『ローマの休日』通信
12月8日(火)
『ローマの休日』は現在、愛知/御園座公演(12月19日初日)と福岡/博多座公演(2021年1月1日初日)に向けての稽古の真っ最中である。
『ローマの休日』では舞台転換に劇場機構を多用している。
劇場機構と言うのは“回り舞台”とか“迫り(せり)”などの舞台設備のことを言うのであるが、帝劇と御園座や博多座とではその劇場機構(のサイズや位置)が異なるので、各劇場の機構に合わせて大道具の飾り方や転換の手順、キャストの位置や動線などを調整する必要が出てくる。
東京公演終了後、既にひと月以上経ってもいるので、“思い出し”を兼ねて全国ツアー・ヴァージョンの稽古が行われているのである。
今日の稽古場は、帝劇公演に向けて稽古していた9月の稽古場とは何だか印象が違っていた。みんな楽しそう……と言うか、みんな9月の稽古時より仲良しになっている!
しかし、考えてみればそれも当然であろう。9月の稽古の後、キャストの皆さんは1か月に及ぶ本番を一心同体で乗り切ってきたわけである。仲良くならない方がどうかしている。
と言うわけで、稽古場のあまりにも楽しそうな雰囲気にちょっと気おされた私であった。
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