帰って来た『オトコ・フタリ』通信
11月10日(火)
稽古は今日で全体の半分程度まで進んだ。
登場人物3人だけの芝居では、キャストの皆さんは「他の誰かの出番の間にひと休みする」というようなワケには行かない。舞台上でも気の抜ける暇がない。膨大な台詞を喋り、或いは聞き、そして反応し、行動しなければならない。それには大変な集中力が不可欠となる。
が、“大変に集中する”ことはエネルギーを思いのほか消費する。稽古を数回繰り返すとキャストの誰かが“電池切れ”のような状態になり、不可欠な集中も途切れがちとなる。
そんな時は糖分の補給である。低血糖になるとボ~っとして集中力が無くなる、無気力になる、イライラして落ち着かなくなる……とネットにも記してあった。
糖分の補給方法は人それぞれであるが、リンゴやバナナなどのフルーツをつまんだり、飴やチョコレートを口にしたり、甘いジュースなどで補給する人もいる。因みに私はチョコレートであることが多い。
話は変わる。
美術デザイナーの伊藤雅子さんが舞台美術の模型を稽古場に持ってきてくれた。
決して大掛かりではないが機能的な使い勝手の良いセットである。実際の大道具もこの模型のように仕上がってくれたら嬉しい。
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