関してはまだまだ予断を許さない状況下であったが、無事に今日を迎えられたことは何よりも嬉しい。

 と同時に「公演を無事に開催し続けること」に全力で取り組んだカンパニー全員の労をねぎらいたい。「withコロナ」と言う言葉も聞かれなくなって久しいが、今の状態が正にwithコロナであろう。
 コロナは存在する。しかしコロナで経済活動を止めない。そのための注意は怠らない。そう言うことであろう。

 話は変わる。

 2023年の『アニー』が終わった……と言うことは、2024年の『アニー』が動き出している……と言うことである。

 ご応募の皆さんはこちらからどうぞ。

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『家族モドキ』通信 大千穐楽

8月24日(木)

 7月26日に東京のシアタークリエで幕を開けた『家族モドキ』が、愛知県の刈谷市総合文化センターアイリスで大千穐楽の幕を降ろした。

 東京公演の後、愛知公演の前は大阪公演だったのだが、大阪への移動日は東海道新幹線大混乱の日であったらしい。

 私は、幸か不幸か『SHINE SHOW!』開幕に向けてシアタークリエに缶詰だったので大阪公演には参加しなかった。が、通常なら「のぞみ」で2時間30分程度の東京~新大阪間がその4倍近くかかるような混乱であったようだ。
 その混乱にスタッフもキャストも巻き込まれたらしく、座席の確保もままならず立ちっぱなしだったり、急遽他社線で迂回したり……という話も聞いた。

 予定されていたサンケイホール ブリーゼでの仕込み開始時刻に全スタッフは当然揃わず、一時は初日の開幕が絶望視されるような状況だったのではないかと想像する。
 が、幾つかの幸運と関係者全員の奮闘があって大阪公演は何事もなかったかのように幕を開けた。『SHINE SHOW!』も顔負けの裏話である。

 閑話休題。

 そんな舞台裏のトラブルには見舞われたものの、『家族モドキ』は1公演も中止されること無く全日程を無事に終えた。最後のカーテン・コールでは4人のキャストがご挨拶。その中で『家族モドキ』の配信が決定したことが報告された。詳細は公式サイトで発表されるそうである。

 さて。

 『家族モドキ』をご観劇、ご声援くださった皆さん、本当にありがとうございました。そしてキャスト&スタッフ、公演関係者の皆さん、お疲れさまでした。


 ではまた。劇場で。

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『SHINE SHOW!』通信 初日

8月18日(金)

 まず素晴らしい初日であったことをご報告しておきたい。

 コメディは、お客様に笑っていただいてようやくコメディとなる。たとえ本番と寸分違わずにゲネプロを遂行できたとしても、そこにお客様がいないのであればそれはコメディではない。コメディを目指す作品の単なる途中経過があるだけである。
 本番でお客様がご来場くださっても、笑っていただけなければそれもコメディではない。コメディを目指したがコメディとなれなかったものである。

 そう言う意味で今夜『SHINE SHOW!』はコメディとなった。だから素晴らしい夜なのであった。

 終演後のお客様の反応を伺う限り、顔寄せで述べた抱負(こちらを参照のこと)は達成できたのではないかと思う。もしそうであれば、その目標の実現に向かってひたすら邁進してきたキャスト&スタッフ全員の執念の賜物である。

 なので、後はひとりでも多くのお客様にご来場いただきたい。ご損は絶対にさせません。

 豪華歌入りシチュエーションコメディ『SHINE SHOW!』はシアタークリエにて9月4日まで上演中。その後、兵庫へ参ります。

 お見逃しなく!

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『SHINE SHOW!』通信 舞台稽古2日目

8月17日(木)

 舞台稽古2日目。

 午前中はスタッフのみでテクリハ。そののち舞台稽古、昨日の続き。
 8月14日のブログに「劇場入りしてから調整しなければならない項目が膨大」と記したが……その膨大な調整を何とか終えた。辛抱強くお付き合いくださった各セクションの皆さんとキャストの皆さんに感謝。

 さて。

 明日は待ち遠しかった初日。18時開演である。

 ……その前にゲネプロ。

 ……その前にお祓い。

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『SHINE SHOW!』通信 舞台稽古1日目

8月16日(水)

 朝から道具調べ/照明合わせ、そしてサウンドチェック……昨日の続き。夕方より舞台稽古。

 稽古場と劇場では当然のことながら多くの部分が異なる。

 稽古場はありがたいことに舞台の実寸が取れていて、稽古用の大道具もあり高低も再現されていた。が、あくまでも骨組みだけの仮の大道具なので本番用の舞台美術とは別物である。劇場の客席のような距離や角度から舞台を眺めることも稽古場では叶わない。

 音響デザインも稽古場としてはかなり充実した環境に設えられていた。が、劇場の客席に座ると、稽古場では再現されていなかった多くの情報が聞き取れることに驚く。のど自慢大会の臨場感は明らかに上がっている。

 照明も稽古場では一切表現されていなかった領域である。そして衣裳とヘアメイク。スタッフの力は偉大である。

 さて。

 舞台稽古は幕開きからまず場当たり。「稽古場では表現されていなかった様々な領域」と「芝居」を融合させることに主軸を置いて。

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『SHINE SHOW!』通信 道具調べ/照明合わせ

8月15日(火)

 道具調べ/照明合わせ。

 昨日少し時間を稼いだので、午後から予定されていた道具調べ/照明合わせも午前中からスタート。『SHINE SHOW!』はストレートプレイであるが照明のCueは300を超えるので、持ち時間は多いほどありがたいのである。

 『SHINE SHOW!』のハイライトである歌唱シーンを成立させるために、音響チームの仕込みも“ミュージカル並み”となる。加えて、カラオケ大会の舞台上と舞台裏、観衆の反応など、音響チームが再現しなければならない環境も多岐に渡る。ご苦労をおかけしている音響デザイナーは大野美由紀さんである。

