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『ドッグファイト』通信 2021

8月16日(月)

 立ち稽古。新しい場面、1幕4場に着手する。

 1幕4場はクラブ「ザ・ナイト・ライト」の店内。“ドッグファイト”が行われる店であるが、台本には“安っぽいクラブ”とわざわざ記されている。その程度の店である。

 エディはローズを連れ出すことに成功してザ・ナイト・ライトまでやってきた。ボーランドはマーシーと言うちょっと“いかがわしそう”な女性を連れて、そしてバーンスタインはルース・トゥ・ベアーズと言う名前のネイティブ・アメリカンの女性と一緒である。スリー・ビーズの3人は、それぞれ「自分が連れてきた女性が勝ち」と思っていることだろう。

 この場面では複数のストーリーが(時に絡み合いながら)同時に進行する。それを手際よく見せることで“劇場ならでは”の醍醐味をお客様に味わっていただきたいのだが、その「手際よく」が一筋縄ではいかない。このブログに目を通してくださっている方はもうお分かりだと思うが、「こういう場面の稽古には時間が掛かる」のである。

 しかし、その辺りのことは演出助手の末永さんがよく解ってくれていて、稽古メニューでも「今日と明日の2日間でこの場面を作れ」となっている。なので今日は「いよいよドッグファイトが始まる」と言うところまでの前半部分を作って終了。続きは、お言葉に甘えて明日。

 マーシーを演じるのは壮一帆さんである。以前、『エドウィン・ドルードの謎』の稽古場を表敬訪問した時にご挨拶させていただいたことはあるのだが、仕事でご一緒するのは今回が初めて。
 ルース・トゥ・ベアーズを演じるのは池谷祐子さん。池谷さんとは『レベッカ』『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』に続く仕事になる。

 稽古場は明るくカジュアルで居心地がいい。皆さんのお人柄がそのまま稽古場の空気になっているのだと思う。

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