『ヘアスプレー』通信
7月14日(木)
2020年を振り返ると、新型コロナの感染者数が急増したのが2月の後半で、政府はその対応策としてイベント開催の自粛要請を出した。学校や劇場は要請を受け入れて直ちに休校や公演中止の対応を取った。
が、感染者数は減ることなく増え続け、当初2週間とされた自粛の要請期間も延長された。学校の休校も劇場の公演中止もなし崩し的に延長されることになる。
4月に入ると緊急事態宣言が7都府県に、続いて全国に発出される事態となる。劇場の再開を睨んで自粛要請期間中も稽古や準備を細々と進めていたカンパニーも、事ここに及んで稽古場のクローズを決断。演劇業界の機能は完全に停止した。
キャストに台本と譜面が配られ稽古に入るばかりとなっていた『ヘアスプレー』も稽古を始めることができないでいた。(つづく)
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