 今日の作業も順調に進行して終了。明日は今日の続き。そして舞台稽古。

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『SHINE SHOW!』通信 劇場入り

8月14日(月)

 シアタークリエで仕込み作業が始まった。

 今日・明日は終日スタッフの作業日である。稽古は無い。
 東京地方は降ったり止んだり……不安定な天気であったが、朝イチの大道具搬入に支障はなく胸を撫で下ろす。

 大道具や音響チーム、照明チームの仕込み/吊り込みも順調で、タイムテーブルでは夕食後に予定されていたタッバ合わせ(舞台上の照明バトンや文字幕の高さを確定する作業)も夕食前に。
 『SHINE SHOW!』は劇場入りしてから調整しなければならない項目が膨大なので、少しでも時間を稼げるのはありがたい。タッバの後は音響チームのサウンドチェック、さらにその後、照明のフォーカス合わせ。

 『SHINE SHOW!』の舞台美術デザイナーは中根聡子さんである。
 中根さんがデザインしてくれたセットは機能的な上に華やかで、『SHINE SHOW!』のグレード感を一段と引き上げてくれる。想像していた以上に引き上げてくれるので……

 嬉しい~♪

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『SHINE SHOW!』通信 稽古場最終日

8月13日(日)

 稽古場最終日。

 ここ数日は連日“通し稽古”を行っていて、今日が稽古場での最終通し稽古である。出来は、私としては控えめに言っても「かなり面白い!!」だったと思う。
 そんな稽古場の雰囲気は東宝演劇部のX(旧Twitter)宣伝公式アカウントで窺い知ることができるだろう。色々なニュースや映像がUPされているのでご覧いただければ幸いである。

 上演時間も見えてきた。1幕が1時間前後、2幕が1時間25分前後に落ち着きそうである。幕間の休憩は25分で、なので全体では2時間50分程度になるのではないかと思われる(増減があったらごめんなさい)。
 シチュエーション・コメディは「スピードが命」なので、上記の時間が少しでも縮まればその方が嬉しいのだが。

 通し稽古終了とともに稽古場の撤収。ひと月の間、お世話になりました。

 明日からシアタークリエで仕込みが始まる。以前にも記したが、劇場は私にとっては「一番ワクワクする場所」である。

 遠足前夜の小学生のように今夜は眠れないかも知れない。

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『家族モドキ』通信 東京千穐楽!

8月13日(日)

 7月26日に開幕した『家族モドキ』東京公演が本日無事に千穐楽を迎えた。

 キャスト並びにスタッフ、公演関係者の皆さん、お疲れさまでした。ご来場・ご声援くださった皆さん、心より御礼申し上げます。
 チーム『家族モドキ』はこの後大阪へ向かう。大阪公演の会場はサンケイホール ブリーゼで、初日は8月18日(金)である。

 無事に開幕し、大阪の皆さんにも楽しんでいただけますように。

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『Yuichiro & Friends』!

 『Yuichiro & Friends -Singing! -Talking! Not Dancing!-』の上演が発表となった。

 公式サイトへはこちらからどうぞ。

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『SHINE SHOW!』Weekly

8月7日(月)

 稽古メニューを順調に消化し、今日は粗通し(あらどおし)。多少粗くてもいいので通してみよう……という前向きな精神の現れである。
 初めて全編を繋げてみて、『SHINE SHOW!』のポテンシャルの高さを再認識した。と同時に、繋げてみた時の課題も幾つか。残りの時間でそれを徹底的に潰したい。

 先日来、衣裳合わせも行われている。
 が、登場人物たちのほとんどは会社員である。稽古場が「稽古の行き帰りにすれ違う人々と大差ない人たち」だらけとなる。衣裳デザイナーは西原梨恵さんである。

 粗通し後は照明打ち合わせ。
 『SHINE SHOW!』はミュージカルではないが、場面数が多いので照明のキューも比例して多く、デザインも複雑なものになるだろう。照明デザイナーは倉本泰史さんである。

 そして『SHINE SHOW!!』稽古場日報、好評公開中!!(こちらからどうぞ)

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『SHINE SHOW!』Weekly

7月31日(月)

 海外ミュージカルの翻訳上演を演出することが多い私なのに、この夏はストレートプレイ、しかも舞台は現代の日本……と言う作品が連続している(シアタークリエで上演中の『家族モドキ』と稽古中の『SHINE SHOW!』)。

 『SHINE SHOW!』の稽古は現在2巡目に入っている。全体としては稽古はとても順調に進んでいると言えるのだが、所々に「もっと上手いやり方がある」ように感じられる部分もある。「もっと上手いやり方」を見つけるには試行錯誤が必須なので、そういう部分が見つかると想定していた以上に時間を費やすことになる。結果として今日も予定されていたメニューを消化できずに終わった。お待たせしてしまった皆さん、ごめんなさい。

 が、稽古場は笑いの絶えない良い雰囲気である。その雰囲気のお陰で私も粘ることが可能なのであるが。

 『SHINE SHOW!』のキャストは、昨年の劇団公演から続投する皆さんと、今回から参加する皆さん、そして劇団公演から出演しているけど役が変わった人、に分けられる。大げさに言えば、稽古場は異種格闘技戦の様相を呈している。

 今日は稽古の前に顔寄せが行われた。その時の挨拶で私は「こんなに面白い芝居があったのか」「こんなに面白い芝居を生み出す人たちがいたのか」「こんなに面白い俳優さんがいたのか」「この俳優さんはこんなに面白かったのか」と、多くのお芝居好きのお客様に知らしめる作品にしたいと抱負を述べた。

 『SHINE SHOW!』はそんな作品です。

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