『ラ・カージュ・オ・フォール』通信 2022
1月30日(日)
公演プログラム向けの対談は、今日は内海啓貴さんと小南満佑子さんのフレッシュなお2人。
……と、お2人とは親子ほども歳の離れている私。どんな話題で盛り上がったのか?
プログラムでご確認ください。
1月30日(日)
公演プログラム向けの対談は、今日は内海啓貴さんと小南満佑子さんのフレッシュなお2人。
……と、お2人とは親子ほども歳の離れている私。どんな話題で盛り上がったのか?
プログラムでご確認ください。
1月29日(土)
稽古の合間に公演プログラム向けの対談が行われている。
今日の対談は森公美子さん、今井清隆さん、香樹たつきさん、そして真島茂樹さんのベテラン勢4人。どんな話題で盛り上がったのか?
プログラムでご確認ください。
1月28日(金)
今日も振り固め。「男のレッスン」、“カンカン”セクション、“鳥”セクション、そして“燕尾”セクション。
そののち、ジャン・ミッシェルの抜き稽古、など。
稽古の休憩時間に稽古ピアニストの國井さんと森本さんが幾つかの楽曲を連弾で練習していた。その中に「“シェ・ジャクリーヌ”への場面転換」が!(こちらを参照のこと)
ミュージカル『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』の再演が発表された。
11月13日(日)が初日で、会場は東京・渋谷の東急シアターオーブである。東京公演に続いて全国ツアーの開催も予告されている。
詳細は公式サイトをご覧ください。
1月27日(木)
昨日の稽古休みに舞台監督の二瓶剛雄さん率いる演出部の皆さんが、本番用大道具の幾つかを稽古場に建て込んでくださった。ジョルジュとアルバン夫婦が暮らすアパートメントや「ラ・カージュ・オ・フォール」シークエンスに登場する“鳥かご”、ザザの楽屋……などである(公式Twitterをどうぞ)。
で、早速それらの道具を使って振り固め。あらゆることが立体的に。“鳥”セクションやフィナーレやオープニングや……。
1月24日(月)
振り固め。「カンカン」、そしてオープニングの「ありのままの私たち」。
「カンカン」では衣裳を着用して捌き方を体験したりその重量を体感したりする。「ありのままの私たち」ではショーの司会者役である鹿賀さんと合体。ショーっぽさが増してきた!
公式Teitterにはスタンプラリーのお知らせが。こちらからどうぞ。
1月18日(火)
“カンカン”セクションの振り付け。
これで“鳥”、“カンカン”、“燕尾”と3つのセクションの振りを渡し終えた。ミュージカル・ナンバー「ラ・カージュ・オ・フォール」のダンス・パートはひとまず完成である。
振り付けの後、来るべき立ち稽古に備えて「ジョルジュとジャン・ミッシェルの場面」を読み合わせ。
今日は鹿賀さんに内海さんが合流。パパと息子だからね。
公式Twitterではこんなクイズが。答えは明日!
