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2022年10月の記事

2023年のアニーと孤児たち 決定!

10月30日(日)

 2023年の丸美屋食品ミュージカル『アニー』に登場する「アニー役」と「孤児役」が決定した。

 毎年、その審査は喧々諤々(けんけんがくがく)、発表時刻ギリギリまでかかってようやく納まるところに納まるといった様子なのだが、今年はとうとう発表時刻(17時)に間に合わなかった。それほど今年は参加してくれた皆さんの力量が拮抗していたということなのだが、お待たせしてしまった皆さん、ごめんなさい。

 公式サイトでは現時点ではアニー役の2人だけが紹介されている。が、ほどなく孤児役の皆さんも紹介されるだろう。ネット上のニュースでは既に全員を紹介してくださっているところもある。素早いお仕事、ありがとうございます。

 オーディションでは「選ばれる人」がいれば「選ばれなかった人」がいる。残念ながら選ばれなかった皆さんに私は最大の拍手を送りたい。皆さんが見せてくれた歌、ダンス、演技は私たち審査員一同を心の底から感動させてくれました。

 2023年の丸美屋食品ミュージカル『アニー』は東京・初台の新国立劇場中劇場で4月22日~5月8日に開催の予定。夏休みには恒例の全国ツアーも行われるはずである。

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『アニー』オーディション

10月29日(土)

 丸美屋食品ミュージカルアニーの「アニーと孤児たち」を選ぶオーディション。毎年今の時期に開催されているのだが、2023年公演に向けての最終審査が今年も今日と明日で行われている。

 既に“動画と書類による審査”が2回に渡って実施され、今日はそれを通過した皆さんと私たち審査員との“対面による”最終オーディションである。
 コロナ禍以前は最終審査に先立つ2次審査も対面で行っていたのだが、現在は対面は最終審査のみになっている。なのでようやく皆さんとお会いすることができました。

 今日の対面審査で更に人数が絞られ、明日はワークショップ審査と演技審査が待っている。そして17時には結果発表……となる予定。

 皆さんが伸び伸びと課題に取り組むことができますように!

 

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『シスター・アクト』Weekly

10月24日(月)

 稽古前に森公美子さん、朝夏まなとさんとプログラム向けの対談。どんな内容だったか……は、どうぞ公演プログラムで(森さん・朝夏さん・私の撮り下ろし写真あり)。

 稽古は2幕の後半に差し掛かっている。このペースで順調に進めば、次回の『シスター・アクト』Weeklyまでには2幕の最後までたどり着いているはずである。
 コロナ禍以降、演劇業界ではコロナ以前のような長時間の稽古は控えられていて、『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』の稽古場も例外ではないのだが、そのような状況にあっても連日実りの多い稽古が繰り広げられている。初心にかえる……と言うと大げさに聞こえるかもしれないのだが、少なくとも私はそんな心づもりで稽古場に通っている。
 続投のキャストの皆さんもそんな心づもりでいらっしゃるらしく、今までの芝居を再点検されている様子をしばしば目にする。

 と言うことはつまり……今回は“集大成”ってことですね。

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『シスター・アクト』Weekly

10月17日(月)

 連日、ミュージカル・ナンバーの振り付け/ステージングと芝居部分の立ち稽古を進めている。
 今日は女性中心の(つまり“シスターたち”の)ナンバーと男性中心の(つまり“ギャングたち”の)ナンバーを振り付け、そして立ち稽古。

 『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』で振付を担当してくださるのは田井中智子さんと(カーティス役を兼任する)大澄賢也さんである。今日のメニューは田井中さんが担当しているナンバーであった。
 振付助手は坂元宏旬さんであるが、坂元さんは「田井中さん・大澄さんお2人の助手」なので、振り付け/ステージングがメニューにある日は無休で活躍することになる(その上キャストも兼任している)。

 明日も終日振り付けなのだが、明日予定されているナンバーは大澄さんの担当なので、田井中さんは明日はお休みである。坂元さんはそれが羨ましくてならないらしい。

 稽古と並行して別稽古場では衣裳合わせ(コスプレ)

