『奇人たちの晩餐会』通信
5月12日(木)
立ち稽古2日目。
今日は愛之助さんと戸次さんのお2人だけしか登場しない場面を稽古。
『奇人たちの晩餐会』は2幕構成で、上演時間は休憩を除いて2時間前後になると思われる(あくまでも予想値です、念のため)。その2時間の中には、このお2人以外には舞台上に誰も登場していない時間が結構存在する。これはつまり『奇人たちの晩餐会』には“2人芝居の要素”があると言うことで、今日の稽古場もさながら2人芝居の稽古場であった。
『笑の大学』や『バイ・マイセルフ』『I Do! I Do!』などの2人芝居に参加した経験から言わせていただくのだが、ひとり芝居、2人芝居、3人以上が登場する芝居を比較すると、俳優の負担が最も大きいのは2人芝居であると思う。
愛之助さん、戸次さん、お疲れさまでした。
以前に愛之助さんとご一緒したのは『五辨の椿』(2005年6月/明治座)の時なので、今回は実に17年ぶりの稽古場ということになる。前回は時代劇で山本周五郎さんの世界であったが、今回は現代劇で翻訳劇でコメディである。税務署の会計課に勤務するうだつの上がらない(着物姿ではない)愛之助さんを存分にご堪能いただきたい。
稽古前に大道具の発注と衣裳の打ち合わせ。衣裳デザイナーは初めてご一緒するゴウダアツコさんである。
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