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2021年10月の記事

『ドッグファイト』通信 2021 大千穐楽!

10月24日(日)

 ミュージカル『ドッグファイト』が大千穐楽を迎えた。

 9月17日に東京のシアタークリエで初日の幕を開け、愛知公演を挟んで、そして今日、大阪のシアター・ドラマシティで全公演を“無事”に終了した。今日まで無事を維持し続けたキャスト、バンド・メンバー、そしてスタッフの皆さん、本当に本当にお疲れさまでした。

 最初のヴァージョンの『ドッグファイト』日本初演は2015年。再演は2017年だった。今回のニュー・ヴァージョンには、それ以降の世の中の動きと、それに対する私の感じ方が反映されている。正確を期するならば、私だけでなくキャスト、クリエイティブ・チーム、カンパニー全体の感じ方が現れているはずである。

 初演当時と比べて世界はより良いよい方向に進んだだろうか。ある部分では進んだだろうと思う。別の部分ではそうではなかったかも知れない。むしろ悪くなったことも少なからずあるだろう。

 2015年のプログラムの文章で、私は劇中のローズの歌を引用し「きっと もっと できるはず」と記している。

 そうなんだ。きっともっとできるはず、なんだ。

 遠くない将来、もう1度愛すべき3匹の蜂たちと再会できることを信じたい。その時には世界が今より少しでも良い方向に進んでいることを期待して。

 最後に、ご来場くださった皆さん、ご声援くださった皆さん、無事だったのは皆さんのご協力の賜物です。感謝のしようもありません。

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レスリー・ブリッカスさん

 レスリー・ブリッカスさんが亡くなった。

 私が演出した『ジキル&ハイド』と『シラノ』で脚本と作詞を担当されたのがブリッカスさんである。ミュージカルでは他にも『ストップ・ザ・ワールド』(脚本・作詞・音楽/アンソニー・ニューリーと共作)や『ビクター/ビクトリア』(作詞/舞台版の元となった映画版も)、『スクルージ』(脚本・作詞・音楽)などを手掛けられた。

 映画のミュージカルでは『ドリトル先生不思議な旅』(脚本・作詞・音楽/後にウェストエンドで舞台化)や『チップス先生さようなら』(作詞・音楽)、『チャーリーとチョコレート工場』の最初の映画化である『夢のチョコレート工場』(作詞・音楽/劇場未公開)などがブリッカスさんの作品である。が、最もポピュラーなのは映画007シリーズの主題歌の作詞であろう。シリーズ第3作『ゴールドフィンガー』と第5作『007は2度死ぬ』の主題歌を作詞したのがブリッカスさんである。

 ブリッカスさんは『ジキル&ハイド』の日本初演時に来日され、日生劇場での初日を観劇してくださった。その終演後に、私はブリッカスさんご夫妻と食事をするという夢のような機会を得た。その時のことを記した文章がこのブログに残っている(それはこちら)。

 ご冥福をお祈りいたします。

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『ドッグファイト』通信 2021 東京千穐楽!

10月4日(月)

 ミュージカル『ドッグファイト』東京公演が本日無事に千穐楽の幕を下ろした。

 “無事”と言う言葉を使うことを躊躇する場面が少なくない昨今であるが、今日はいいだろう。無事にシアタークリエでの全公演を終えたのだから。
 ご来場くださった皆さん、そしてご声援くださった皆さん、心から御礼申し上げます。そしてカンパニーの皆さん、お疲れさまでした。

 が、しかしひと息ついている暇は無く、スタッフはシアタークリエを超が付くくらい急いでバラし、荷物(大道具・小道具や照明・音響機材、衣裳・ウィッグなど一式)を超特急で出し、その足で愛知へ旅立った。愛知公演が明後日に開幕するので、明日の朝イチから仕込み作業なのである。

 それはともかく、新生『ドッグファイト』は前回までのヴァージョンとはまた違った素敵なミュージカルに仕上がった。緊急事態宣言下の上演でご来場がままならない方も少なくなかったであろうが、多くの方から『ドッグファイト』を愛してくださる声が届いていた。

 何よりも嬉しいことである。

 東海地方の皆さん、お待たせしました。いよいよです。
 既に“スリー・ビーズ・ロス”の方はどうぞ日本特殊陶業市民会館ビレッジホールへ。

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