『ドッグファイト』通信 2021
8月10日(火)
立ち稽古。幕開きと、それに続く場面を作る。
幕開きの場面は、台本には「作中とは別の時間であり……夢の中のような世界」と記されている。それを糸口に、やや“幻想的な”場面を組み立てる。ここにはミュージカル・ナンバー「思い出す」がある。
続く場面はサンフランシスコに向かう長距離夜行バスの車内。『ドッグファイト』の物語はベトナム戦争前夜の1963年に時代設定されているのだが、この夜行バスの場面は1967年である。
ベトナム帰りの主人公=エディ・バードレイスが夜行バスでサンフランシスコを目指している。たまたま隣に座った男が人懐っこく話しかけてきて……。
更にそれに続く場面、つまりミュージカル・ナンバー「最後の夜」のステージングに手を着ける。今回、振付&ステージングを担当してくれるのは加賀谷一肇さんである。
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