『アニー』2021通信
4月1日(木)
1年前の今日のブログは「近況報告」と題した記事である。2019年末からその日に至るまでの事をごく簡単に記しているのだが、2020年の『アニー』のことにも触れている。それから1週間も経たない内に2020年の『アニー』東京公演は中止と決まった(1年前の今日のブログはこちら)。
今年は――幸いなことに――今のところは開催に向けて稽古も準備も無事に進行している。昨年の今頃は(イベントの中止要請や学校の休校要請などもあって)今よりも遥かに不安な精神状態の中で稽古に取り組んでいたと思う(直後に緊急事態宣言も発出された)。それに比べると今年は、少なくとも精神的には格段に健全である。
昨年との一番大きな違いは「どうすれば感染のリスクを下げられるのか」がある程度分かっていること、それと定期的なPCR検査で「自分たちが陰性であるらしい」ことを知っていることである。昨年の今頃はしきりに「ニュー・ノーマル(新しい生活様式)」と言う言葉が使われていた。最近はあまり聞かなくなったが、今の私たちの生活はまさにニュー・ノーマルであろう。
日本の感染者数が海外の状況の厳しい国々と比べて少ないのは国民の大半がニュー・ノーマルな生活に移行し、それを粛々と守っているからではないかと思う。実際には十分に気を付けていても感染は起こり得るので「ニュー・ノーマルに暮らしていれば大丈夫」と言うつもりはないのだが、最近の街中や報道を見る限り「ニュー・ノーマルに移行できなかった人たち」が目立っているように思え、それが残念でならない。
もうしばらくはニュー・ノーマルで行きましょう。
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