『奇人たちの晩餐会』通信
5月7日(土)
『奇人たちの晩餐会』の稽古が始まった。
『奇人たちの晩餐会』は、1998年に製作され日本では翌年に公開されたフランスのコメディ映画の題名としてお馴染みであるが、私たちが取り組んでいるのはその映画の原作となった“舞台版”のコメディである。
作者はフランシス・ヴェベールさんで、ヴェベールさんは“映画版”の脚本と監督も務めている。付け加えると、ミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール~籠の中の道化たち~』の原作となったフランスのコメディ舞台劇『Mr.レディ Mr.マダム』(作者はジャン・ポワレさん)の映画版で脚本を書いているのもヴェベールさんである。
私たちの舞台版には多彩なキャストが集まっている。
晩餐会に招かれる“奇人”のフランソワ・ピニョンに片岡愛之助さん。フランソワを晩餐会に招くピエール・ブロシャンに戸次重幸さん。ピエールの妻=クリスティーヌに水夏希さん。ピエールの(2年ほど疎遠になっている)親友=タンニ・ルブランに原田優一さん。ピエールと“公言できない関係”にある女性=マルレーヌに野口かおるさん。フランソワの職場仲間=リシュアン・シュヴァルに坂田聡さん。そしてピエールのぎっくり腰を診る医師=アルシャンボーに大森博史さんである。
実は、私が以前にご一緒したことがあるのは片岡愛之助さんと原田優一さんのお2人だけで、お2人以外の皆さんとは今回が初めてのお仕事である。稽古場へ向かう私の足取りも心なしか緊張しているように感じたのは気のせいではあるまい。
それはともかく、稽古初日の今日はキャスト&スタッフのご紹介、そして読み合わせ。
“手応え十分”であったことをご報告しておきたい。
『奇人たちの晩餐会』は6月7日(火)に世田谷パブリックシアターで幕を開ける。それまでのひと月、どうぞよろしくお付き合いください。
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