『アニー』2023 Weekly
4月10日(月)
稽古場で過ごす日々も残りわずかとなってきた。
既に全場面をあたり終え、ここ数日は各場面やミュージカル・ナンバーのブラッシュ・アップに取り組んでいる。私は相変わらずフル・ヴァージョンの『アニー』に戸惑いながら、それでも楽しく充実した日々である。
昨年と一昨年は、感染症対策もあってダブルキャストの子供たちが「稽古場で対面しない」ように稽古メニューが組まれていた。今年はチーム・バケツとチーム・モップが揃って、ようやく本来通りの賑やかな稽古場に戻った。ダンスキッズのみんなも全員一緒なのが嬉しい。
この日が戻るのに4年かかった。当初はこんなに長引くとは思いもしなかった。
この4年の間に劇場やそこで働く人々が被ったダメージは決して小さくはないが、出演キャストに何かあった時の代役の制度(スウィングと呼ばれる)が試行されるなど、演劇界がリスクに対応する方向に踏み出したことも忘れずにいたい。
場内でのマスク着用が不要となり、大きな声を出して笑えるのはいつになるだろう。客席を使った演出が復活するのも待ち遠しい。
早くその日が戻りますように。
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