『奇人たちの晩餐会』通信
5月18日(水)
立ち稽古7日目。試みに2幕に入ってみる。
この場面にはフランソワの職場仲間=リュシアン・シュヴァルが登場する。演じるのは坂田聡さんである。
シュヴァルを迎えるのはフランソワ、ピエール、ルブランの3人。シュヴァルがなぜここに来たのか? そのことには触れられないのだが、この男4人による場面は中々楽しい。
難易度のそれなりに高い場面なので今日の前半では稽古もそれなりに難航した。が、最終的にはキャストの皆さんの奮闘によって楽しい場面に見えてきた。この場をお借りして皆さんに感謝。
シュヴァルが何しに来たのか、お知りになりたい方はどうぞ劇場へ。
話は変わるが、『奇人たちの晩餐会』では“電話”が重要な役割を演じている。しかしそれはスマホでもガラケーでもなく固定電話である。
その電話には「留守番電話機能」が付いていて、更には「スピーカーホン」の機能もある……というのが戯曲の設定である。固定電話の全盛時代をよく知る私たちにとってはごく当たり前の風景なのだが、それ以降に生まれた皆さんにはどう映るだろう?
『奇人たちの晩餐会』は携帯電話が普及する以前に執筆された戯曲なので、そう思ってご覧いただけると嬉しい。
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