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『シスター・アクト』Weekly

10月11日(火)

 ミュージカル・ナンバーの振り付け/ステージングは順調に進んでいる。で、芝居部分を含む立ち稽古も本日よりスタート。

 今日は幕開きから3場面。デロリスが“ある事件”を目撃してしまい、慌てて逃げ出して警察に飛び込む……その直前まで、である。
 立つ前にまずは着席で読み合わせ、必要な確認をしたのち立ち稽古に進む。「以前から続投する皆さん」に先に演じてもらい、そののち「今回からの皆さん」に交代して……と言う段取りである。

 続投の皆さんは程よく“力の抜けた”感じで何ともナチュラル。新しい皆さんは“前回をなぞる”ではなくゼロから芝居を立ち上げている。
 続投の皆さんもそれに合わせて新たな芝居運びに向き合っている。とても建設的な立ち稽古初日であった。

 それにしても、このところ1日の内の寒暖差が大きい。朝夕は肌寒いのに日中は汗ばむような日も珍しくない。

 皆さん、どうぞご自愛くださいませ。

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『シスター・アクト』Weekly

10月4日(火)

 歌稽古を順調に消化して、本日よりステージングがスタート。

 主人公の“売れない”歌手=デロリス・ヴァン・カルティエを演じるのは森公美子さんと朝夏まなとさんのお2人。森さんは初演(2014年)からの持ち役で、朝夏さんは前回(2019年)からの続投である。

 ほかに修道院長役の鳳蘭さん、“汗かき”エディ・サウザー巡査役の石井一考さん、カーティス・ジャクソン役の大澄賢也さん、シスター・メアリー・ラザールス役の春風ひとみさん、TJ役の泉見洋平さん、ジョーイ役のKENTAROさんたちが続投で、オハラ神父役の太川陽介さん、カーティス役のもうひとり=吉野圭吾さん、シスター・メアリー・ロバート役の真彩希帆さん、シスター・メアリー・パトリック役の谷口ゆうなさん、パブロ役の木内健人さんたちが今回からのニュー・キャストである。

 原作である映画版『天使にラブ・ソングを』も大変楽しい作品であるが、私たちの『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』には映画とは違った楽しさがある。前回も記したが、映画版はミュージカルではないので、ミュージカルならではのダイナミズムを味わえるのは舞台版だけの特権なのである。
 映画版の時代設定が「製作された時点(1992年)の現代」であるのに対してミュージカル版は「1977年」に、そして修道院の場所も映画では「サンフランシスコ」であるのがミュージカルでは「フィラデルフィア」に改変されている。その改編の結果、ミュージカル版のために製作された楽曲はその大半が「1970代に一世を風靡した(フィラデルフィア発祥の)ソウル・ミュージック」のテイストで作られることになった。

 厳かな修道院にセクシーなソウル・ミュージックが鳴り響く。

 それこそがミュージカル版『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』最大の眼目なのだと思う。

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『ヘアスプレー』 東京千穐楽

10月2日(日)

 ミュージカルヘアスプレー東京公演が千穐楽を迎えた。

 胸を撫で下ろすとともに、キャスト・オーケストラ・スタッフ、全ての公演関係者の皆さんに「お疲れさまでした」と伝えたい。
 そしてご来場くださった皆さん、応援してくださった皆さんに心の底からの感謝を。

 『ヘアスプレー』カンパニーは引き続き福岡大阪名古屋へと赴く。まだ「50公演が残っている」のだそうで(千穐楽のご挨拶での渡辺直美さん/談)、と言うことはまだまだ気を緩めるわけにはいかない。

 毎度毎度同じようなことを記してしまうのが歯がゆいのだが、観劇後、お友達やご家族で安心して美味しいものを食べに行ける世の中が1日も早く戻ってきますように。それを含めて「観劇の喜び」だったはずである。

 その日を首を長くして待ちましょう。

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