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2021年3月の記事

『アニー』2021通信

3月30日(火)

 今年の『アニー』は“途中休憩なしの上演時間90分”を目標としている。

 例年の(本来の)『アニー』は“休憩を除いて2時間10分程度”なので、それより40分ほど短くなる計算である。幾つかの場面やミュージカル・ナンバーがカットされ、台詞もところどころで割愛されることになる。これは今年だけの特別な措置である(そうであって欲しい。そうでなければ困る)。

 話は変わるが、公式サイトに“追加席販売”についてのお知らせが出ている。
 緊急事態宣言が解除され、定員の50%に制限されていたチケット販売の規制も解かれることになったことに伴う措置である。

 公式サイトへはこちらからどうぞ。

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中川晃教 20th ANNIVERSARY CONCERT @ シアタークリエ

 中川晃教さんの20周年をお祝いするコンサートが8月7日(土)と8日(日)にシアタークリエで開催される。そのお手伝いをさせていただくことになった。

 第一報はこちらからどうぞ。

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『アニー』2021通信

3月28日(日)

 2021年の『アニー』上演決定の知らせは今年の1月29日に公式サイトで発表された。公式サイトには「新型コロナ感染症対応のため、内容や演出を例年とは変更して上演」する旨が併せて記されていた。

 現在、公式ページには上記に加えて「上演時間は途中休憩を挟まず90分を予定して」いること、そして「本公演の伴奏は録音した音源を使用」することがが記されている(こちらのページの下の方)。
 本来“途中休憩ありの2幕もの”である『アニー』を1幕とし、“オーケストラの生演奏”が今年は録音になる、ということである。

 新型コロナ感染症が完全には収まらない中で『アニー』を上演するために行われる変更である。

 どうぞご了承ください。

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『アニー』2021通信

3月27日(土)

 『クリ・コン』の開催も断念せざるを得なかった2020年。2021年はどうなるのか。2年続けての公演中止は何とかして避けたい。

 稽古や公演が予定されている時期(2021年の3月~5月頃)にコロナ禍が収束するのであれば話は早い。が、半年後のコロナの状況を正確に予測することは不可能に近い。『アニー』くらいの規模のミュージカルになると「どのような形で上演するのか」は初日の半年前くらいまでには決定しておく必要がある。

 制作スタッフが出した結論は「コロナ禍の状況が現状程度で推移したとしても開催可能な上演の形態を見つける」ことであった。

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『アニー』2021通信

3月26日(金)

 2020年の夏頃には「コロナ禍は涼しくなるにつれて落ち着いて行くだろう」と考えられていた。年末の『クリ・コン』も「何とか開催できるのではないか」と一時は思われた。が、そうではなかった。

 『クリ・コン』に代わるものとして『アニー』スペシャル・クリスマス・パーティーと名付けられた映像がYou Tubeの「日テレ公式チャンネル」で公開された。既に公開期間が終了しているので現在はご覧いただくことができないのだが、このクリスマス・ショーをご覧になったり、ショーにかかわることで色々なモチベーションが保たれた方も少なくないだろう。

 『アニー』関連で現在でも視聴可能な映像が2つある。どちらも昨年の4月末(『アニー』東京公演の初日だったはずの日)に公開されたものである。

 そのことを記した私のブログはこちら。こちらからその映像に飛ぶことができます。

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『アニー』2021通信

3月25日(木)

 2021年の『アニー』をどの様な形で開催するか。制作スタッフが次に直面したのはこの問題であった。

 ミュージカルを含むパフォーミング・アーツ(劇場芸術)の殆どは、昨春に出された大規模イベントの自粛要請とそれに続く緊急事態宣言の発出によって公演中止に追い込まれた。『アニー』もその1本である。劇場街が息を吹き返し始めたのは夏を迎えてからのことであった。
 しかしその後も感染状況は一進一退する。年明けには2度目の緊急事態宣言も発出されるに至った。関係者から感染者が見つかり公演が中断・中止に追い込まれた作品や、舞台稽古にまで進みながら開幕を断念した作品も少なからずある。

 このような中で感染リスクをどのようにして減らすのか。舞台スタッフや私たち演出スタッフも参加しての意見交換が重ねられた。

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『アニー』2021通信

3月24日(水)

 2020年の『アニー』に出演するはずだった子供たちに2021年の『アニー』に出演してもらう。

 その決定は同時に「2020年の秋に行われるはずであった“2021年の子供たちを選ぶオーディション”が開催されない」ことを意味する。2021年の『アニー』に照準を絞って準備を重ねていた多くの子供たち(と子供たちを応援していた皆さん)にとっては何ともやれ切れない決定であったことだろう。制作スタッフも悩みに悩んで出した決定であったに違いない。

 新型コロナ感染症のこれ以上の拡大を止めなければならない。こんな思いをする人がこれ以上増えないために。

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『アニー』2021通信

3月23日(火)

 昨年の『アニー』は例年同様に3月の中頃から稽古に入っていた。

 既に「大規模イベントの自粛と学校の休校」が要請され、発表される感染者の数も増え続けていた。4月に入り緊急事態宣言の発出が確実となったことで稽古もついに中断。再開のタイミングを探ったがその時は訪れなかった。まず春の東京公演の中止が決まり、後に夏の全国公演も中止と決まった。

 全公演の中止が決まった後、制作スタッフを悩ませたのは「出演の機会が失われた子供たちをどうするか」であった。難関のオーディションを突破し稽古も重ねていたのに舞台に立てないのでは余りにも可哀想である。

 出された結論は「2021年の公演に出演してもらう」であった。

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『アニー』2021通信

3月21日(日)

 丸美屋食品ミュージカルアニーの稽古が始まっている。

 日本テレビさんの主催する『アニー』は1986年の初演以来、毎年公演を重ねてきた。が、それが途切れたのが昨年であった。

 『アニー』は例年、春(4月~5月頃)の東京公演と夏(8月~9月頃)の地方公演がワンセットで行われている。夏が終わると秋(10月頃)には翌年の「アニー役」と「孤児役」を選ぶオーディションが行われる。「ダンスキッズ」のオーディションはその翌月であることが多い。
 翌年の「子供キャスト」がお披露目されるのは毎年12月に行われる『クリスマス・コンサート』(通称『クリ・コン』)の中で、である。子供キャストが『クリ・コン』に出演できるのは春と夏の『アニー』本公演に出演した年と、その翌年の2年間(お披露目を入れて3年間)である。

 以上が『アニー』の子供キャストについての運営ルールである。長年このルールにのっとって『アニー』は上演されてきた。

 それが昨年、途切れてしまったのである。

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舞台総合実習

 昨年度に引き続き、今年も日本大学芸術学部演劇学科の授業「舞台総合実習ⅢA」を担当させていただいた。

 昨年度の「舞台総合実習ⅢA」は残念ながら稽古半ばで中止となってしまったのだが(そのことに触れたブログはこちら)、今年度は(緊急事態宣言の発出により「無観客公演」にはなったものの)どうにか上演にまで漕ぎ着けた。取り上げたのは前川知大さんの戯曲『関数ドミノ』であった。

 制作を担当した学生たちによるホームページTwitterがあるので、ご興味のある方は覗いてみてください。

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