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『ドッグファイト』通信 2021 大千穐楽!

10月24日(日)

 ミュージカル『ドッグファイト』が大千穐楽を迎えた。

 9月17日に東京のシアタークリエで初日の幕を開け、愛知公演を挟んで、そして今日、大阪のシアター・ドラマシティで全公演を“無事”に終了した。今日まで無事を維持し続けたキャスト、バンド・メンバー、そしてスタッフの皆さん、本当に本当にお疲れさまでした。

 最初のヴァージョンの『ドッグファイト』日本初演は2015年。再演は2017年だった。今回のニュー・ヴァージョンには、それ以降の世の中の動きと、それに対する私の感じ方が反映されている。正確を期するならば、私だけでなくキャスト、クリエイティブ・チーム、カンパニー全体の感じ方が現れているはずである。

 初演当時と比べて世界はより良いよい方向に進んだだろうか。ある部分では進んだだろうと思う。別の部分ではそうではなかったかも知れない。むしろ悪くなったことも少なからずあるだろう。

 2015年のプログラムの文章で、私は劇中のローズの歌を引用し「きっと もっと できるはず」と記している。

 そうなんだ。きっともっとできるはず、なんだ。

 遠くない将来、もう1度愛すべき3匹の蜂たちと再会できることを信じたい。その時には世界が今より少しでも良い方向に進んでいることを期待して。

 最後に、ご来場くださった皆さん、ご声援くださった皆さん、無事だったのは皆さんのご協力の賜物です。感謝のしようもありません。

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