1月17日(月)
1幕の中ほどにあるミュージカル・ナンバー「ラ・カージュ・オ・フォール」の2つ目のセクション“カンカン”の振り付け。
「カンカン」というのは(フレンチ・カンカンと呼ばれることも)フランスをイメージさせるダンスのスタイルのひとつである。ウィキペディアの説明がとても分かり易いと思われるので、ご興味のある方はこちらからどうぞ。
“カンカン”セクションでは男性アンサンブルによるダイナミックなダンスが何よりも見せ場となる。このナンバーを生(なま)で見るだけでも『ラ・カージュ・オ・フォール』を観劇する価値はある。お客様が安心して劇場へいらっしゃれる世の中に一日も早くなってくれることを願わずにはいられない。
“カンカン”セクションの後はジャン・ミッシェルのナンバー「アンヌと腕を」をステージング。
アンヌというのはジャン・ミッシェルが恋に落ちた(結婚まで決めてしまった!)女の子の名前である。今回アンヌを演じるのは小南満佑子さんで、ジャン・ミッシェルの内海さんと同じくニュー・キャスト。
ではこちらとこちらとこちらをどうぞ。
1月15日(土)
振り付け。まず一昨日手を付けた“鳥”セクションのおさらい。そして3つ目の“燕尾”セクションに着手する。
で、こちらを読んでいただいて……。
――“カンカン”セクションにつづくセクションで“ジャングル”セクション(“ハンナのタンゴ”とも呼ばれる)の前が“燕尾”セクションである。
1月14日(金)
コーラス稽古。今日は内海さんが合流。今までは独りぼっちの歌稽古だったので、これで“ひと安心”なのではなかろうか。
ではこちらを読んでいただいて……。
――「マスカラ/アンコール」今日は2回聞けたので大満足。「“シェ・ジャクリーヌ”への場面転換」はやらなかったけど。
1月13日(木)
1幕の中詰め(ちゅうづめ)にあたるミュージカル・ナンバー「ラ・カージュ・オ・フォール」の振り付け。
まずはこちらに目を通していただいて……。
――その“3つのシークエンス”の中の「鳥」のセクションに手を着ける。
今回、カジェルたちは半数がニュー・キャストになる。前回公演に出演していても今回「役が変わる」人もいる。ダンス・ナンバーも基本的な部分から洗い直しである。
キャストのひとり、渡辺崇人さんがキャストと兼任で振付助手も務めてくれていて、実に頼もしい。
振り付けの後は今日も鹿賀さんの“慣らし運転”的稽古。
もう5演目だと言うのに、鹿賀さんの台本の読み込みは緻密で見事と言うほかはない。
1月12日(水)
コーラス稽古。「ありのままの私たち」「マスカラ」「ラ・カージュ・オ・フォール」「男のレッスン」「今、この時」「フィナーレ」など、コーラスのあるナンバーをみっちりと。
コーラス稽古の後は内海さんの歌稽古。歌唱指導の林アキラさんがマンツーマンで手ほどき。
それにしても……。
『ラ・カージュ・オ・フォール』通信もさすがに5度目ともなると“ブログに書くべきこと”もなかなか思い浮かばないなぁ……。
1月11日(火)
オープニング・ナンバー「ありのままの私たち」の振り付け、昨日の続き。
2日間かけてあらかたの振りは渡された。まずまず順調な滑り出しであろう。ニュアンスやメリハリや、決めるべきところは決める……といったようなことがこれから先の課題だろう。
振り付けの後は鹿賀丈史さんご登場。出番も台詞も誰よりも多い鹿賀さんの“慣らし運転”的な稽古。
鹿賀さんの素敵な歌声をたくさん聞かせていただけて耳福でございました。
1月10日(月)
広い稽古場に引っ越し。『ラ・カージュ……』ファミリーは稽古場最終日までここで過ごすことになる。日生劇場の舞台が実寸で取れる稽古場なので、早速オープニングのナンバー「ありのままの私たち」の振り付けに入る。
稽古場では全員が不織布マスクを常時着用しているのだが、この“心臓破り”のナンバーをマスク着用でこなすのは相当しんどいことであろうと思われる。
オープニングの振り付けの後は内海啓貴さんの歌稽古。内海さんは鹿賀丈史さん演じるジョルジュと市村正親さん演じるアルバンのひとり息子=ジャン・ミッシェルを演じる。
