« 2023年1月 | トップページ | 2023年3月 »

2023年2月の記事

『家族モドキ』上演決定!

 田渕久美子さんによる書下ろしの新作家族モドキの上演が決まった。

 キャストは山口祐一郎さん、浦井健治さん、大塚千弘さん、保坂知寿さんの4人のみである。
 お察しの良い方はもうお気づきだと思うが、2020年の12月~翌年の1月にかけて上演された『オトコ・フタリ』に続く「あのシリーズ」(?)の第2弾である。

 間違いのないようにお断りしておくが、これはミュージカルではない。ストレート・プレイである。

 大事なことなのでもう1度。


 これはミュージカルではない。ストレート・プレイである。

| | コメント (1)

『ジキル&ハイド』Weekly そして『キングダム』東京公演千穐楽

2月27日(月)

 『ジキル&ハイド』は全場面をあたり終え、今日は2幕をおさらい。そののちカーテン・コールを段取り、更に1幕の幾つかの場面を抜き稽古。
 オーケストラのリハーサルも別スタジオで始まった。明日は1回目の通し稽古。

 今回の『ジキル&ハイド』がダブルキャストで公演されることには以前も触れた。ダブルキャストの醍醐味には色々あるだろう。

 稽古では「キャストの数だけアナザー・ストーリーが生まれる」可能性があることも醍醐味のひとつだろう。台本もスコアも同じものを使用していても、キャストが違えば「そこから生まれる表現は別の物になる」可能性が少なくない。これが醍醐味でなくて何であろうか。

 稽古を終えて帝劇へ。2月5日に開幕した舞台『キングダム』東京公演が千穐楽。

 今日まで1人の休演者も無く、公演がキャンセルされることも無かったことは何よりも喜ばしい。この先『キングダム』は大阪、福岡、札幌へと出向くが、5月11日の大千穐楽までどうかこのまま無事が続きますように。
 

| | コメント (0)

『ジキル&ハイド』Weekly

2月20日(月)

 2幕の立ち稽古に入っている。

 今日のメニューは盛り沢山であった。
 ミュージカルの稽古は「歌」と「ダンス」と「芝居」の段取りや約束事を覚えるプロセスでもある。なのでメニューが盛り沢山だとその分演者の覚えなければならないことも増大する。タイトルロール(主人公)ともなれば覚えることはそれはもう膨大である。

 キャストの皆さんの覚える能力、覚えたことを再現する能力には敬服するほかはない。段取りを考えた本人である私には、それを覚えることも再現することも困難である。
 それを鮮やかにやってのける石丸さんと柿澤さんの能力はまさに驚異的である。さすがに今日の稽古終了時のお2人からは十分過ぎるほどの充実感が伝わってきたのであるが、石丸さん、柿澤さん、明日も新しい場面ですよ。

 『ジキル&ハイド』は全編に緊張感が漂うシリアスなミュージカルである。が、稽古場の雰囲気は和やかで明るい。
 それは座長である石丸さんのお人柄によるところが大きいだろう。キャスト・スタッフひとりひとりのプロフェッショナルな姿勢もあるだろう。

 クォリティの高い作品が生まれるのはこういう稽古場からなのだと思う。

| | コメント (0)

『ジキル&ハイド』Weekly

2月13日(月)

 ジキルハイド』の稽古場へ。

 ブロードウェイ・ミュージカル『ジキルハイド』は1997年4月28日にプリマス劇場(現在のジェラルド・ショーンフェルド劇場)で開幕した。日本版の初演は2001年11月5日に開幕、会場は日生劇場であった(今回は東京国際フォーラム ホールCです)。

 初演でタイトルロールを演じたのは鹿賀丈史さんで、2003年、2005年、2007年と再演を重ねた。石丸幹二さんが『ジキルハイド』を引き継いだのは2012年で、この時から演出が変わり、2016年、2018年と再演され今回で4度目の上演となる。

 主要キャストの内、前回(或いはそれ以前)からの続投となるのは石丸幹二さん(ジキル/ハイド)、笹本玲奈さん(ルーシー)、畠中洋さん(ストライド)の3人で、今回が初登場となるのは柿澤勇人さん(ジキル/ハイド)、真彩希帆さん(ルーシー)、Dream Amiさん(エマ)、桜井玲香さん(エマ)、石井一孝さん(アターソン)、上川一哉さん(アターソン)、佐藤誓さん(プール)、そして栗原英雄さん(ダンヴァース)である。

 かつてなかったような「大幅なキャストの入れ替え」と、初めての「ダブルキャスト」が2023年版の特徴と言うことができよう。現在は1幕を精力的に立ち稽古中。

 このブログには2007年以降の『ジキルハイド』通信が残されている。ご興味のある方は、このページ右側にあるカテゴリー欄の『ジキルハイド』から辿ることが可能です。

| | コメント (0)

『キングダム』通信 ダブルキャスト初日!

2月6日(月)

 2日目の今日も18時開演である。が、その前に今日のキャストでゲネプロ。実質的には今日は2回公演なのである。大変なのである。

 ゲネプロを済ませていよいよ本番。いつも冷静な(私にはそう見える)牧島さんが、開演前まるで小学生のように緊張していたのが意外であった。
 昨日と今日は特別カーテン・コール。出演者を代表して、昨日は三浦さん、小関さん、山口さんが、今日は高野さん、牧島さん、そして山口さんがご挨拶。どちらの公演も最後はスタンディング・オベーションを頂いた。

 これで『キングダム』通信/Weeklyはおしまいである。ご愛読ありがとうございました。
 次は『ジキルハイド』Weekly。早く気持ちを切り替えなくては……(汗)

 舞台『キングダム』は帝国劇場で2月27日まで。そののち大阪、福岡、札幌へ参ります。ご期待ください。

| | コメント (0)

『キングダム』通信 初日!

2月5日(日)

 朝から「やらなければならないこと(Part 1)」を全力で片付る。そののち舞台にて“公演の安全と成功”を願ってお祓い。更にそののち「やらなければならないこと(Part 2)」を無我夢中で片付ける。

 帝劇には沢山のお客様がご来場くださった。
 初日公演は18時開演。舞台『キングダム』の世界初演は時間通りに始まった。

 今日ご覧くださった皆さんは楽しんでくださっただろうか。期待に背かぬ『キングダム』になっていただろうか。楽しんでいただけたのなら、期待に応えることができたのなら嬉しい。

 そして原作者の原泰久さんが初日をご観劇くださった。終演後にキャストの皆さんと共にご挨拶。

 明日はダブルキャストのもうひとチームの初日。その前にやらなければならない(以下略)

| | コメント (0)

『キングダム』通信

2月4日(土)

 4日間に及んだ舞台稽古の締めくくりとして初日キャストでのゲネプロ。脚本の藤沢文翁さんが観に来てくださる。

 劇場に入り、照明やオーケストラの生演奏、舞台美術に衣裳、ヘアメイクなどが加わり、『キングダム』の世界が一気に広がった。その実現に全力で取り組んでくださったスタッフのおひとりおひとりに心より感謝を申し上げたい。

 そして明日はいよいよ初日である。が、やらなければならないことがまだ残っている。

 それらが無事に片付き、最高の初日を迎えられますように。

| | コメント (0)

« 2023年1月 | トップページ | 2023年3月 »