『オトコ・フタリ』通信
11月4日(水)
保坂知寿さんが演じるのは禅定寺家の家政婦・中村好子(なかむら よしこ)である。
好子は禅定寺家に来て6年になる。
炊事、洗濯、掃除、買い物……など、禅定寺家の家事は恐らくすべて好子が切り盛りしている。恭一郎も絵を描くこと以外のすべてを好子に一任している。そして好子は、どうやら恭一郎の次作——集大成となるはずの“愛”をテーマにした大作——の行方が気がかりであるらしい。
そんな折に須藤冬馬は現れた。冬馬は……。
今回、稽古場の空間にも稽古のペースにもゆとりがあることは昨日までに記した通りである。
『オトコ・フタリ』が出演者3人だけの“こぢんまりとした芝居”であることがその“ゆとり”をもたらしているのであるが、キャストが3人だけしかいないということは、別の言い方をすれば舞台上の3人はほぼ“出づっぱり”だということである。
稽古場や稽古のペースにゆとりを持たせているのは、逆に言えば、それだけ3人が大変な芝居だ……ということなのかもしれない。
がんばれ~!
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