『ヘアスプレー』通信
7月30日(土)
立ち稽古。1幕1場のミュージカル・ナンバー「最高にいかしたやつら」を振り付け。
『ヘアスプレー』の振付は原田薫さん、NOPPOさん、MEDUSAさんの3人。今日のナンバーは原田さんのご担当である。
「最高にいかしたやつら」は“コーニー・コリンズ・ショー″のテーマ曲で、番組の冒頭でコーニー(上口耕平さんが演じる)と番組レギュラーの男子&女子によって歌われ、踊られる。60年代ぽいロックンロール・テイストの楽曲で、原田さんの振付も60年代テイスト。
固有名詞ではないが、ヴェルマがコーニーに向かって「デトロイトの音楽なんてかけないでよ」と釘を刺すくだりがある。
アメリカのミシガン州デトロイトで1950年代の終わり頃に生まれて世界中に広まったのはソウル・ミュージックやR&Bであるが、ヴェルマはデトロイト発祥のモータウン・レコードが広めた音楽(モータウン・サウンドと呼ばれる)のことがお気に召さないらしい。
で、『ヘアスプレー』に登場する固有名詞シリーズその2「コニー・フランシス」。
コニー・フランシスは50年代後半から60年代にかけて大活躍した女性歌手である。アメリカ、ニュージャージー州生まれのイタリア系で、“女性初のロックンロール歌手”と称された。ヴェルマはデトロイトの音楽を評価するコーニーに向かって彼女の名前を持ち出すことになる。
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