今までにジャン・ミッシェル役を演じてきたのは、2008年が山﨑育三郎さん、12年が原田優一さん、15年が相葉裕樹さん、18年が木村達成さんであった。内海さんはどんなジャン・ミッシェルを見せてくれるだろう。
稽古の終わりにカジェルの皆さんのハイヒールの合わせ。25cmとか、26cmとか、27cmとか……。
1月8日(土)
昨日に続いてダンス・ナンバーのワークショップ。
『ラ・カージュ・オ・フォール』でミュージカルの要である音楽(作詞・作曲)を担当しているのはジェリー・ハーマンさんである。『ラ・カージュ・オ・フォール』はハーマンさんの紛れもない代表作であろう。1984年の第38回トニー賞では“ベスト・ミュージカル”を含む6部門で受賞し、その中にはハーマンさんの“ベスト・オリジナルスコア”も含まれている。
ハーマンさんにはあと2作品、代表作と呼ぶにふさわしいブロードウェイ・ミュージカルがある。『ハロー・ドーリー!』と『メイム』である。
『ハロー・ドーリー!』は1964年の第18回トニー賞を10部門で受賞した。この記録は2001年に『プロデューサーズ』が12部門で受賞するまで破られることはなかった。その中には“ベスト・ミュージカル”も含まれ、ハーマンさんも“ベスト・オリジナルスコア”に輝いた。『ハロー・ドーリー!』は2844回の続演となり当時のブロードウェイのロングラン記録(『マイ・フェア・レディ』が持っていた2717回)を塗り替えた。
『メイム』は1966年の第20回トニー賞で8部門にノミネート、“ベスト・ミュージカル”と“ベスト・オリジナルスコア”にもノミネートされたのだが惜しくも受賞は逃した。この年の“ベスト・ミュージカル”と“ベスト・オリジナルスコア”に選ばれたのは『ラ・マンチャの男』であった。
『ハロー・ドーリー!』は1969年に、『メイム』も1974年に映画化されているのでそれらをご覧になった方もいらっしゃるだろう。『ラ・カージュ・オ・フォール』を含む3作品にはジェリー・ハーマンさんの楽曲が持つ特徴がとてもよく表れていると思う。ご興味のある方は『ラ・カージュ・オ・フォール』ご鑑賞の前に(後でも)ご覧いただくのもいいだろう。20世紀フォックス作品である『ハロー・ドーリー!』は、最近Disney+のレパートリーに加わった。
ハーマンさんは2019年の12月26日に88年の生涯を閉じられた。
どうぞ私たちの『ラ・カージュ・オ・フォール』をお見守りください。
1月7日(金)
ダンス・ナンバーのワークショップ。
『ラ・カージュ・オ・フォール』には大きなダンス・ナンバーが幾つも用意されている。ダンスの種類もタップからカンカンまで盛り沢山で難易度も高い。なので『ラ・カージュ・オ・フォール』の稽古で一番時間を掛けるのはダンスである。稽古期間が丸々ふた月確保されているのもそのためで、振り付けにも時間が必要だし多彩なダンスをこなす身体を作る期間でもある。
日本版『ラ・カージュ・オ・フォール』の振り付けはブロードウェイ初演時のスコット・サーモンさんによるものを踏襲している。その振り付けをリクリエイトしてくださるのは“マツケンサンバ”でお馴染み真島茂樹さんである。真島さんはキャストとしてカジェル(“カジェル”と言うのはゲイクラブのショーで歌い踊るレビュー・ガールたちの呼び名)のひとり、ハンナも演じる。
振付助手は萩原季里さんと富山忠さん。萩原さんはかつてカジェルのアンジェリクを演じていたことがあり、富山さんは前回公演までカジェルのロ・シンを演じていた。
『ラ・カージュ・オ・フォール』には公演のTwitterが存在していて色々と情報発信してくれているのだが、今日のダンス・ワークショップの様子も既にUPされていて(ちらっとだが)見ることができる。
公式Twitterはこちら。
1月6日(木)
本日もアンサンブルの皆さんの歌稽古。
『ラ・カージュ・オ・フォール』の舞台は南仏・サントロペにあるゲイクラブ。そのクラブの名前が「ラ・カージュ・オ・フォール(フランス語で“愚か者たちの鳥かご”と言うところか?)」なのであるが、なのでミュージカル・ナンバーの幾つかは、そのクラブで上演されているショーの劇中歌ということになる。
