『ヘアスプレー』通信
8月21日(日)
2幕に着手。2幕1場を作る。
まずはミュージカル・ナンバー「ビッグ・ドール・ハウス」をステージング。MEDUSAさんの担当である。そののち芝居部分を作る。
ミュージカルでは「ミュージカル・ナンバーが1曲終わった後に短いアンコールのような“おまけ”が付いている」ことが時々ある。これをミュージカル用語では“プレイオフ”と言うのだが、「ビッグ・ドール・ハウス」の直後にも「ビッグ・ドール・ハウス プレイオフ」が付いている。
「ビッグ・ドール・ハウス プレイオフ」では“メインのシンガーがアドリブ的にスキャットを歌う”と“それ以外の全員がそのスキャットをまねして歌う”と言うくだりが登場する。
これは1930年代~40年代にかけて人気を博した黒人のバンド・リーダー=キャブ・キャロウェイの十八番(おはこ)だった「ミニー・ザ・ムーチャー」と言う楽曲の中で、キャブ・キャロウェイとバンド・メンバー(または聴衆)がやっていることへのオマージュであろうと思われる。キャブ・キャロウェイとメンバーの掛け合いは徐々に難易度が上がって行き、まねして歌うのも難しくなって行く……と言うのがお約束になっている。
キャブ・キャロウェイもボルティモアにゆかりのあるミュージシャンのひとりである。
「ミニー・ザ・ムーチャー」の映像はこちら。(0'50"位からやってます)
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