『ジキル&ハイド』Weekly
2月20日(月)
2幕の立ち稽古に入っている。
今日のメニューは盛り沢山であった。
ミュージカルの稽古は「歌」と「ダンス」と「芝居」の段取りや約束事を覚えるプロセスでもある。なのでメニューが盛り沢山だとその分演者の覚えなければならないことも増大する。タイトルロール(主人公)ともなれば覚えることはそれはもう膨大である。
キャストの皆さんの覚える能力、覚えたことを再現する能力には敬服するほかはない。段取りを考えた本人である私には、それを覚えることも再現することも困難である。
それを鮮やかにやってのける石丸さんと柿澤さんの能力はまさに驚異的である。さすがに今日の稽古終了時のお2人からは十分過ぎるほどの充実感が伝わってきたのであるが、石丸さん、柿澤さん、明日も新しい場面ですよ。
『ジキル&ハイド』は全編に緊張感が漂うシリアスなミュージカルである。が、稽古場の雰囲気は和やかで明るい。
それは座長である石丸さんのお人柄によるところが大きいだろう。キャスト・スタッフひとりひとりのプロフェッショナルな姿勢もあるだろう。
クォリティの高い作品が生まれるのはこういう稽古場からなのだと思う。
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