“ショー”と言うより“レビュー”と言った方がしっくりするようなスタイルの出し物が「ラ・カージュ・オ・フォール」の呼び物なので、楽曲もそれっぽいゴージャスなアレンジが施されている物が少なくない。と言うことで、コーラスも実にそれらしい、ちょっと聞くと不協和音と感じられるような難解なものが多用されている。
それぞれのパートだけを聞くと「歌っている側も不安になる」ような音なのだが、それがコーラス全体になりオーケストラの演奏が加わると、何とも魅力的なレビュー・サウンドになる。その時を目指して今日も歌稽古に取り組む。
歌唱指導は林アキラさん(キャストとしてカフェの主人=ムッシュ・ルノー役も務めてくださる)、稽古ピアニストは國井雅美さんと森本夏生さんである。
稽古場に向かう時点でチラホラと白いものが舞い出した。天気予報で東京地方は雪かも……と言っていたので「来たな」と思いながら稽古場入りした。今日の稽古場は地下なので、外の様子はわからない。稽古が終わって地上に出てみると……。
明日の出勤時はどうぞ足元にご用心ください。
1月5日(水)
ブロードウェイ・ミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール~籠の中の道化たち』の稽古が始まった。
鹿賀丈史さんと市村正親さんのコンビが誕生したのは2008年である。2012年、2015年、2018年と再演を重ね、今回で5度目の上演となる。このブログにはその間の記事が全て残されているのだが、右側の「カテゴリー」欄から飛ぶことができるのでご興味のある方はご覧いただきたい。
今回の再演ではキャストに結構入れ替えがあった。総勢35名の内、15名がニュー・キャストである。特にアンサンブルの皆さんの“入れ替わり率”が高く、このヴァージョンになって以来、最も大掛かりな交代劇であると言えよう。
なので今日もまずはアンサンブルの皆さんの歌稽古。コーラスのパートを新たに組み直す必要があるので、まずはその作業からである。
何はともあれ……始まった。
3月8日の初日まで、どうぞよろしくお付き合いください。
『ラ・カージュ・オ・フォール~籠の中の道化たち』
3月8日~30日 東京/日生劇場 【公演終了】
4月9日・10日 愛知/愛知県芸術劇場 大ホール 【公演終了】
4月16日・17日 富山/オーバード・ホール 【公演終了】
4月22日~25日 福岡/博多座 【公演終了】
4月29日~5月1日 大阪/梅田芸術劇場 メインホール 【公演終了】
『アニー』
4月23日~5月9日 東京/新国立劇場 中ホール 【公演終了】
8月7日 宮城/名取市文化会館
8月11日~14日 大阪/シアター・ドラマシティ
8月20日・21日 金沢/金沢歌劇座
8月26日~28日 名古屋/愛知県芸術劇場 大ホール
『奇人たちの晩餐会』
6月7日~19日 東京/世田谷パブリックシアター 【公演終了】
6月25日~27日 大阪/森ノ宮ピロティホール 【公演終了】
6月29日 長野/まつもと市民芸術館 主ホール 【公演終了】
7月2日~3日 愛知/東海市芸術劇場 大ホール 【公演終了】
7月9日・10日 福岡/博多座 【公演終了】
『ヘアスプレー』
9月17日~10月2日 東京/東京建物Brillia HALL
10月7日~18日 福岡/博多座
10月23日~11月8日 大阪/梅田芸術劇場 メインホール
11月12日~20日 愛知/御園座
『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』
11月13日~12月4日 東京/東急シアターオーブ
12月9日~12日 大阪/梅田芸術劇場メインホール
12月17日・18日 広島/上野学園ホール
12月24日・25日 愛知/愛知県芸術劇場大ホール
12月29日~2023年1月4日 福岡/博多座
2023年1月21日・22日 長野/ホクト文化ホール
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