『ローマの休日』通信 愛知公演開幕
12月19日(土)
ミュージカル『ローマの休日』愛知公演が開幕した。
愛知公演の会場は名古屋・伏見の御園座(みそのざ)である。
御園座は明治29年(1896)に創業した大変に歴史のある劇場で、何度かの建て替えを経て、現在の劇場は2018年に開場した。
新劇場になってからは昨年の『ダンス オブ ヴァンパイア』に続いての訪問となるが、建て替えの以前にも随分とお世話になっている。20代で私が演出部だった時代に、森繁久彌さんの公演などで何度となく訪れた。思い出も少なくないが、それはまた別の話。
さて『ローマの休日』である。
客席は間隔を開けた配置で販売されている。それでも今日は少なくないお客様がご来場くださった。ダブルキャストは王女が土屋太鳳さんでアーヴィングが太田基裕さん。ジョーは愛知以降は加藤和樹さんのシングルである。
人と接することを避けることが日常となっている今では、客席のお客様の息遣いに触れただけでも胸が熱くなる。それに加えてオーケストラの生演奏、舞台上の“マスクをしていない”人々の交流。表情が見えることがこんなにも雄弁であったとは。
カーテン・コールでは立ち上がって拍手してくださる方々も。この日を待ち望んでいたのは我々だけだは無かったのだなぁ……。
明日はダブルキャストのもうひと組、朝夏まなとさんと藤森慎吾さんの初日である。キャストのシャッフルは明後日から始まる。
『ローマの休日』愛知公演は12月25日(金)まで。
ご無理のない範囲でどうぞよろしくお願いいたします。
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