『ジキル&ハイド』Weekly
3月6日(月)
ピアノでの通し稽古(2回)、オーケストラとキャストの合わせ(オケ合わせ)、オケ付き通し稽古(2回)……と“稽古場最終週のメニュー”を無事に消化し、昨日で稽古場での全行程を終えた。本日から東京国際フォーラムホールCに場所を移しての作業が始まっている。
言うまでもないことだが、ミュージカル『ジキル&ハイド』の作者はフランク・ワイルドホーンさん(音楽)とレスリー・ブリカッスさん(脚本・作詞)のお2人である。
『ジキル&ハイド』のワールド・プレミアが行われたのは1990年。劇場はテキサス州ヒューストンのアレイ・シアターであった。ブロードウェイのプリマス・シアターに登場したのは1997年。日本初演はその4年後、2001年であった。
日本初演の会場は日生劇場で、オープニング・ナイトは11月5日であった。ワイルドホーンさんは『ジキル&ハイド』が日本で上演される度に初日に駆けつけてくださるのたが、2001年の初日に駆けつけてくださったのはブリカッスさんであった。
ブリカッスさんは初日のカーテン・コールで舞台に上がられ、日本カンパニーに最大級の賛辞をくださった。そしてその夜、私はブリカッスさんご夫妻と会食するという栄に浴した。
その時のことを記した文章が残っている。このページの右側にある「カテゴリー」欄の「アーカイブ」に所蔵されているのだが、こちらをクリックしていただけば直接そのページに飛ぶことができる(20年以上前の文章なので……。乱筆乱文ご容赦ください)。もうひとつ、ブリカッスさんの訃報に接した時のブログがこちら。ブリカッスさんは2021年の10月19日に亡くなった。
ブリカッスさんは、ワイルドホーンさんと手がけられたもう1本のミュージカル『シラノ』が日本で上演された際にも初日(2009年5月5日/日生劇場)にご来場くださることになっていた。が、直前になってその予定はキャンセルされた(そのことに触れたブログはこちら)。
ブリカッスさんとの再会は叶わぬ夢となった。
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