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2023年1月の記事

『キングダム』Weekly

1月30日(月)

 帝国劇場に来ている。

 稽古場のメニューを無事に(?)終え、あとは“劇場でしかできない作業”に邁進するだけ、と言うところまで漕ぎ着けた。
 劇場入りしてからは搬入、仕込み、フォーカス合わせ……などを済ませた。引き続き道具調べ、照明デザイン、サウンドチェック……などに進む。明後日から始まる舞台稽古に向けての準備作業である。

 舞台『キングダム』のクリエイティブ・チームをご紹介しておくと、美術デザイナーは松井るみさん、照明デザイナーは高見和義さん、音響デザイナーは大野美由紀さん、映像デザイナーは栗山聡之さん、衣裳デザイナーは中原幸子さん、ヘアメイクデザイナーは宮内宏明さんである。帝劇で新作の幕を開けるのに相応しい、何とも頼もしい顔ぶれである。

 既に発表されている通り、帝劇は2025年をもって閉館・建て替えとなる。
 初めて帝劇の舞台裏に足を踏み入れたのは1984年のことであった。あれから40年近くが過ぎたが、帝劇は私の一番好きな劇場である。

 “現帝劇での最後の新作”と思って開幕まで全力を尽くしたい。

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『キングダム』Weekly

1月23日(月)

 追加キャストとして壌晴彦さんと岩間大樹さんの参加が発表された。壌さんは昭王(しょうおう)と竭氏(けつし)の2役を演じる。

 ここ数日はいつもの稽古場を離れ、倉庫・兼・稽古場とでも呼ぶべき場所に行き、そこに本番用の大道具を持ち込んでの稽古に勤しんでいた。いままでの稽古場では再現できなかった立体的な状況での様々なアクションを「これでもかっ!!」と言うくらい作り込む。

 本来の稽古場ではオーケストラのリハーサルも始まり(でもミュージカルじゃないよ!)色々と慌ただしくなってきた。

 そして原作コミックの『キングダム』は最新刊/67巻が発売された。

 舞台版がそこまでたどり着ける日がいつか来るのだろうか?

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『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』大千穐楽

1月22日(日)

 昨年の11月3日(日)に東京の東急シアターオーブで開幕した『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』が本日、長野のホクト文化ホールで大千穐楽を迎えた。

 途中で体調不良による休演者や公演中止もあり順風満帆とはいかなかったが、大千穐楽を迎えられたことは喜ばしい。全ての公演関係者とご来場・ご声援くださった皆様に心より御礼申し上げます。

 『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』はコロナ禍に突入する前、無事に全公演を完走することができたミュージカルの最後の1本であった(2020年2月2日が前回公演の大千穐楽。同年の2月下旬には政府がイベント開催自粛要請を出した)。あれから3年が過ぎた今も我々はコロナに翻弄され続けている。

 だがしかし、こんな時代にこそ『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』なのだと私は思う。この作品に携わることで私自身がどれほど癒され勇気づけられたことか。皆さんもそうであったのなら嬉しい。

 劇場が多くの人々に癒しと勇気を与えられる場所であり続けますように。

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『キングダム』Weekly

1月16日(月)

 稽古は佳境に入っている。怒涛なのは言うまでもない。

 ここ数日は2幕のクライマックスとなる場面を作っている(あ、舞台『キングダム』は2幕構成です)。クライマックスではほぼすべてのキャストが入り乱れて物語が進行することになるので、観客は「目がいくつあっても足りない」と感じることになるかも知れない。私は足りない。

 舞台『キングダム』のキャストは様々なフィールドから集まっている。人数も近年の舞台の中では多い方だろう。決して狭い稽古場ではないのだが、稽古用の大道具も並んでいるので居場所を確保するのにもひと苦労である。みんなでワイワイガヤガヤと、まるで部活のような稽古場ではある。

 話は変わる。

 舞台『キングダム』がミュージカルではないことは何度か記した。が、劇中で流れる音楽は生演奏である。音楽を担当してくださるのはアニメ版の音楽も担当しているKHOTA YAMAMOTOさん。音楽監督・編曲・オーケストレーションは深澤恵梨香さんである。舞台『キングダム』では音楽にもご注目いただきたい。

 さて。

 2月5日(日)の開幕まで3週間を切った。最後の1週間は劇場での作業になるので稽古場は残すところ2週間である。

 間に合う……のか?

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『キングダム』Weekly

1月9日(月)

 順調に稽古メニューを消化している。消化しているが“怒涛の進行”なのは相変わらずである。

 舞台『キングダム』は新作のストレートプレイであり、コミックをどのように舞台に移し替えるのか見通し難いこともあるので(それに加えて怒涛の進行!)キャストの皆さんは不安を感じることも少なくないのではないかと想像する。が、稽古場のムードは至って明るい。笑い声も絶えることがない。

 稽古中によくある事故に「登場人物の名前を言い間違える」がある。誰かの名前を呼ぼうとして別の人の名前を言ってしまう事故なのだが、これは毎日のように誰かがやっている。そしてそのたびに稽古場は爆笑である。

 しかし言い間違うのも無理ないことだと思う。『キングダム』では“見慣れない漢字”を用いた“言い慣れない”名前が続出するので、私も初めてコミック手にした時には「いま誰のことを話題にしているのか」分からなくなって何度も前のページを見返した。

 それはともかく、舞台『キングダム』の主要キャストは大半が20代である(梅澤美波さんお誕生日おめでとうございます)。近年私が演出した作品の中では群を抜いて若いキャストが多い(『アニー』は除くよ)。

 この顔ぶれで、帝劇で新作の幕を開ける。何て血沸き肉躍る仕事だろう。

 最高の『キングダム』を作りたい。

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