『シスター・アクト』Weekly
10月4日(火)
歌稽古を順調に消化して、本日よりステージングがスタート。
主人公の“売れない”歌手=デロリス・ヴァン・カルティエを演じるのは森公美子さんと朝夏まなとさんのお2人。森さんは初演(2014年)からの持ち役で、朝夏さんは前回(2019年)からの続投である。
ほかに修道院長役の鳳蘭さん、“汗かき”エディ・サウザー巡査役の石井一考さん、カーティス・ジャクソン役の大澄賢也さん、シスター・メアリー・ラザールス役の春風ひとみさん、TJ役の泉見洋平さん、ジョーイ役のKENTAROさんたちが続投で、オハラ神父役の太川陽介さん、カーティス役のもうひとり=吉野圭吾さん、シスター・メアリー・ロバート役の真彩希帆さん、シスター・メアリー・パトリック役の谷口ゆうなさん、パブロ役の木内健人さんたちが今回からのニュー・キャストである。
原作である映画版『天使にラブ・ソングを』も大変楽しい作品であるが、私たちの『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』には映画とは違った楽しさがある。前回も記したが、映画版はミュージカルではないので、ミュージカルならではのダイナミズムを味わえるのは舞台版だけの特権なのである。
映画版の時代設定が「製作された時点(1992年)の現代」であるのに対してミュージカル版は「1977年」に、そして修道院の場所も映画では「サンフランシスコ」であるのがミュージカルでは「フィラデルフィア」に改変されている。その改編の結果、ミュージカル版のために製作された楽曲はその大半が「1970代に一世を風靡した(フィラデルフィア発祥の)ソウル・ミュージック」のテイストで作られることになった。
厳かな修道院にセクシーなソウル・ミュージックが鳴り響く。
それこそがミュージカル版『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』最大の眼目なのだと思う。
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